先日、心理学者の和田秀樹さんの『心配事の9割は起こらない』という本を読みました。正確に言えば、心配事の80%は実際には起こらず、残りの20%のうち16%は改善の努力によって解消できる。つまり、残るのはたった4%。私たちが頭の中でぐるぐる考えている心配事のうち、本当に現実になるものは4%しかない、というのです。
この数字を目にしたとき、私は軽く衝撃を受けました。なぜなら、私自身、気づけば「まだ起きてもいないこと」を心配して過ごしていたからです。
そして50代になった今、「これからの人生、どう生きようか」と急に考え始めるようになりました。あなたも同じようなことを考えたことはありませんか?
同世代が歩む、さまざまな人生
私の周りにも、いろいろな生き方を選んでいる同世代がいます。
ずっと同じ会社に勤め、定年退職を目指して会社にしがみつく人。
起業して、苦労しながらも「やりたいこと」をやっている人。
海外へ移住して新しい仕事を始める人。
人生の歩み方は、本当に多種多様です。
私は何十年も会社勤めをしていましたが、今は独立し、一人で会社を運営しています。正直、最初は「会社に座っている自分」という刷り込みが強くて、不安でたまりませんでした。「大丈夫だろうか?」「生活は成り立つのか?」と何度も心配しました。
でも、実際に独立してみたら、なんとかなるものです。もちろん簡単ではないけれど、心配ばかりしていた頃より、今の方がずっと心は軽いし、自由です。この実感は、もしかするとあなたの参考になるかもしれません。
過去は変えられない、未来はわからない
よく言われることですが、時間だけはお金で買えません。そして、過ぎた過去を変えることもできません。何が起こるかわからない明日以降の未来を、あれこれ考えても時間の無駄です。
生きているのは、今この一瞬だけ。
そう考えると、「今をどう生きるか」だけを考えればいい、ということになりませんか?
これは「自暴自棄になれ」という意味ではありません。むしろ逆です。「今しかできないことをやる」「今しか行けない場所に行く」という発想です。節約することはもちろん大事ですが、それを理由に人生をケチケチして過ごしてしまうと、せっかくの時間が無駄になってしまいます。
心配事の4%しか起こらないとしたら?
和田秀樹さんの本を読み、心配事の4%しか実際には起こらないと知ったとき、私は「今、この瞬間をどう生きるか」にもっと集中しようと思いました。そう考えると、人生は“丸儲け”だと思いませんか?
あなたの頭の中にある心配事も、きっとその大半は現実には起こらないでしょう。そして、残りの少しは、努力すれば解決できます。そう考えると、心配することに時間を費やすより、行動することに時間を使いたくなりませんか?
「動く人」がチャンスをつかむ
近年のベストセラーに『移動する人はうまくいく』という本があります。動く人ほどチャンスをつかみやすい、というメッセージです。私自身、独立してからは「とにかく動く」ことを意識してきました。
新しい場所に行き、新しい人に会い、新しい挑戦をする。失敗することもあるけれど、そのたびに視野が広がり、気づけばワクワクする毎日を過ごせています。これも「未来の心配をやめて、今できることをやる」姿勢がもたらしたものだと思います。
あなたは、今この瞬間に何をしますか?
「未来を心配しても意味がない」と頭で理解していても、実際に心配をやめるのは簡単ではありません。私もそうでした。けれど、「心配事の4%しか起こらない」という事実を思い出すたびに、「だったら、今できることに集中しよう」と自然に考えられるようになってきました。
あなたも今日、この瞬間にできることを一つだけでもやってみませんか?
行きたかった場所に足を運ぶ、会いたかった人に連絡する、気になっていたことに挑戦する。
未来は誰にもわかりませんが、「今」の積み重ねだけが、確実にあなたの未来をつくっていきます。
まとめ
心配事の96%は実際には起こらないか、努力で解消できる。
過去は変えられず、未来はわからない。だから「今」を生きることに集中する。
「動く人」がチャンスをつかむ。行動こそが未来を変える。