選挙期間中にも話題になったフェイク動画を、いつまで見破れるか?どうしたらいい?と思うあなたへ

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「正直、もう追いつけない」
生成AIの話題を見るたび、そう感じている人は少なくないのではないでしょうか。
新しいツール、聞いたことのないサービス名、驚くような活用事例。
便利そうだとは思う。でも、どこか置いていかれているような感覚が消えない。
私も、まさにその一人です。

偶然の縁で出会った「AIマニア集団」

去年の秋、たまたまのご縁で、早稲田大学の「AIマニア集団」と呼ばれる学生たちと出会いました。
その中心にいたのが、彼──チームのトップの大学生です。
彼がよく口にする言葉があります。
「みやがわさん、AIなんて簡単なんですよ」
最初は、正直ピンときませんでした。
でも話を聞けば聞くほど、「確かに簡単だ」と思わされていきます。
ChatGPTに質問するだけではありません。
Gemini、Jammy……動画制作も、イラスト制作も、日本語で指示を打ち込むだけ。
ウェブサイトやランディングページですら、あっという間に公開できてしまう。

わずか数カ月で、空気が一変した

彼はこう言います。
「2年前から生成AIを使ってきましたが、去年の秋までは“生成AIっぽいよね”って、正直まだ言われていました」
ところが、去年の秋から今までの短期間で状況は激変しました。
驚くほどのスピードで進化し、
“それなり”どころか、“精緻なコンテンツ”が当たり前に作れるようになった。
ちょうど今、日本は衆議院選挙の期間です。
テレビのニュースでは、生成AIによるフェイク動画が問題になっていると報道されています。
本物か、フェイクか。
私たちは、どこまで見分けられるのでしょうか。
数カ月先には、もう見破れない時代が来るのではないか──
そんな不安すらよぎります。

AIが仕事を奪うとしたら、何が残るのか

私は彼に、率直な質問をしました。
「会社や仕事の雑務が、ほとんどAIで代用できるようになったとき、必要とされる人材って、どんな人だと思いますか?」
私自身の意見も伝えました。
私は本の編集を仕事にしています。
情報を集めて、それらしい企画を出すことは、AIでもできるかもしれない。
でも、自分の感性や経験から生まれる“核となる企画”は、まだAIには難しいのではないか、と。
彼の答えは、ほぼ同じでした。
「本当に核の部分を理解して、そこを磨いていけば、AIに怯える必要はないと思います」

最後に残るのは「信用」ではないか

もう一つ、私は彼に話しました。
スキルがあることを前提にした上で、
「この人と仕事がしたい」と思わせる人が、最後に残るのではないかという話です。
また会いたい。
また一緒に仕事をしたい。
デジタルが極限まで進化したからこそ、
人と人との触れ合い、関係性の価値が、逆に浮かび上がるのではないか。
彼は、強くうなずきました。
私がよく使う言葉があります。
「信用のクレジットを貯める」という表現です。
スキルだけではなく、姿勢や関わり方で、少しずつ積み上げていくもの。
これからの時代、
生成AIがどれだけ進化しても、信用のクレジットだけは代替できない。
そう、改めて確信しました。
では、あなたはこのスピードについていけないと感じたとき、
何を磨き、誰と、どうつながっていこうとしていますか?
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