高校数学Ⅰ-Ⅰ数と式の計算 6.平方根

高校数学Ⅰ-Ⅰ数と式の計算 6.平方根

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コラム
皆さんこんにちは。お読みいただきありがとうございます。
8月に入っても酷暑日がまだまだつづいていますね。体調に気を付けていきましょう。では、早速、、、
高校数学Ⅰ-Ⅰ数と式の計算 6.平方根
進めていきましょう。

1.例題
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2.解答
8_2.jpg


全問正解の人は、解説を読む必要はありません。

3.解説
さて、平方根とは何でしょうか?
平方根とは、自分自身の数を掛け合わせると、その自然数になる数を言います。日本語だとわかりにくいので、式で表すと、
√2×√2=2
ということです。
一般化すれば、
√n×√n=n
となります。

なんだか、√が表記がおかしく見えますが、これはブラウザ上で入力するとこんな形になってしまうのです。すみません。。。
皆さんが、ノートに書く時は
8_4.png

としてくださいね。

では、解説を始めます。

①25の平方根は?
この設問のなかには、「2乗すると25になる数は?」という質問が隠れています。読み解けましたか?
2乗すると25になる数>5
と思ったあなた。半分正解です。
2乗すると25になる数は、もう一つあります。忘れがちですが、-5。
この設問の解答は±5(もちろん、5,-5でも正解です)になります。

②7の平方根は?
これは、①の応用問題。この設問の中に隠れている質問は、、、
「2乗すると7になる数は?」
です。
2乗すると7になる数、、、そんなのあるかしらと思った方。思い出してください。平方根を。
「自分自身の数を掛け合わせると、その自然数になる数」
ここでは、√7と-√7が該当します。
√7×√7=7
-√7×(-√7)=7
よって答えは±√7(もちろん、√7,-√7でも正解です)になります。

③√16=
√の中身、素因数分解してみましょう。
素因数分解、覚えていますか?
ある数を素数(1と自分自身でしかわれない数)で表示すること。
例えば、4= 2×2=2² 
9=3×3=3² 
12=2×2×3=2² ×3
という形です。
さて、
16=2×2×2×2=2² ×2² (=4²)
となります。

「平方根とは、自分自身の数を掛け合わせると、その自然数になる数」
でしたね。
この逆を考えます。すなわち、
n=√n×√n
数式の右辺と左辺を入れ替えただけではありませんか。。
これで何がわかるかというと、
2=√2×√2
4=√4×√4=√16
あれ?
√16=4
答えが見えてしまいました。
√16=√4²=4
というのが計算式。

納得いきましたか?

次の問題も解いてみましょう。

④√48=
これも、③の方法に習ってルートの中を素因数分解してください。
48=2×2×2×2×3=2² ×2² ×3(=4²×3)
ここからどう進めばいいのか、、、

ここで鉄則。
偶数乗のものは、√の外に出す
奇数乗のものは、1乗を√の中に残して、それ以外は√の外に出す
√の外に出すときは、べき乗に1/2を掛ける

日本語だと、わかりにくいかもしれません。実際にやってみましょう。
べき乗は偶数を赤、奇数を青で示します。
8_5.png

「√の外に出すときは、べき乗に1/2を掛ける」ので、
√の外には、
8_6.png
が出てきます。
すなわち、2×2

√の中には3が残っています。

これより、
√48=√2² ×2² ×3
=2×2√3
=4√3
となります。

実は、
8_7.png

(2の2分の1乗とよみます)
この考え方は、高校数学の領域です。

しかしながら、
「平方根とは、自分自身の数を掛け合わせると、その自然数になる数」
という定義を考えると、「自分自身の数が2分の1乗のとき、その数どおしを掛け合わせると、その自然数になる」という定義に読み替えた方がわかりやすいかと思います。

⑤4√5×3√2=
ここからは、ルートのある掛け算です。
a√bの時、aは整数、bは無理数です。要は、√の外と中では住んでいる世界が違います。そのため、掛け算は、√の外と√の中を別々に計算します。
4√5×3√2
8_8.png
=4×3×√5×√2
=12√10

もう一問、解いてみましょう。

⑥3 √6×2 √2
=3×√6×2×√2
=3×2×√6×√2
=6√12

できた!と思ったそこのあなた。惜しい。
√12はもう少し簡単にできます。先ほどの素因数分解を思い出して。
12=2×2×3=2² ×3
すなわち、√12=2√3

6√12
=6×2√3
=12√3
が正解になります。

⑦4 √3+2 √3+2√2
今度は、足し算です。
√3=aと考えると、

4 √3+2 √3+2√2
=4a+2a+2√2
=6a+2√2
=6√3+2√2
となります。

足し算の時は、同じ√同士を加えることができます。
間違っても、
6√3+2√2は8√5
などと足したりしないでください。
4a+2a+2b=6a+2b
になるように、
√3+√2
では、√内の数字が異なる(3≠2)なので、足し算できません。

⑧√12+ 3√3
では、足し算の応用問題です。
√内の数字が異なる(12≠3)なので、足し算できません。
と思った方。√12をちょっと分解してみてください。
素因数分解を思い出して。
12=2×2×3=2² ×3
すなわち、√12=2√3

すると、
√12+ 3√3
=2√3+ 3√3
=5√3
と計算できます。

8_9.png

続いて、引き算と、分数に√がついている場合。
まずは、分数について考えていきます。
分母に√2がある。何?と立ち止まってください。
このままでは、計算できないので、分母を有理化します。
分母の有理化とは、分母と同じ無理数を分母と分子に掛けること。
やっぱり、日本語だとわかりにくいので、数式で。
8_10.png

もちろん、分母と分子に同じ数を掛けているので、元の式と数値は変わらない。けれども、そんなことをして、何の意味があるのか?実は、分母から√がなくなります。
8_11.png

意味の分かる分数になったと思いませんか?
ピザを思い浮かべてください。
ピザをa等分することはできますが、ピザを√a等分することは意味不明。
分数は、何かを等分すること(割ること)を示すので、分母は有理数の方がわかりやすい。

さて、少し長くなりましたが、
8_12.png

計算の最終行は、約分です。
これで、分数に√を含む場合の分母の有理化ができました。
引き算、あと一息。一気にいきましょう。

√50をちょっと分解してみてください。素因数分解を思い出して。
50=5×5×2=5² ×2
すなわち、√50=5√2

よって、
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となります。

8_14.png

これ、まずは、分配の法則で解いてみます。
8_15.png

分配の法則、お忘れの時は、下記のブログで復習してください。


便利な公式
8_16.png


を覚えていれば
8_17.png

となります。

ここまでは、中学校で習った平方根の復習でした。
ラスボスは、高校数学ではじめてお目にかかる分母の有理化(分母にルートの足し算引き算がある場合)です。

8_18.png
問題⑩の時は、分母がルートになっていました。
今回は、ルートの引き算が含まれます。

これは、知らないとできない有理化です。
展開の公式
(a+b)(a-b)=a²-b²
を思い出してください。
この公式を活用すると、分母のルートを消すことができます。

すなわち、分母と分子に
√5+√3
を掛けます。

8_19.png

最後の約分をお忘れなく。

4.終わりに
平方根の計算、お疲れ様でした。
後は、慣れです。問題演習を頑張りましょう。



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