Instagramが身に覚えのない「児童の性的対象化」で永久停止・Facebookも停止|米国Meta社への書留郵便が届いて約3週間で両方復活した成功事例

Instagramが身に覚えのない「児童の性的対象化」で永久停止・Facebookも停止|米国Meta社への書留郵便が届いて約3週間で両方復活した成功事例

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法律・税務・士業全般
日常の出来事をストーリーズで発信し、お子さまとの思い出の写真を長年記録してきた個人のInstagramアカウントが、ある日突然永久停止されました。表示された理由は「児童の性的対象化に関するコミュニティ規定に違反している」という、ご本人にはまったく身に覚えのないもの。画面には「この決定に対する再審査はリクエストできません」と表示され、連動してFacebookアカウントまで使えなくなりました。本記事では、事実関係と反論のポイントを整理した異議申立書を、米国内からの書留郵便(配達記録付き)でMeta社へ送付し、書面の到着から約3週間でInstagram・Facebookの両アカウントが復活した成功事例を、当事務所の実際の対応をもとにご紹介します。

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ご相談の概要

今回ご相談いただいたのは、個人で利用されていたInstagramアカウントと、それに連動して停止されたFacebookアカウントに関するケースです。Instagramは日常の出来事をストーリーズで発信する使い方が中心で、お子さまとの思い出の写真をはじめ、長年にわたる個人的な記録が蓄積されていました。成人向けの内容や過激な投稿を公開したことは一度もなく、ご本人がコミュニティ規定に違反するコンテンツを作成・投稿した事実もありません。このアカウントはお仕事上の連絡手段としても使われていました。

ある日、アプリを開くと「あなたのアカウントが停止されました」という画面が表示され、停止の理由として「あなたのアカウントを審査した結果、現在も児童の性的対象化に関するコミュニティ規定に違反していると判断されました」と記載されていました。あわせて「あなたの情報はすべて完全に削除されます」「この決定に対する再審査はリクエストできません」とも表示され、アプリ内で異議を申し立てる道は閉ざされた状態でした。さらに、Instagramと連携していたFacebookアカウントも、この措置に連動して停止されました。

停止から約1週間後、ご依頼人から当事務所にご相談いただき、停止画面のスクリーンショットをもとに利用状況や心当たりを伺ったうえで、正式にご依頼いただきました。

「児童の性的対象化」を理由とする停止とは

Metaのコミュニティ規定には、児童の安全を守るためのポリシーとして、未成年者を性的に扱うコンテンツや、児童の性的搾取に関わるコンテンツを禁止する規定が設けられています。Metaはこのカテゴリを特に重大な違反として扱っており、透明性センターでも、児童の性的搾取に関するコンテンツの投稿のような重大な違反は、1回でもアカウント停止の対象になり得る旨を説明しています。一般的な規定違反であれば警告やストライク、機能制限といった段階を踏むのが通常ですが、この類型では予告なくいきなり永久停止となることがあります。

児童を守るための厳格な運用は、社会的にも当然求められるものです。一方で、この厳格さが自動検知システムの誤判定と結び付くと、違反とは無縁の利用者が突然、最も重い処分を受けるという事態が生じます。家族写真や日常の投稿しかしていないのに同じ理由で停止されたという声は国内外のSNS上で数多く見られ、海外では報道でも取り上げられています。Meta社は2025年1月、自動システムによる取り締まりで誤りが多すぎたことを認め、自動検知の重点を児童の性的搾取などの重大な違反に絞る方針を公表しました。裏を返せば、この類型は現在も自動検知の重点対象であり、誤判定に巻き込まれた場合の影響がとりわけ大きい類型だといえます。

この停止理由の難しさは、「何が違反とされたのか」が本人に開示されない点にあります。停止画面に表示されるのは規定の名称だけで、問題とされた投稿や行為は特定されません。反論しようにも何に対して反論すればよいのか分からず、しかも「再審査はリクエストできません」と手続きの入口まで閉ざされてしまいます。

なお、児童を性的に扱うコンテンツの作成・投稿・共有は、規約違反にとどまらず、法令に抵触するおそれのある重大な行為です。本記事はそのような行為を擁護したり、違反の発覚を免れる方法を示したりするものではありません。ご紹介するのは、ご依頼人が違反コンテンツを作成・投稿した事実がなく、自動判定による誤認の可能性が高いと考えられた事案です。

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停止から復活までの経緯

ご依頼までの経緯と、その後の流れを時系列で整理すると、おおむね次のとおりです(日付は一部一般化しています)。

・7月下旬:Instagramが「児童の性的対象化」を理由に永久停止。「再審査はリクエストできません」と表示され、連携していたFacebookアカウントも停止
・停止から約1週間後:当事務所へご相談。停止画面をもとに利用状況と心当たりを聞き取り、正式にご依頼
・ご依頼から4日後:利用実態、停止の原因として考えられる事情、通知内容の問題点を整理した「アカウント停止解除申請書」の日本語原案をお届け
・その翌日:英訳が完成。InstagramとFacebookの両アカウントを1通に記載し、ご確認を経て、米国のMeta社宛に米国内からの書留郵便で発送
・8月中旬:米国メンロパークのMeta社宛に配達完了。電子配達記録(PDF)を取得し、ご依頼人へ転送
・到着から約3週間:Facebookチームから「異議申し立てを審査した結果、ページを公開状態に戻した」という趣旨の英文メールが届く
・その翌日:ご依頼人より「Facebook・Instagramともに復活し、ログインできるようになった」とご報告

心当たりとして浮かんだのは「おすすめに表示されたリールの保存」

ご依頼にあたり、停止の原因として思い当たることがないかを詳しく伺いました。ご本人が投稿した写真やストーリーズに問題となるものは見当たらず、唯一考えられたのは、Instagram上で閲覧したリール動画を、アプリの正規機能である「保存」ボタンで保存していたことでした。これらのリール動画は、ご本人が検索して探したものではなく、Instagramのおすすめ機能や広告としてフィードに表示されたものです。後で見返すつもりで保存していたものの、実際に見返すことはほとんどなかったといいます。

仮に、保存したリールの中に自動検知システムが問題ありと判定したコンテンツが含まれていたとしても、それはInstagram自身がプラットフォーム上での公開を許容し、おすすめとして利用者に表示していたものです。そのコンテンツが公開されたまま推薦され、保存も可能だったという事実は、Meta社自身の審査体制がそれを違反として検出していなかったことを意味します。正規の機能で保存しただけの利用者に、アカウントの永久停止という最も重い処分を科すのは、均衡を欠くと言わざるを得ません。

もっとも、停止の原因が本当にリールの保存だったのかは、Meta社から開示されていないため断定できません。書面では「原因として推測される事情」として位置付け、事実と推測を区別したうえで整理しました。自分で投稿していなくても、保存やいいね、シェアといった反応はアカウントの行動履歴として残ります。おすすめに流れてきた際どい内容のリールに安易に反応しないことは、予防策の一つになります。

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「再審査はリクエストできません」と表示されたら

今回の停止画面には「あなたのアカウントを審査した結果、現在も…違反していると判断されました」と表示されていました。一度審査を経たうえでの判断として示されるもので、画面下部には「この決定に対する再審査はリクエストできません」と明記され、異議を申し立てるボタンもありませんでした。

しかし、この表示も自動処理の中で機械的に付されている可能性があります。重大な事実誤認が疑われる事案についてまで一律に不服申立ての道を閉ざすのは、合理的とは言えません。そこで当事務所では、アプリ内の手続きとは別に、書面で直接、米国のMeta社に人による再審査を求める方法をとりました。書面を送れば必ず復旧するというものではありませんが、アプリ内の道が閉ざされた後に取り得る手段として検討する価値はあります。

米国内からの書留郵便による異議申立書の送付

当事務所では、事実関係と、Meta社の規定・公表方針に照らした論点を整理した「アカウント停止解除申請書」を作成し、英訳のうえ、米国のMeta社(Community Operations)宛に、米国内から配達記録の残る書留郵便で発送しました。Instagramの永久停止に連動してFacebookアカウントも停止されていたため、両アカウントの情報を1通の書面に記載し、あわせて停止解除を求めています。

Instagram・Facebookの停止解除に関する書面は、日本法人宛に送付しても、代理人弁護士から米国法人宛に送付するよう連絡があるのが実情です。当事務所では最初から米国のMeta社宛のみに送付しています。また、日本からの国際郵便ではなく、米国内の郵便として現地から書留郵便で発送することで、追跡番号と配達記録が現地基準で残ります。本件では8月中旬にメンロパークのMeta社宛に配達が完了し、受領を示す電子配達記録(PDF)を取得しました。なお、日本の内容証明郵便は国内専用の制度のため、米国宛には利用できません。

書面で整理してお伝えしたのは、主に次の点です。

・違反コンテンツを作成・投稿した事実は一切ないこと
・心当たりは、おすすめや広告として表示されたリールの「保存」だけであること(原因は推測であることも明示)
・公開・推薦されていたコンテンツの保存を理由に最も重い処分を科すのは均衡を欠くこと
・事前の警告や個別の削除通知が一切なく、判断の過程が不透明であること
・違反とされた具体的なコンテンツが特定されておらず、反論の機会が実質的に与えられていないこと
・自動検知システムによる誤判定の可能性が高いこと
・「再審査はリクエストできません」として不服申立ての道を閉ざすのは不合理であり、人による再審査を求めること
・長年の記録やお仕事上の連絡手段が失われていることと、今後の誓約。あわせてFacebookアカウントの停止解除も求めること

当事務所が行うのは、お客様ご本人の主張を整理した書類(アカウント停止解除申請書・書留郵便物など)の作成・発送の代行です。行政書士はMeta社との交渉・代理を行うことはできません。また、書面の送付により必ずアカウントが復活することをお約束するものではなく、解除を保証するものではありません。

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今回の結果:到着から約3週間でInstagram・Facebookともに復活

書面がMeta社に届いてから約3週間後、ご依頼人のもとにFacebookチームから「異議申し立てを審査した結果、ページを公開状態に戻した」という趣旨の英文メールが届きました。ご依頼人がメールを翻訳して内容を確認し、アプリを開いたところ、Facebook・Instagramともにログインできる状態に復活していたとのことです。

翌日には「翻訳したらFacebook、Instagram共に復活したみたいでログイン出来るようになりました!」とご報告をいただき、感謝のお言葉や、同じような状況で困っている知人・友人がいれば当事務所を紹介したいという温かいお言葉もいただきました。

「再審査はリクエストできません」と表示され、アプリ内の手続きが閉ざされていた状態から、書面の到着後に「異議申し立てを審査した」とする通知が届き、両アカウントの復旧に至ったことは、一つの重要な成果と受け止めています。なお、復旧に至るまでの期間や結果は個々のケースによって大きく異なり、必ず同じ結果・同じ期間になるとは限りません。

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同じ理由で停止された際の対応の考え方

・停止画面と通知は、すべてスクリーンショットで保全する(理由の文言・停止日・「再審査はリクエストできません」の表示・届いたメール)
・停止画面の「情報をダウンロード」で、写真や投稿のコピーを確保しておく
・心当たりは時系列で正直に整理する。推測にとどまる事情は「推測」と明記して事実と区別する
・連動して停止されたFacebookなどのアカウントも、1通の書面にまとめて申し立てる
・新しいアカウントを作り直さない(停止措置の回避とみなされ、新しいアカウントも停止されるおそれがあります)
・放置せず、同じ内容の申し立てを闇雲に繰り返すこともしない。アプリ内の道が閉ざされたら、書面で外部から届ける別ルートを検討する

ご相談について

SG行政書士法務事務所では、Instagram・Facebook・X(旧Twitter)などSNS凍結解除の内容証明郵便・国際郵便の作成発送代行を年間数百件規模で承っております。Instagram・FacebookをはじめとするSNSの凍結・停止でお困りの方は、ココナラの出品サービスよりお気軽にご相談ください。「児童の性的対象化」を理由とする停止や、「再審査はリクエストできません」と表示されたケース、Facebookが連動して停止されたケースも、停止画面や通知メールのスクリーンショットをもとに、対応の可否や進め方を確認のうえでご案内いたします。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的助言を構成するものではありません。掲載した事例は実際のご相談をもとに、個人が特定されないよう内容を一般化して再構成したものです。結果は個々の状況により異なります。当事務所は書類の作成・発送代行を行うものであり、相手方との交渉・代理は行いません。


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