【令和8年熊本地震】停電・断水の避難生活で命を守る、熱中症・脱水の見分け方

【令和8年熊本地震】停電・断水の避難生活で命を守る、熱中症・脱水の見分け方

記事
コラム
2026年7月28日、熊本県で
最大震度7の地震が発生しました。

被災された皆さま、
避難を続けておられる皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。

暑い時期の避難生活では、
停電で冷房が使えないこと、
断水で水分を控えてしまうこと、
慣れない場所で眠れず体力が落ちることが重なり、
熱中症や脱水が起こりやすくなります。

「のどが渇いていないから大丈夫」とは限りません。
特に高齢の方、乳幼児、持病のある方、介護が必要な方は、
周りの人が小さな変化に気づくことが大切です🌸

まず大切な3つ
①飲めるうちに、少しずつ水分をとる
②風通し・日陰・冷やせる場所を探す
③「いつもと違う」を見逃さない

トイレを気にして水分を控える方もおられますが、
脱水は熱中症につながります。
飲める状態なら、一度にたくさんではなく、
ひと口ずつ、こまめに飲みましょう。

汗をたくさんかいた時、
食事が十分とれない時には、
経口補水液や塩分を含む飲み物も選択肢です。

ただし、心臓・腎臓の病気などで、
水分や塩分を制限されている方は、自己判断で多く飲まず、
医療者や避難所の救護スタッフに相談してください。

★熱中症・脱水を疑うサイン★

次のような様子があれば、涼しい場所で休み、
水分が飲めるかを確認してください。

だるい、頭が痛い、めまいがする
吐き気がある、足がつる
口・舌が乾いている
汗が極端に少ない、または汗が止まらない
尿の回数が少ない、尿の色が濃い
手足が冷たい
ぼんやりしている、返事が遅い、いつもより元気がない

高齢の方は「しんどい」と言わず、
急に口数が減る、食べなくなる、
居眠りが増える、ふらつくという形で出ることもあります。

介護家族の方は、「今日は何杯飲めたかな」「トイレは行けているかな」
「受け答えはいつも通りかな」と、短く確認してあげてください。


★ツルゴールテスト(皮膚の戻りを見る方法)

ツルゴールテストは、
皮膚の戻る速さから、
脱水の可能性をみる簡単な確認方法です。

<やり方>

鎖骨の下あたり、
または手の甲の皮膚をやさしくつまみます。
1~2秒後に手を離します。
皮膚がすぐ戻るかを見ます。

皮膚がつままれた形のまま、
3秒以上戻らない時は、脱水が疑われます💦

ただし、高齢の方は年齢による皮膚のたるみで、
脱水がなくても戻りが遅く見えることがあります。
ツルゴールテストだけで判断せず、
口の乾き・尿の量・元気さ・手足の冷たさなど、
いくつかのサインを一緒に見てください。


★すぐに119番を考える目安★

次の状態では、無理に飲ませず、119番通報を考えてください!

呼びかけへの返事がおかしい、意識がはっきりしない
自分で水分を飲めない
けいれんしている
まっすぐ歩けない、倒れた
何度も吐く
体が非常に熱い、急にぐったりした

待つ間は、できるだけ涼しい場所へ移動し、
衣服をゆるめます。
**体温を下げるため、首・わきの下・足の付け根に、
濡らしたタオルや、布で包んだ保冷剤を当てましょう。
**太い血管が通る場所を冷やすことで、体の熱を下げる助けになります。

※意識がはっきりしない方、自分で飲めない方に、
口から飲み物を入れるのは危険です。

★停電・断水の中でできる工夫★
日中の移動や片づけは、
できるだけ朝・夕の涼しい時間にする。
車内は短時間でも高温になりやすいため、
暑さをしのぐ場所として長時間使わない。

うちわ、扇子、濡らしたタオル、保冷剤を活用する。
保冷剤は直接肌に当て続けず、必ずタオルなどで包む。
一人で我慢せず、近くの人と「水分飲めた?」
「顔色大丈夫?」と声をかけ合う。

赤ちゃん、高齢者、障害や持病のある方を優先して見守る。

避難生活では、「迷惑をかけたくない」と
我慢してしまう方が少なくありません。
でも、早めに「少ししんどいです」
「水分が足りないかもしれません」と伝えることは、
命を守る大切な行動です。

被災地で過ごされる皆さまが、
少しでも安全に、少しでも休めますように。

どうか一人で抱え込まず、
周囲や避難所のスタッフを頼ってくださいね🌸
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