シナリオを外注する前に決めておくこと

シナリオを外注する前に決めておくこと

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小説
 はじめまして、西月あまねです。
 小説や物語だけでなく、同人ゲーム、インディーゲームのシナリオもお引き受けしています。依頼前に決めておくとスムーズな項目をまとめました。

■1. 総文字数と、その内訳

「フルプライス級」ではなく、数字でお願いします。

 体感の目安はこうです。30分で終わる短編なら1〜2万字。2〜3時間の中編なら5〜10万字。分岐がある場合は、共通ルート何字・個別ルート何字×何人、という内訳まで決まっていると、見積りが正確になります。

 分岐の数は、文字数を倍々で増やします。ここが未確定のまま進むと、制作全体が破綻します。

■2. 立ち絵と表情差分の数

 シナリオは、素材の制約を前提に書きます。

 表情差分が3枚しかないキャラクターに、繊細な感情の揺れは書けません。逆に、差分が多いなら台詞を減らして表情で見せられる。差分リストが確定していれば、それに合わせた書き方をします。

 未定の場合は「最低これだけは用意できる」というラインをお知らせください。

■3. 演出指示をどこまで書くか

 シナリオライターがどこまで踏み込むかは、サークルによって違います。

A:本文と話者のみ。演出は演出担当が付ける
B:立ち絵・表情・BGM・SEの指示まで書く
C:Bに加えて、画面効果や間の指定も書く

 どれでも対応しますが、決めておかないと二度手間になります。個人的にはBを推奨しています。沈黙や間はシナリオ側で設計しないと、意図が伝わらないためです。

■4. 納品形式

 テキスト、Excel、Googleスプレッドシート、または使用エンジンのスクリプト形式。エンジン(Ren'Py、ティラノスクリプト、吉里吉里など)が決まっていれば、その記法で納品することも可能です。

 Excelの場合、列構成(話者/本文/表情/背景/BGM/備考)を先に指定していただけると、そのまま実装に回せます。

■5. 世界観資料の有無

 すでに設定資料があるなら、共有してください。ない場合、こちらで設定を固める作業から入るので、その分の工数が加わります。

「キャラは決まっているが世界観は曖昧」という状態が一番多いです。その場合は、設定作成込みでお見積りします。

■6. 権利の扱い

 納品後の著作権譲渡、クレジット表記の有無、二次利用の範囲。同人販売なのか商業展開の可能性があるのかで、条件が変わります。最初に決めておきましょう。

■7. スケジュール

 シナリオは制作工程の最上流にあります。ここが遅れると、絵も音も実装も全部止まる。

 逆算して、いつまでに全文が必要か。分割納品が必要なら、どの単位で区切るか。共通ルート先行納品、といった形にも対応します。

■まずはご相談ください

 上記が全部決まっていなくても構いません。プロット段階、あるいは「こういうゲームを作りたい」という企画段階からのご相談も歓迎です。

 制作規模と予算感をお伝えいただければ、現実的な落としどころをご提案します。

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