🗾日本の漫画は、なぜ世界を征服したのか? 〜「漫画は子供のもの」をぶっ壊した国の話〜
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🗾日本の漫画は、なぜ世界を征服したのか?
〜「漫画は子供のもの」をぶっ壊した国の話〜
■「漫画ばっかり読んでるとバカになるぞ!」
――昭和の日本では、全国のリビングで
毎日のように飛び交っていたセリフです。
■ところが数十年後。
その“バカになるはずの漫画”が、
世界で数十兆円規模の巨大ビジネスになり、
日本を代表する文化になりました!
■しかも今や、
• フランスの若者が日本語で「オレは海賊王になる!」と叫び、
• アメリカの大学で漫画研究が行われ、
• ブラジルでコスプレ大会が開かれ、
• イタリア人が必死に「北斗百裂拳」を真似する。
…何が起きた?日本。
■実はこの成功、単なる「絵がうまかったから」ではありません!
🌞日本の漫画は、世界の“常識”そのものを書き換えてしまったのです。
■「なぜ日本の漫画だけが世界を熱狂させたのか?」
を、コミカルなエピソードを交えながら、
わかりやすく掘り下げていきます!
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★その1、
「漫画=子供向け」という世界共通ルール
今でこそ漫画は大人も普通に読みます。
しかし昔、世界ではこう考えられていました。
「漫画? 子供の暇つぶしでしょ?」
■アメリカではコミック。
ヨーロッパではバンド・デシネ。
もちろん人気はありました。
でも基本的には、
・「ヒーローもの」
・「子供向け冒険」
・「ギャグ」が中心。
■つまり、
漫画は“軽い娯楽”
という認識だったのです。
■例えるなら――
・漫画=駄菓子。
・映画や小説=高級レストラン。
そんな感じじゃあないでしょうか?
■ところが日本だけ、なぜか様子がおかしくなります!
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★その2、
日本、「いや大人も漫画読むけど?」と言い始める。
=1960年代=
ここで日本漫画界に革命が起きます。
その名も――
■「劇画ブーム!」
■簡単に言うと、
「もっとリアルで重厚な漫画を描こうぜ!」
という流れです。
■ここで登場したのが、
・社会問題、
・人間ドラマ、
・暴力、
・政治、
・恋愛、
・欲望、
・孤独――。
■つまり、
「え? これ映画じゃん!…」
みたいな漫画。
■当時の大人たちは衝撃を受けました。
・「漫画なのに泣ける」
・「漫画なのに怖い」
・「漫画なのに人生を考えさせられる」
…いや、もう“なのに”が失礼。
完全に文化として成立し始めたのです。
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★その3、
世界「え? 日本人、通勤電車で漫画読んでる!…」
■海外の人が初めて日本へ来ると、
だいたい驚くものがあります。
それが――電車の中の漫画率。
・サラリーマン。
・学生。
・おじいちゃん。
・OL。
-----全員読んでる!
■しかも内容が、
• 野球
• 麻雀
• 料理
• 医療
• 歴史
• 経済
• ヤンキー
• 哲学
• 将棋
• 宇宙戦争
…なんでもアリ。
■外国人からすると、
「なんで“寿司職人修行漫画”が存在するんだ!?」
というカルチャーショックです。
■そう。
日本は世界で初めて、
「漫画は全世代のメディア」
にしてしまった国なのです。
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★その4、
=日本漫画のヤバい秘密=
① 『編集者』 という“ラスボス”
漫画家がすごいのは当然です。
■でも、
日本漫画の異常進化を支えた真の黒幕。
それが―― 編集者。
この存在がデカいと思います。
■日本の編集者は、
単なる原稿回収係ではありません!
■時には、
• 演出家
• プロデューサー
• 心理カウンセラー
• 営業
• 鬼軍曹
になります。
『伝説の編集会議』
ある漫画家が言いました。
「今回は主人公を修行させます!」
・編集者:「ダメです。」
・漫画家:「え?」
・編集者:「読者アンケート下がります。」
・漫画家:「いやでも物語的には…」
・編集者:「来週、爆発させましょう。」
・漫画家:「えぇぇぇ!?」
――こうして名シーンが生まれる。
■もちろん誇張ですが、
日本の週刊連載は、
読者の反応を 『超高速』 で作品へ反映する仕組みでした。
■つまり漫画界のPDCAが異常に速い。
海外の作品が「年単位」で進化する間に、
日本漫画は、 「毎週」 進化していたのです。
そりゃ強い!!!
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★その5、
日本漫画のヤバい秘密② 「間」の文化
■日本漫画には独特の空気があります。
それが――
「間」。
■例えば。
主人公が失恋。
海外作品だと、
「Oh!NOOOOOOO!!」---ドカーン💣
みたいに感情を爆発。
■でも日本漫画。
し~ん…
空コマ。
無言。
風が吹く。
セミが鳴く。
■読者:
「うわぁ…つら…」
そうです!日本漫画は、
■“説明しない”。
■空気を読ませる。
これ、日本文化そのものなんです。
🗾日本人の特殊能力-----「察する」-----
■外国人が日本に来て困惑すること。
それは、
→「誰もハッキリ言わない?」
たとえば。
・「この前の件、大丈夫ですか~?」
日本人翻訳:「かなり怒ってます。」
・「検討します。」
日本人翻訳:「ほぼ無理です。」
・「前向きに考えます。」
日本人翻訳:「忘れてください。」
■「…難易度高すぎる。」 この“察する文化”が、
漫画の演出にも入り込んだのです。
■だから日本漫画は、
感情を「説明」ではなく「体感」させる。
■これが世界中で、・・・「映画みたい!」
と言われる理由の一つです。
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★その6、
=コマ割りが完全に映画監督。
日本漫画を読む海外クリエイターが驚くポイント。
それが――
コマ割りです。
■実は日本漫画、
めちゃくちゃ映画的です。
• 引きの絵
• アップ
• スローモーション
• カメラ移動
• 沈黙
• 緊張演出
全部あります。
■しかも白黒で。
色がない分、
読者の脳が勝手に補完する。
・・・だから没入感が異常。
★日本漫画は「脳内アニメ」
■例えば、『バトル漫画』
読むと頭の中で、
• 音
• 動き
• スピード
• 爆発
全部再生されます。
■つまり読者が勝手に映像化してしまうのです。
これが強い。
■海外では、
「日本漫画を読むと時間感覚が消える」
と言われることがあります。
…わかる。
気づいたら朝3時。
---「あと1巻だけ」が人生を迷走させる。
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★その7、
=安い!早い!多い!= 漫画雑誌という狂気!!
日本漫画を支えた最大のインフラ。
それが――
漫画雑誌。
・少年ジャンプ。
・マガジン。
・サンデー。
・チャンピオン。
このシステム、
実はかなり異常です。
■毎週、数百ページ、大量連載。
しかも安い。
子供でも買える。
■これは、つまり――
「才能のサバイバルフィールド」
だったのです。
■某編集部→「人気なきゃ即終了です」
・新人漫画家:「デビューしました!」
・編集部:「3週後アンケート最下位です。」
・漫画家:「え?」
・編集部:「終了です。」
・漫画家:「はやっ!!」
----超過酷。
■でも逆に言うと、
☆本当に面白い作品だけが生き残る!
この異常な競争環境が、
日本漫画をどんどん進化させました。
■まるで漫画界の 『天下一武道会』
そりゃ戦闘力も上がる。
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★その8、
=日本漫画の最大の発明
~「ジャンル無限化」
■世界のエンタメには、
ある問題があります。
それは――
『売れるジャンルに偏ること。』
■でも日本漫画は違いました。
なぜなら、
・・・「何でも漫画にしていい」・・・
という狂気があったからじゃあないでしょうか?
■実際に存在する日本漫画
• パン作り漫画
• 将棋漫画
• ワイン漫画
• 競馬漫画
• 漁師漫画
• 温泉漫画
• キャンプ漫画
• 吹奏楽漫画
• 農業漫画
• 微生物漫画
…意味がわからない。
しかも面白い!!!
■これが日本漫画最大の強みです。
つまり、
→「興味のない世界に読者を引きずり込める」
のです。
■読んだ翌日、
・急に将棋を始める。
・パンを焼きたくなる。
・キャンプ道具を検索する。
=漫画が“入口”になるのです。
■これ、
めちゃくちゃ不思議。
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★その9、
キャラクターではなく 「成長」 を売った
■海外ヒーローは、
最初から強いことが多い。
でも日本漫画。
■最初。
主人公、だいたい弱い。
• 落ちこぼれ
• いじめられっ子
• ドジ
• 無能
• 貧乏
もう散々。
-でも努力する。
-仲間と出会う。
-負ける。
-泣く。
-立ち上がる。
■この構造が、
世界中で刺さった!
■日本漫画は「自分を重ねられる」
つまり日本漫画は、
---「憧れ」より「共感」---
を重視したのです。
■だから読者は、
主人公を“見る”のではなく、
---主人公として“生きる”。---
これが強烈な没入感を生みました。
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★その10、
なぜ今、世界が日本漫画に夢中なのか?
■現代。
・動画配信。
・SNS。
・翻訳技術。
時代は変わりました。
■でも結局、
世界中の人が求めているのは――
-----「感情」----なんです。
・笑いたい。
・泣きたい。
・熱くなりたい。
・救われたい。
■日本漫画は、
そこに全力で向き合ってきました。
しかも何十年も。
だから強い!
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★まとめ★
日本漫画の本当の勝因は?
■結局、日本漫画の成功とは何だったのか。
それは単なる「絵の技術」ではありません。
=常識を疑ったこと。
■世界が、
「漫画は子供向け」
と言っていた時に、
日本だけが、
「いや、大人も読むけど?」と言った。
■しかも、
• 哲学も
• 恋愛も
• 戦争も
• 料理も
• 人生も
全部漫画にした。
■つまり日本は、
「漫画という器そのもの」を拡張してしまったのです。
これは、漫画革命です。
■そして今…
かつて、
「漫画ばっか読んで!」
と怒られていた少年たちが、
今では世界中で、
• 漫画家
• アニメ監督
• ゲームクリエイター
• 映画監督
になっています。
■つまり日本漫画は、
作品だけでなく、
----「夢を見る方法」
そのものを輸出したのではないでしょうか?
■これこそが、
世界最強IP(知的財産)になった本当の理由なのかもしれませんね。
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※蛇足
もし昔の日本人に、
「未来ではフランス人が日本語で、
“カメハメハ~”を叫びます」
と言ったら、
たぶんこう返されるでしょう。
「お前、漫画の読みすぎだろ!」^^