学んだことは確かにあるのに、差し出す場面になると止まる
資格の勉強は、最後までやり遂げた。
テキストも読み込んだ。
実践の練習もした。
「この学びを、いつか誰かの役に立てたい」
そう思って、ここまで来たはずなのに。
いざ「提供する」という場面を思い浮かべると、なぜか手が止まってしまう。
出品ページを開いても、何も書けない。
友人に「実は、こんなことを学んでいて」と言いかけて、やめてしまう。
「資格はある。でも、人に提供するとなると、話が別な気がする」
そんな感覚に、心当たりはありませんか。
それは、あなたの学びが足りなかったからではありません。
資格を取ることと、人に提供することは、使う心の筋肉がまったく違うからです。
勉強は、自分ひとりで完結します。努力すれば、点数や合格という形で結果が返ってきます。でも提供は、目の前に「相手」がいます。相手の反応や期待を意識した瞬間、心の中に、これまでになかった緊張が生まれるのです。
深掘り:「学ぶ側」から「提供する側」への、見えない境目
資格を取るまでは、ずっと「学ぶ側」にいました。
先生がいて、教材があって、正解がある。わからないことは、聞けば教えてもらえました。
でも、提供する側に立つと、立場が変わります。
今度は、自分が「頼られる側」になる。答えを持っている側として、相手の前に立つことになる。
この境目を越える時、人は無意識にこんなことを考えます。
「もし相手の期待に応えられなかったら」
「もし質問されて、答えられなかったら」
「もし、まだ早かったと思われたら」
ここで大切なのは、この不安は「能力の不足」ではなく、「立場が変わることへの戸惑い」だということです。
学ぶ側から提供する側へ。この変化に戸惑うのは、とても自然なことです。むしろ、真剣に学んできた人ほど、「相手に失礼のないように」と慎重になり、その慎重さが、最初の一歩を重くしてしまうのです。
潜在意識の視点から見ると
資格はあるのに提供できない時、潜在意識にこんな思い込みが隠れていることがあります。
「提供するなら、期待に完璧に応えなければいけない」という思い込み
相手の満足を最優先する人ほど、「うまくできなかったら迷惑をかける」と感じ、始める前から重圧を抱えてしまうことがあります。
「まだ学び途中の自分は、教える側に立ってはいけない」という感覚
学びに終わりがないことを知っているからこそ、「十分な状態になってから」と、提供する資格を自分に与えられなくなることがあります。
「うまくいかなかった時の自分を、見たくない」という恐れ
提供して、思うような結果にならなかった時の落胆を避けたくて、無意識に「提供する前の安全な場所」にとどまってしまうことがあります。
今日からの一歩
今日、こう聞いてみてください。
「私の学びを、いちばん必要としてくれそうな人は、誰だろう?」
大勢を思い浮かべる必要はありません。身近な友人でも、同僚でも、昔の自分でも構いません。ひとりだけ、顔が浮かぶ人を思い浮かべてみてください。
提供は、大勢に向けて始めるものではなく、「まず一人から」で十分です。ひとりの顔を思い浮かべるだけで、「提供する」という大きな言葉が、「あの人の力になる」という、少し身近なことに変わっていきます。
今日は、その人の名前を、ノートに一行だけ書いてみてください。それだけで、止まっていたものが、少しだけ動き出します。
資格はあるのに提供できないのは、能力の問題でも、覚悟の問題でもありません。「学ぶ側」から「提供する側」へ移る境目で、心が立ち止まっているだけです。
私が行っているマインドブロックバスター®は、この「提供する側に立つことへの不安」の奥にある思い込みにアプローチするセッションです。ブレーキの正体に気づき、ゆるめていくことで、学んできたことを人に差し出す一歩が、無理なく踏み出しやすくなっていきます(感じ方や変化には個人差があります)。
「資格は取ったのに、提供する場面で止まってしまう」という方ほど、準備を重ねるより先に、心のブレーキに気づくことが近道かもしれません。
気になった方は、ぜひプロフィールを覗いてみてください。
心笑⟡にこ|潜在意識ヒーリング鑑定師
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