高橋晋弥の為替展望 この先150円台はあるのか!?

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今年に入ってからのドル円を見ると、綺麗なエリオット波動を形成しながら上昇しており、現在はその5波目になります。現在のドル円は米金利に沿った動きとなっており、8月29日には147円台前半までドル買いが進み年初来高値を更新しました。しかし、JOLTSの求人件数が予想よりも弱かったことをきっかけに反転下落、その後は1日の雇用統計まで上値が重たい展開が続きました。米雇用統計では失業率が増加したことから一時144円台半ばまで下げたものの、長期的な上昇方向に向けて再び146円台まで戻しての引けとなりました。
着実に円売りポジションが積みあがっていたことからJOLTSをきっかけにポジション調整が入り、雇用統計で底打ちとなり米国が3連休を控えて市場参加者も少ない中で思いのほか反発が強かったということとなります。印象としてはまだ下がったところでの押し目買いが根強いと言ってよさそうです。
ドル買いの背景にあるのは依然として絶対的な日米金利差があり、中期以上のポジションを持つには日々のスワップ金利が重くのしかかるため、どうしても円売りが優勢になります。そこに、現在は原油価格の高騰もサポート材料になっています。しかし、先週の動きを見ているとザラ場では長めの陰線が目立ち、短期勝負であればドル売りで仕掛けたいという動きも増えてきたように思えます。さらに148円付近からは介入警戒感もあり、相場観は売り買いが入り混じってくることになるでしょう。
米金利(10年債利回り)も8月22日の4.36%台で目先のピークをつけたと考えると、来週は146円割れは買い、148円超えは売りという流れになりやすいと見ています。
次の重要なイベントは来週13日の米国CPIとなりますので、それまでは動いたとしても方向感は出にくい流れが続きやすいでしょう。
今週は年初来高値更新の動きもあり、147円台に乗せた時には警戒感はあっても実弾介入は無さそうだという雰囲気でしたから、おそらく市場参加者は150円の大台をどこかで試したいといういっぽうで、財務省としてはそのような動きが出てきたら、どこで介入をするのが効果的かと考えている段階に思えます。
上述の通り、ごく短期的には147円台後半で目先の高値をつけたと見られ、また中期的には安値を切り上げる展開が続いていることから、押し目があれば買いという流れに変化はありません。テクニカル的には7月安値と8月高値の38.2%押しとなる143.49レベルがサポートとして控えていますが、先週の動きを見る限り145円割れにはドル買いオーダーが並んでくるでしょう。
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