Meta広告の準備から公開後の確認までを、AIと一緒に進めた事例をご紹介します。
広告運用というと、広告文や画像を作る仕事を思い浮かべるかもしれません。しかし実際には、誰に広告を届けるか、予算をどうするか、申込フォームに何を入力してもらうか、回答をどこへ保存するか、公開前後に何を確認するかまで、多くの作業があります。
今回は、こうした準備、設定、確認、記録、修正を一つの流れにまとめました。
大切にしたのは、AIにすべてを任せることではありません。予算、公開、個人情報、社外へ出す表現など、人が判断すべきことは人が決めます。そのうえで、繰り返し作業や確認をAIが支える形にしました。
■ 実際に行ったこと
今回の広告では、企業ごとの「AI活用仮説5件レポート」を案内しました。Meta上の申込フォームから申し込みを受け付ける広告です。
主に次の作業を行いました。
・誰に何を案内するかを整理
・伝え方の異なる広告を2本作成
・配信地域、期間、予算条件を確認
・Meta上に申込フォームを作成
・回答を保存する専用Googleスプレッドシートを準備
・テスト用の申込データを送り、正しい欄へ保存されるか確認
・公開前の確認内容と承認結果を記録
・公開後にフォームを再確認し、不具合を修正
・結果を確認し、広告を一時停止
■ 画面を開く前に、必要なことを整理
広告設定で時間がかかる原因の一つは、管理画面を開いてから考え始めることです。
今回は、誰に何を案内するか、申込のゴール、広告の伝え方、フォームの項目、回答の保存先、予算、広告を止める条件を先に整理しました。
必要なことを決めてから画面を操作すると、途中で迷う回数を減らせます。別の担当者が確認するときも、決めた内容と現在地を見ながら判断できます。
■ 申込データが届くところまで確認
申込フォームは、作っただけでは十分ではありません。
今回は、会社名、会社URL、担当者名、メールアドレス、困りごとの5項目を用意し、Meta広告専用のGoogleスプレッドシートへ接続しました。
さらに、実在しないテスト用の申込データを送り、それぞれの回答が正しい欄へ保存されることを確認しました。
この確認を毎回同じ手順で行えるようにすると、「申込が届かない」「別のシートへ混ざる」といった事故を防ぎやすくなります。
■ 公開後の不具合も、手順に沿って修正
公開後にフォームを確認すると、予定していた必須5項目に加えて、任意の自由記述欄が表示されていました。申込者から見ると、入力欄が6つある状態です。
Metaの公開済みフォームは、そのまま編集できない場合があります。そこで、人の承認を得て5項目だけの修正版を作り、広告2本へ付け替えました。
回答の保存先へ再接続し、テスト用の申込データが正しく届くことを確認してから、古いフォームを保管状態へ移しました。
問題が起きたときに、どの広告がどのフォームを使っているか、保存先はどこか、再確認が終わったかを追えることが重要です。
■ 効率化と広告成果は別の話
今回の配信は、停止時点で1,309回表示され、リンクは16回クリックされましたが、申込は0件でした。
広告Aは広告Bよりクリックされる割合が高く、1クリックあたりの費用も低い結果でした。ただし、2本が同じ回数だけ表示されたわけではないため、これだけで「広告Aのほうが良い」とは判断できません。
この結果を受け、広告がクリックされた後に、フォームを開いた人、入力を始めた人、送信を終えた人を分けて確認する必要があると判断し、広告を一時停止しました。
AIで作業を速くしても、広告成果が自動的に良くなるわけではありません。
むしろ価値があるのは、良くない結果も早く把握し、無駄な配信を止め、次に確かめることへ移りやすくなることです。
■ AIに任せやすい仕事、人が判断する仕事
AIに任せやすいのは、次のような仕事です。
・条件を整理し、画面設定へ反映する
・同じ確認項目を繰り返しチェックする
・フォーム、保存先、通知先などをつなぐ
・変更前後の状態や承認内容を記録する
・結果を見て、次に試すことを整理する
一方、次のような仕事は人が責任を持って判断します。
・予算を決める
・社外へ出す表現を承認する
・個人情報の取り扱いを決める
・広告を公開、停止する
・成果やリスクを最終判断する
すべてを自動化するのではなく、人が判断するための材料をAIが整える。この役割分担が、実務でAIを使い続けるために重要だと考えています。
■ 自社の業務にも「AI部署」を作れます
ココナラでは、Google Workspace上に業務別の担当AIを整備する「AI部署」の構築サービスを出品しています。
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会社ごとに業務や資料量が異なるため、購入前に見積り相談をお願いします。
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