死亡。

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コラム
というワケで、検査の予定がたくさん入っているにも関わらず、テルミさんは15日に安らかに、本当に安らかな「あ、良い夢見てるんだな」と、思うような気持ち良さそうな寝顔もとい、死に顔をして亡くなりました。
なんだか、もう、救急隊員の方や警察の方まで半笑いなので「?」と思っていたら、警察の方が「ああ、すいません。いえね、昨今、こんな安らかな顔のご遺体なんてなかなかないもんですからね(笑)」という感じで、仏の顔を見てホッコリすることなんかなかなか無い現場の方々もみんなうんうんと警察の方のいうコトに頷いていました。

私自身、ご遺体が死んだ人間なのだと認識するまでにしばらくかかりましたからね。「テルミさん?おやつだよ?」と声をかけても幸せそうな寝顔をしているので、まあ、こんなに良く寝てるならクッキーは3時のおやつに回して、寝かせておいてやるか。にしても何も掛けないのは風邪引くかな?と思って布団を掛けようとしたら布団が妙に冷たい。よく見ると胸の部分が上下しておらず、口に手を寄せても呼吸が無い。胸に耳を当てても拍動が無い。
これはイカンと思ってテルミさんの口を開けさせて気道を確保して、心臓にありったけの力でマッサージ。

「テルミさん!?テルミさん!起きて!おやつだよ!起きなよ!」
たまに頬っぺたを叩いたり、いつもの起こし方でおでこをペチペチ叩いたり。
でも、反応無。縋るような気持ちで、主治医に電話。
「こんなところに電話かけるヒマがあったら救急呼んでください。」と、サラリとスルー。で、救急に電話すると「火事ですか?救急ですか?」の声。「母が拍動も呼吸も無いんです!一応心臓マッサージも試したんですけど…。」と訴えると、「じゃあ、救急が来るまで心臓マッサージを続けてください。」の指示。もうたくさんやったんだけどな…と、思いつつスマホをスピーカーホンに切り替えて脇に置くと「聞こえますか?この、ピ、ピ、っていうリズムに合わせて胸が凹むくらい体重も欠けて上下してください。」と、言われ、仕方が無いのでそのようにマッサージをしていたら、「マッサージしながらでも結構なので住所を聞きましょうか。」いやいや結構大変なんだけど「あと10分くらいで救急隊が着きますからね。」の励ましに「10分も?」と、思いつつ、電子音がピ、ピ、というのに自然に引き込まれて、気がついたら救急隊の隊員さんが「替わります。」と、言って私に下がるように言ってテルミさんの着衣を剥いで、肌に電極を貼っていく。(続く)

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