AIでWebサイトが作れる時代に、デザイナーは何を売るのか?

AIでWebサイトが作れる時代に、デザイナーは何を売るのか?

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デザイン・イラスト

必要なのは、作る力より「何を作るか」を決める力

ここ最近、AIの驚異的な進化によって、デザイナーの仕事は奪われるのではないか、と言われています。

レイアウトを組む。
コピーを考える。
画像を生成する。
コードを書く。

これまでデザイナーやエンジニアが時間をかけていた作業を、AIが短時間でできるようになりました。

専門的な知識がなくても、一定の見た目を持つWebサイトを作れる時代です。

では、これからデザイナーは必要なくなるのでしょうか。

わたくしは、そうは思いません。

ただし、「Webサイトを作れます」というだけで、指示された制作作業しかしていないデザイナーは、今後選ばれにくくなると思っています。

作る前に、決めなければならないことがある

AIへ、

「おしゃれなコーポレートサイトを作ってください」

と依頼すれば、それらしいWebサイトを提案してくれます。

しかし、そのサイトが企業の課題を解決し、問い合わせや採用、売上につながるかは別の話です。

Webサイトを作る前には、決めなければならないことがあります。

何のためにWebサイトを作るのか

誰に見てほしいのか

ターゲットは何に悩んでいるのか

競合と比べて何が違うのか

何を最も強く伝えるのか

見た人にどんな行動をしてほしいのか

どんな印象を持ってもらいたいのか

ここが曖昧なままでは、AIへ適切な指示を出すこともできません。

きれいなWebサイトは作れても、誰に何を伝えるサイトなのかがわからないものになります。

AIの答えは、問いによって変わる

AIは、与えられた情報をもとに多くの案を出してくれます。

しかし、どの案を採用するかは、人が判断しなければなりません。

たとえば、クリニックのWebサイトを作る場合でも、

「清潔感のあるデザインにしたい」

という情報だけでは不十分です。

患者さんは、何に不安を感じているのか。
どのような症状で来院するのか。
競合ではなく、そのクリニックを選ぶ理由は何か。
専門性と親しみやすさのどちらを強く見せるのか。
予約前に、どんな疑問を解消する必要があるのか。

ここまで整理して初めて、必要な構成、コピー、デザインの方向性が見えてきます。

AIから得られる答えの質は、どのような問いを立て、何を伝えるかによって変わります。

これから重要になるのは、AIを使えることだけではありません。

AIへ指示する前に、何を考えるべきかを理解していることです。

実際に求められていたのは「構成・コピー・見せ方」だった

先日、あるクリニックのWebサイトについて相談を受けました。

相談内容は、単にデザインをきれいに整えてほしいというものではありませんでした。

AIを前提とした制作が増えているなかで、先方がわたくしに求めていたのは、

「どのような構成にすれば、強みが伝わるのか」
「どんなコピーなら、患者さんの不安を解消できるのか」
「何を優先して見せれば、選ばれる理由が伝わるのか」

という、構成・コピー・見せ方の部分でした。

実際に競合サイトと比較すると、見直すべきなのは色や装飾だけではありませんでした。

ターゲットの悩みが十分に示されていない。
選ばれる理由が深く伝えられていない。
情報の優先順位が曖昧になっている。

必要だったのは、見た目を整えることよりも、誰に何を伝えるのかを再設計することでした。

クライアントがプロに頼むのは、判断してほしいから

クライアントがプロに求めているのは、制作作業だけではありません。

「今の課題は、どこにあるのか」
「何を強みとして打ち出すべきか」
「どの情報を優先すべきか」
「どの表現が自社に合っているのか」

を、一緒に考えてほしいと思っています。

AIから10案のキャッチコピーが出てきても、どれが適切なのかを判断するには、

ターゲットの心理

商品やサービスの強み

競合との違い

ブランドの立ち位置

Webサイトの目的

を理解していなければなりません。

プロに依頼する価値は、必要な情報を集め、複数の選択肢から、その企業に合った方向を判断できることにあります。

デザイナーが売るべきものは、制作物だけではない

これからのデザイナーに必要になるのは、

ヒアリングで本質的な課題を見つける

ターゲットを理解する

競合との違いを整理する

訴求内容を決める

情報の優先順位を設計する

ブランドの世界観をつくる

根拠を持って提案する

ところまで考える力です。

AIに任せられる制作作業は活用しながら、人にしかできない判断へ時間を使う。

Webサイトという成果物だけではなく、そこに至るまでの戦略と判断も提供する。

これが、AI時代にデザイナーが売るべき価値だと考えています。

「作る人」から「何を作るべきか提案できる人」へ

AI時代にプロへ依頼する理由は、きれいなWebサイトを作ってもらうためだけではありません。

事業の課題を整理し、誰に何を伝えるべきかを決め、成果につながる形へ導いてもらうためです。

これからデザイナーが売るべきものは、制作物だけではありません。

その先にある、クライアントが実現したい未来です。

わたくしのメンタリングでは、デザインの作り方だけでなく、ヒアリング、課題整理、ターゲット分析、情報設計、コピー、提案まで一緒に学びます。

「AIが普及するなかで、何を身につければよいかわからない」
「指示されたものを作るだけの状態から抜け出したい」

という方は、一度お話を聞かせてください。

無料相談では、現在のスキルや目標を伺い、これから選ばれるために何を学び、どのように進めればよいのかを具体的に整理します。
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