去る2026年2月8日に衆議院選挙が行われ、自民党が戦後初めて1党だけで全体の3分の2を超える、316議席を獲得しました(定数は465のため、議席占有率にすると67.9%となる)。
投票率は前回(2024年10月)よりも2.41%高い、56.26%でしたが、それでも投票率70%台が当たり前だった、昭和時代には遠く及ばないと言えます。
この2026年の衆議院選挙では、若者を中心に高市内閣の支持率が高い水準で推移していました。
高市内閣に対する若者たち(特に10代から20代)の熱狂的な支持は、「サナエ推し」とも形容されていた程です。
そのため、前回の衆議院選挙で惨敗していた自民党が復調することは予想されていましたが、そもそも衆議院選挙自体が前回からわずか1年4か月しか経っていません。
なお、1年4か月での衆議院解散は戦後3番目に短いものですが、それより短い2例(1953年と1980年)はいずれも内閣不信任案が可決されたことに伴う衆議院解散でした。
つまり、内閣不信任案の可決を伴わないケース(7条解散)としては、戦後最短であったわけです。
さらに、この選挙では前回、裏金問題で比例との重複立候補が認められなかった候補者や、自民党の公認が得られず無所属で出馬していた候補者や、そもそも出馬を断念していたはずの候補者の大部分(49人のうちの45人)がまるで何事も無かったかのように、自民党公認で再度立候補していました。
それなのに、裏金問題などを(認知症でも無いのに)きれいさっぱり忘れて、何も考えずに高市首相(総裁)の率いる自民党にホイホイ票を投じるのは、日本の選挙自体がただの「AKB48選抜総選挙」(2009年~2018年)や、「サンリオキャラクター大賞」(1986年~)などと同じような人気投票へと成り下がっている、何よりの証拠と言えます!
そのような若者たちの「推し活選挙」を、『こち亀』の大原部長みたいに「バカモーン!」と言って強引にでも止めさせることができない、日本の有権者の民度の低さもまた問題と言えます!
そこで、本記事では2026年の衆議院選挙で、野党の絶対得票率が●%上昇していた(有権者の100人に●人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金問題で名前が取り沙汰されていた候補者の当選を何人、阻止することができていたのか?
その上で、投票率が昭和時代の国政選挙と同じ、70%台に達していた(今回の場合、野党の絶対得票率が14%上昇していた)ら各党の議席はどうなっていたのか?
これらの結果を、シミュレーションという形で1%ずつ示そうと思います。
シミュレーションの手順
ここからは、2026年の衆議院選挙の結果を使ってシミュレーションを行います。
ここでは野党候補の惜敗率が、全289小選挙区の中で最も高かった佐賀1区を例に取りますが、この選挙区では減税日本・ゆうこく連合の共同代表でもある原口さんが、自民党の岩田さんに1192票差で敗れていました(原口さんは比例復活もできずに落選)。
<実際の結果・投票率57.74%>
当 岩田 和親 自・前 84220
原口 和博 ゆ・前 83028
重松 貴美 参・新 17229
当時、佐賀1区の有権者は全部で32万8646人いましたが、この時の選挙で棄権した3288人の有権者が岩田さん以外の2人に、ランダムに投票していたら、結果は下記のように変わっていました(1票以下の端数は切り上げ)。
<野党の絶対得票率が1%上昇した場合の結果・投票率58.74%>
当 原口 和博 ゆ・前 84672
比 岩田 和親 自・前 84220
重松 貴美 参・新 18873
なお、比例九州ブロックでは自民党が10議席を獲得していましたが、野党の絶対得票率が1%上昇すると、岩田さんは小選挙区での当選ではなく、比例での復活当選となるため、自民党の比例名簿に名前が残ることになります。
この結果、河野さんが当選圏外に弾き出される(落選する)ことになります。
<実際の比例九州ブロック・自民党の名簿・1位は省略>
32 上野 宏史 元・当
33 保岡 宏武 元・当
34 阿部 弘樹 前・当
35 白坂 亜紀 前・当
36 河野 正美 元・当
37 島田智哉子 新
38 加藤 一郎 新
<野党の絶対得票率が1%上昇した場合の比例九州ブロック・自民党の名簿・1位は省略>
32 上野 宏史 元・当
33 保岡 宏武 元・当
34 阿部 弘樹 前・当
35 白坂 亜紀 前・当
36 河野 正美 元
37 島田智哉子 新
38 加藤 一郎 新
→河野さんが当選圏外に弾き出される!
以下、本記事では2026年の衆議院選挙で棄権した有権者が、小選挙区で自民・維新の連立与党(自民党推薦の無所属候補も含む)の候補者以外に、ランダムに投票していた場合を例に取ります。
比例では自民・維新の連立与党以外に、ランダムに投票していたと仮定します。
野党の絶対得票率が1%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が1%上昇していた(有権者の100人に1人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します(前・新・元はいずれも当時。以下、敬称略。野党候補の横にある「比」マークは、比例の議席が増減したことを意味する。また、{裏金}マークは前回、裏金問題で比例との重複立候補が認められなかった候補者や、自民党の公認が得られず無所属で出馬していた候補者や、そもそも出馬を断念していた候補者を意味する)。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
なし
<東京ブロック>
鈴木 美香(参・新)→ 木村 剛司(保・新) 比
比例で保守の1人目が、参政の2人目を追い抜くことによる逆転現象
<北陸信越ブロック>
菊田真紀子(中・前)→ 花岡 明久(国・新) 比
比例で国民の2人目が、中道の4人目を追い抜くことによる逆転現象
<東海ブロック>
なし
<近畿ブロック>
国重 徹(中・元)→ 島田 洋一(保・前) 比
比例で保守の1人目が、中道の5人目を追い抜くことによる逆転現象
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
河野 正美(自・元)→ 原口 和博(ゆ・前)
<各党の議席の変化>
自民316→315、維新36→36、中道49→47、国民28→29、参政15→14、みらい11→11、共産4→4、れいわ1→1、ゆうこく1→2、保守0→2、社民0→0、諸派0→0、無所属4→4、計465→465
野党の絶対得票率が2%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が2%上昇していた(有権者の100人に2人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
田嶋 要(中・前)→ 梅原 克彦(保・新) 比
比例で保守の1人目が、中道の7人目を追い抜くことによる逆転現象
山本 譲司(れ・元)→ 三好 諒(れ・新) 比
名簿1位だった三好が比例復活の資格を得るため
工藤 聖子(参・新)→ 室井 一真(参・新) 比
室井が比例復活の資格を得るため
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
なし
<東海ブロック>
世古万美子(自・新)→ 本村 伸子(共・前) 比
伊藤 恵介(参・新)→ 新谷 恵(参・新) 比
新谷が比例復活の資格を得るため
<近畿ブロック>
一谷勇一郎(維・元)→ 西郷南海子(れ・新) 比
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
牧野 俊一(参・新)→ 重松 貴美(参・新) 比
重松が比例復活の資格を得るため
<各党の議席の変化>
自民315→314、維新36→35、中道47→46、国民29→29、参政14→14、みらい11→11、共産4→5、れいわ1→2、ゆうこく2→2、保守2→3、社民0→0、諸派0→0、無所属4→4、計465→465
野党の絶対得票率が3%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が3%上昇していた(有権者の100人に3人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
前川 恵(自・元)→ 青山 大人(無・前)
尾身 朝子(自・元)→ 福島 伸亨(無・前) {裏金}
大島 敦(中・前)→ 杉村 慎治(中・前) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<南関東ブロック>
梅原 克彦(保・新)→ 田嶋 要(中・前) 比
田嶋は逆転現象で失った議席を取り戻す。
議席移動が+2%の時と正反対になるのは、中道が自民から神奈川9区の議席を奪う(自民の名簿登載者が1人増える)ことに伴い、保守に議席譲渡していた分が自民に返還されるためである。
<東京ブロック>
落合 貴之(中・前)→ 鈴木 美香(参・新) 比
比例で参政の2人目が、中道の5人目を追い抜くことによる逆転現象。
鈴木は逆転現象で失った議席を取り戻す
<北陸信越ブロック>
西村智奈美(中・前)→ 篠原 孝(中・前) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<東海ブロック>
なし
<近畿ブロック>
谷 浩一郎(参・新)→ 池上和日子(参・新) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<中国ブロック>
喜多 義典(維・新)→ 佐藤 公治(中・前) 比
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
なし
<各党の議席の変化>
自民314→312、維新35→34、中道46→47、国民29→29、参政14→15、みらい11→11、共産5→5、れいわ2→2、ゆうこく2→2、保守3→2、社民0→0、諸派0→0、無所属4→6、計465→465
野党の絶対得票率が4%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が4%上昇していた(有権者の100人に4人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
秋葉 賢也(自・元)→ 緑川 貴士(中・前)
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
横田 光弘(維・新)→ 山口 翔平(国・新) 比
<東京ブロック>
土橋 章宏(み・新)→ 落合 貴之(中・前) 比
落合は逆転現象で失った議席を取り戻す。
この議席移動は、中道が自民から東京27区の議席を奪う(自民の名簿登載者が1人増える)ことに伴い、みらいに議席譲渡していた分が自民に返還されるためである。
<北陸信越ブロック>
なし
<東海ブロック>
野村 美穂(国・新)→ 柴田 将平(国・新) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<近畿ブロック>
藤田 洋司(自・新)→ 井坂 信彦(中・前)
西郷南海子(れ・新)→ 大石 晃子(れ・前) 比
名簿1位だった大石が比例復活の資格を得るため
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
飯泉 嘉門(国・新)→ 川崎 智光(国・新) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<九州ブロック>
白坂 亜紀(自・新)→ 赤嶺 政賢(共・前) 比
<各党の議席の変化>
自民312→309、維新34→33、中道47→50、国民29→30、参政15→15、みらい11→10、共産5→6、れいわ2→2、ゆうこく2→2、保守2→2、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465(自民が単独3分の2を割り込む!)
野党の絶対得票率が5%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が5%上昇していた(有権者の100人に5人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
小林 修平(み・新)→ 梅原 克彦(保・新) 比
比例で保守の1人目が、みらいの3人目を追い抜くことによる逆転現象。
梅原は逆転現象で失った議席を取り戻す
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
なし
<東海ブロック>
なし
<近畿ブロック>
東田 淳平(自・新)→ 堀川 朗子(共・前) 比
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
なし
<各党の議席の変化>
自民309→308、維新33→33、中道50→50、国民30→30、参政15→15、みらい10→9、共産6→7、れいわ2→2、ゆうこく2→2、保守2→3、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465
野党の絶対得票率が6%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が6%上昇していた(有権者の100人に6人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
吉田 有里(自・新)→ 逢坂 誠二(中・前)
<東北ブロック>
菅家 一郎(自・元)→ 岡田 華子(中・前) {裏金}
<北関東ブロック>
石川 昭政(自・元)→ 坂本祐之輔(中・前)
西條 昌良(自・新)→ 細谷 勇人(国・新)
中根 一幸(自・元)→ 森田 俊和(中・前) {裏金}
鈴木 拓海(自・新)→ 大島 敦(中・前)
大島は逆転現象で失った議席を取り戻す
<南関東ブロック>
室井 一真(参・新)→ 宮本 寛之(参・新) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
田嶋 要(中・前)→ 大塚小百合(中・前) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため。田嶋は逆転現象によって再度、議席を失う
<東京ブロック>
鈴木 美香(参・新)→ 櫛渕 万里(れ・前) 比
比例でれいわの1人目が、参政の2人目を追い抜くことによる逆転現象。
鈴木は逆転現象によって再度、議席を失う
<北陸信越ブロック>
なし
<東海ブロック>
長田紘一郎(自・新)→ 阪口 直人(れ・前) 比
<近畿ブロック>
なし
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
阿部 弘樹(自・前)→ 山川 仁(れ・前) 比
<各党の議席の変化>
自民308→300、維新33→33、中道50→55、国民30→31、参政15→14、みらい9→9、共産7→7、れいわ2→5、ゆうこく2→2、保守3→3、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465
野党の絶対得票率が7%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が7%上昇していた(有権者の100人に7人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
村木 汀(自・新)→ 石川 香織(中・前)
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
永岡 桂子(自・前)→ 小宮山泰子(中・前)
簗 和生(自・前)→ 枝野 幸男(中・前) {裏金}
<南関東ブロック>
梅原 克彦(保・新)→ 田嶋 要(中・前) 比
田嶋は逆転現象で失った議席を再度取り戻す。
議席移動が+3%の時と全く同じになるのは、中道が自民から神奈川4区の議席を奪う(自民の名簿登載者が1人増える)ことに伴い、保守に議席譲渡していた分が自民に返還されるためである。
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
花岡 明久(国・新)→ 藤野 保史(共・元) 比
比例で共産の1人目が、国民の2人目を追い抜くことによる逆転現象
<東海ブロック>
なし
<近畿ブロック>
堀川 朗子(共・前)→ 堀場 幸子(み・元) 比
名簿1位だった堀場が比例復活の資格を得るため、議席譲渡分が返還される
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
保岡 宏武(自・元)→ 田村 貴昭(共・前)
上野 宏史(自・元)→ 大串 博志(中・前) {裏金}
<各党の議席の変化>
自民300→295、維新33→33、中道55→60、国民31→30、参政14→14、みらい9→10、共産7→8、れいわ5→5、ゆうこく2→2、保守3→2、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465
野党の絶対得票率が8%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が8%上昇していた(有権者の100人に8人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
石川 香織(中・前)→ 池田 真紀(中・前) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
大塚 拓(自・元)→ 藤岡 隆雄(中・前) {裏金}
田所 嘉徳(自・前)→ 岸田 光広(国・前)
山口 晋(自・元)→ 高井 崇志(れ・前) 比
<南関東ブロック>
岩崎 比奈(自・新)→ 太 栄志(中・前)
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
藤野 保史(共・元)→ 辻 英之(中・前) 比
若狭 清史(維・新)→ 菊田真紀子(中・前) 比
菊田は逆転現象で失った議席を取り戻す。
これら2つの議席移動は、中道が自民から石川3区および長野1区の議席を奪う(自民の名簿登載者が2人増える)ことに伴い、共産・維新に議席譲渡していた分が自民に返還されるためである。
<東海ブロック>
柴田 将平(国・新)→ 平岩 征樹(ゆ・前) 比
比例でゆうこく連合の1人目が、国民の3人目を追い抜くことによる逆転現象
<近畿ブロック>
斎藤アレックス(維・前)→ 堀川 朗子(共・前) 比
堀川は逆転現象で失った議席を取り戻す
<中国ブロック>
俵田 祐児(自・新)→ 福田 玄(国・前)
阿部 俊子(自・前)→ 亀井亜紀子(中・前)
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
なし
<各党の議席の変化>
自民295→289、維新33→31、中道60→65、国民30→31、参政14→14、みらい10→10、共産8→8、れいわ5→6、ゆうこく2→3、保守2→2、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465
野党の絶対得票率が9%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が9%上昇していた(有権者の100人に9人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
渡辺 孝一(自・元)→ 石川 香織(中・前)
石川は逆転現象で失った議席を取り戻す
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
文月 涼(自・新)→ 梅原 克彦(保・新) 比
梅原は逆転現象で失った議席を再度取り戻す
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
なし
<東海ブロック>
斉藤 里恵(自・新)→ 岡田 克也(中・前)
<近畿ブロック>
なし
<中国ブロック>
亀井亜紀子(中・前)→ 平岡 秀夫(中・前) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため
<四国ブロック>
中山 展宏(自・元)→ 白石 洋一(中・前)
<九州ブロック>
なし
<各党の議席の変化>
自民289→285、維新31→31、中道65→68、国民31→31、参政14→14、みらい10→10、共産8→8、れいわ6→6、ゆうこく3→3、保守2→3、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465
野党の絶対得票率が10%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が10%上昇していた(有権者の100人に10人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
松下 秀樹(自・新)→ 川原田英世(中・前)
<東北ブロック>
伊藤信太郎(自・元)→ 小沢 一郎(中・前)
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
伊藤 聡(自・新)→ 奥野総一郎(中・前)
長野 春信(自・新)→ 篠原 豪(中・前)
佐藤 主迪(自・新)→ 江田 憲司(中・前)
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
菊田真紀子(中・前)→ 福田 淳太(中・前) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため。菊田は逆転現象によって再度、議席を失う
<東海ブロック>
中川 貴元(自・元)→ 今井 雅人(中・前)
<近畿ブロック>
なし
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
なし
<各党の議席の変化>
自民285→279、維新31→31、中道68→74、国民31→31、参政14→14、みらい10→10、共産8→8、れいわ6→6、ゆうこく3→3、保守3→3、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465
野党の絶対得票率が11%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が11%上昇していた(有権者の100人に11人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
中川 紘一(自・新)→ 大築 紅葉(中・前)
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
上原 正裕(自・新)→ 青柳陽一郎(中・前)
<東京ブロック>
井戸 正枝(国・元)→ 細貝 悠(中・新) 比
この議席移動は、中道が自民から東京6区の議席を奪う(自民の名簿登載者が1人増える)ことに伴い、国民に議席譲渡していた分が自民に返還されるためである
<北陸信越ブロック>
古井 康介(自・新)→ 菊田真紀子(中・前)
菊田は逆転現象で失った議席を再度取り戻す
<東海ブロック>
なし
<近畿ブロック>
なし
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
村上誠一郎(自・前)→ 高橋 永(中・前) 比
<九州ブロック>
浅田眞澄美(自・新)→ 小林華弥子(中・新)
<各党の議席の変化>
自民279→274、維新31→31、中道74→80、国民31→30、参政14→14、みらい10→10、共産8→8、れいわ6→6、ゆうこく3→3、保守3→3、社民0→0、諸派0→0、無所属6→6、計465→465(自民+維新の連立与党が3分の2を割り込む!)
野党の絶対得票率が12%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が12%上昇していた(有権者の100人に12人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
なし
<北関東ブロック>
野中 厚(自・前)→ 長谷川嘉一(中・前)
中野 英幸(自・前)→ 福田 昭夫(中・前)
<南関東ブロック>
金沢 結衣(自・新)→ 中谷 和馬(中・前)
<東京ブロック>
細貝 悠(中・新)→ 松原 仁(無・前) 比
この議席移動は、無所属の候補が自民から東京26区の議席を奪う(自民の名簿登載者が1人増える)ことに伴い、中道に議席譲渡していた分が自民に返還されるためである
<北陸信越ブロック>
今 洋佑(自・新)→ 梅谷 守(中・前)
<東海ブロック>
細田 健一(自・元)→ 有本 香(保・新) 比{裏金}
<近畿ブロック>
島田 智明(自・前)→ 奥野 卓志(ゆ・新) 比
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
なし
<各党の議席の変化>
自民274→268、維新31→31、中道80→83、国民30→30、参政14→14、みらい10→10、共産8→8、れいわ6→6、ゆうこく3→4、保守3→4、社民0→0、諸派0→0、無所属6→7、計465→465
野党の絶対得票率が13%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が13%上昇していた(有権者の100人に13人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
大築 紅葉(中・前)→ 中島 良樹(参・新) 比
比例で参政の1人目が、中道の3人目を追い抜くことによる逆転現象
<東北ブロック>
御法川信英(自・前)→ 高橋千鶴子(共・元) 比
<北関東ブロック>
なし
<南関東ブロック>
なし
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
なし
<東海ブロック>
なし
<近畿ブロック>
なし
<中国ブロック>
なし
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
三原 朝利(自・新)→ 森 健太郎(保・新) 比
<各党の議席の変化>
自民268→266、維新31→31、中道83→82、国民30→30、参政14→15、みらい10→10、共産8→9、れいわ6→6、ゆうこく4→4、保守4→5、社民0→0、諸派0→0、無所属7→7、計465→465
野党の絶対得票率が14%上昇したら、結果はどう変わるのか?
もしこの選挙で、野党の絶対得票率が14%上昇していた(有権者の100人に14人が、棄権せず野党に投票していた)ら、議席は誰から誰に移るのか?
裏金議員は誰が落選していたのか?
その結果を以下に示します。
<北海道ブロック>
なし
<東北ブロック>
米内 紘正(自・前)→ 鎌田さゆり(中・前)
<北関東ブロック>
井原 隆(自・新)→ 五位野一法(保・新) 比
<南関東ブロック>
草間 剛(自・前)→ 本庄 知史(中・前)
<東京ブロック>
なし
<北陸信越ブロック>
若林 健太(自・元)→ 下条 みつ(中・前) {裏金}
<東海ブロック>
新谷 恵(参・新)→ 伊藤 恵介(参・新) 比
惜敗率の順位が入れ替わるため。伊藤は逆転現象で失った議席を取り戻す
<近畿ブロック>
なし
<中国ブロック>
新谷 正義(自・前)→ 亀井亜紀子(中・前)
亀井は逆転現象で失った議席を取り戻す
<四国ブロック>
なし
<九州ブロック>
武井 俊輔(自・元)→ 吉川 元(中・前)
<各党の議席の変化>
自民266→260、維新31→31、中道82→87、国民30→30、参政15→15、みらい10→10、共産9→9、れいわ6→6、ゆうこく4→4、保守5→6、社民0→0、諸派0→0、無所属7→7、計465→465
おわりに
今回は、野党の絶対得票率が14%上昇した場合の結果まで示しましたが、ここまで来ると、自民+維新の連立与党の議席(自民260+維新31の計291議席)を合わせても、総定数の3分の2(310)に届かないことになります。
この選挙当時、参議院では自民+維新の連立与党の議席を合わせても、過半数に5議席足りませんでした。
つまり、参議院で否決された法案を衆議院で再可決することができない、完全なねじれ国会となっていたわけです。
最終的な議席の変化は以下の通りですが、この選挙では自民党があまりにも勝ちすぎて、名簿登載者が足りずに比例の14議席を他の政党(中道6・維新2・国民2・みらい2・参政1・れいわ1)に譲渡する、前代未聞の事態まで発生していました。
チームみらいも、名簿登載者が足りずに比例の2議席を他の政党(中道1・維新1)に譲渡する事態となりました。
カッコ内は本来の議席(比例の名簿登載者不足が無かった場合の議席)の数を示していますが、ここまで来ると自民党の名簿登載者不足による、他党への議席譲渡分が全て消滅することになります。
自民316(330)→260(259)、小選挙区249→199、比例区67(81)→61(60)
維新36(33)→31、小選挙区20→20、比例区16(13)→11
中道49(42)→87、小選挙区7→49、比例区42(35)→38
国民28(26)→30、小選挙区8→11、比例区20(18)→19
参政15(14)→15、小選挙区0→0、比例区15(14)→15
みらい11→10(11)、小選挙区0→0、比例区11→10(11)
共産4→9、小選挙区0→1、比例区4→8
れいわ1(0)→6、小選挙区0→0、比例区1(0)→6
ゆうこく1→4、小選挙区1→2、比例区0→2
保守0→6、小選挙区0→0、比例区0→6
社民0→0、小選挙区0→0、比例区0→0
諸派0→0、小選挙区0→0、比例区0→0
無所属4→7、小選挙区4→7、比例区なし
計465、小選挙区289、比例区176
この選挙では前回、裏金問題で比例との重複立候補が認められなかった候補者や、自民党の公認が得られず無所属で出馬していた候補者や、そもそも出馬を断念していたはずの候補者45人のうちの、43人が当選していました(落選者は大阪5区から立候補していた杉田水脈さんと、大阪10区から出馬していた加納陽之助さんの2人のみ)。
が、この時に野党の絶対得票率が14%すると、43人のうちの8人が追加で落選していたことになります。
落選とまでは行かなくても、小選挙区ではなく、比例での復活当選となっていたゾンビ議員が4人から11人に増えていたことになります(小選挙区での当選者は39人中33人から、25人に減少)。
また、長野1区から出馬していた若林健太さんが、比例復活もできずに落選していたことになります(小選挙区での当選→比例での復活もできずに落選となったのは、この1名のみ)。
一方の野党は中道改革連合が公示前より80議席減の、87議席で踏み止まることになります。
この選挙では公明党出身者を全員小選挙区から撤退させる代わりに、比例の上位で優遇する戦略を取ったため、公明党出身者は28人全員が当選する代わりに、立憲民主党の出身者が21人しか当選できない極端な結果となりました。
が、この時に野党の絶対得票率が14%すると、公明党出身者が比例区での逆転現象の影響で1人(比例近畿ブロックの単独5位で立候補していた、国重徹さん)だけ落選する代わりに、立憲民主党出身者が実際の3倍近い、60人当選していたことになります。
特に小選挙区では、実績のある中堅・ベテランを中心に49人が当選していた計算になります。
れいわ新選組も、公示前より2議席減の6議席で踏み止まることになります。
共産党は半減の4議席から一転して、公示前より1議席増の9議席を獲得することになります。
沖縄1区で唯一持っていた、小選挙区の議席も守ることになります。
日本保守党は議席ゼロから、一気に6議席まで躍進することになります。
減税日本・ゆうこく連合も共同代表2人が小選挙区の議席を守って、さらに比例区で2議席を獲得することになります。
いずれにしろ、野党の絶対得票率が1%上がるだけで、選挙結果や、当選者の顔ぶれが大きく変わるのは明らかと言えます。
だから、この記事を見た皆さんは「バカモーン!」という一心で衆愚政治ないしは若者たちの「推し活選挙」を止めさせるべく、選挙に行って欲しいと思います!