今回は、「自分を大切にすることと、わがままの違い」についてお話ししたいと思います。
「自分を大切にしましょう」
そう言われても、どこかで
「それは自分勝手になることではないか」
「周りのことを考えない人になってしまうのではないか」
と感じる方もいるかもしれません。
特に、普段から周囲に気を配っている方や、相手を優先することが多い方ほど、自分を大切にすることに遠慮を感じやすいものです。
ですが、自分を大切にすることと、わがままは同じではありません。
わがままというのは、相手の気持ちや状況を考えずに、自分の都合だけを優先しようとすることです。
一方で、自分を大切にすることは、自分の気持ちや状態をきちんと認め、無理をしすぎないようにすることです。
たとえば、本当は疲れているのに無理を重ね続ける。
本当はつらいのに「大丈夫」と言い続ける。
本当は難しいのに断れずに抱え込んでしまう。
こうしたことが続くと、心にも体にも負担が積み重なっていきます。
自分を大切にするというのは、そうした無理に気づき、必要な時には休むこと、距離を取ること、助けを求めること、できないことを素直に認めることでもあります。
それは決して、自分だけを優先することではありません。
むしろ、自分を大切にできる人ほど、無理をため込みすぎず、結果として周りともよりよい関わり方がしやすくなることがあります。
いつも自分を後回しにしていると、心に余裕がなくなり、気づかないうちに苦しくなってしまうことがあります。
だからこそ、自分の気持ちや状態に目を向けることは、とても大切です。
自分を大切にすることは、甘えでも弱さでもありません。
自分らしく穏やかに生きていくための、大切な土台の一つです。
まずは、
「今の自分は無理をしていないだろうか」
「本当はどう感じているのだろうか」
と少し立ち止まって考えてみることから始めてみるのもよいかもしれません。
読んでくださる方にとって、自分を大切にすることを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。