朝、職場で上司に挨拶したら、いつもより反応がそっけない。
同僚がなんとなく不機嫌そう。
家族が黙ってため息をついている。
そんな時、
「私、何か悪いことしたかな?」
「昨日のあの言い方がまずかった?」
と、つい考えてしまうことはありませんか?
相手から何か言われたわけでもないのに、気になって仕方がない。
そして、相手の機嫌が戻るまで、自分も落ち着かなくなってしまう。
今日は、そんな「人の機嫌に振り回されてしまう気持ち」について考えてみたいと思います。
相手の機嫌が、自分の一日を左右していませんか?
例えば、朝から上司の機嫌が悪そうだと、話しかけるタイミングを何度も考えてしまう。
いつもなら普通に質問できることも、今日は聞きづらい。
必要以上に気を遣い、仕事が終わる頃にはぐったり。
でも、翌日その上司がいつも通り笑顔で話しかけてくれたら、ほっとする。
相手の態度一つで、自分の気持ちまで上がったり下がったりする。
これって、疲れますよね。
その時、何が一番怖いのでしょう?
「相手の機嫌が悪い」という出来事に対して、感じることは人それぞれです。
「怒られるかもしれない」という怖さ。
「嫌われたのかもしれない」という不安。
「私が何かしてしまった」という罪悪感。
あるいは、ピリピリした空気そのものが嫌なのかもしれません。
ここで考えてみたいのは、相手の機嫌が悪いことと、自分が悪いことは、必ずしも同じではないということ。
相手は単に疲れているのかもしれないし、別のことで悩んでいるのかもしれません。
もちろん、実際にこちらとの間に問題がある場合もあります。
でも、何も確かめていないうちから「きっと私のせいだ」と結論を出してしまうと、必要以上に自分を責めることになります。
「人の機嫌を損ねてはいけない」という思い込み
もしかすると、心の中にこんな考え方がありませんか?
「周りの人とは、いつも仲良くしていなければならない」
「相手を不機嫌にさせるのは悪いこと」
「私が気を遣えば、場の空気はよくなる」
こうした考え方は、周囲を大切にする気持ちから生まれたものかもしれません。
でも、いつの間にか、相手の機嫌まで自分の責任のように感じてしまっていたら?
自分にはどうにもできないことまで背負ってしまいます。
相手の感情は相手のもの。自分の感情は自分のもの。
相手を思いやることと、相手の機嫌を引き受けることは、違うんですよね。
今日からできる小さなこと
相手の機嫌が気になったら、心の中で一度こう問いかけてみてください。
「私が悪いという事実はある?」
「それとも、そう感じているだけ?」
事実と想像を分けてみるんです。
そして、必要な挨拶や仕事のやり取りは、いつも通りにする。
相手の機嫌を直そうと、必要以上に頑張らなくてもいい。
もし実際に自分に改善すべきことがあれば、その時に対応すればいいんです。
それでも怖さが消えない時は
頭では「相手の機嫌は相手のもの」とわかっていても、不機嫌な人を前にすると、体が緊張したり、怖くなったりすることもあります。
そんな時、マインドブロックバスター®という方法もあります。
例えば、「怒られるのが怖い」という感情をテーマに、イメージを入れ替えていくワークです。
相手の機嫌を変えるためではなく、自分の中にある心の抵抗を軽くすることを目指します。
変化には個人差がありますが、気持ちを切り替えるきっかけになる方もいます。
人の機嫌に左右される時間が少し減ったら、自分の一日をもっと自分のために使えるかもしれません。
自分と未来は変え放題。
まずは「相手の機嫌は、全部私の責任ではない」と気づくところから。
心笑(にこ)でした。