「SNSをやった方がいいのはわかってるでも何から始めればいいかわからない」
経営者・起業家の方から、よくこういう相談を受けます。
私はSNS運用歴12年、YouTube51万人・TikTok20万人のアカウントに関わってきました。この記事では、経営者がSNSを始める前に知っておくべきことを、4つのテーマに分けてまとめます。
1. 社長がSNSをやる意味、やらない意味
やる意味
「人」が見えると、信頼が生まれる
会社のアカウントより、社長個人のアカウントの方が反応が取れるケースは非常に多いです。理由はシンプルで、人は「会社」ではなく「人」を信頼するからです。
社長がSNSで発信することで、採用候補者が「この人の下で働きたい」と思ったり、クライアントが「この人に任せたい」と感じたりする。これは会社の広告費ではなかなか買えないものです。
競合と差別化できる
同業他社の中で、社長が顔を出してしっかり発信しているだけで目立てます。特に中小企業・スタートアップにとって、SNSは大手と戦える数少ないフィールドのひとつです。
長期的な資産になる
フォロワーやファンは、蓄積されていく資産です。広告は費用が止まれば効果も止まりますが、SNSのフォロワーは残り続けます。
やらない方がいいケース
やる意味がある一方で、こういう状況では一旦立ち止まった方がいいケースもあります。
発信できるネタ・時間・熱量がまったくない
「担当者に全部任せる」前提で始める
炎上リスクが高い業界で、対応体制がない
特に「社長のSNS」は、会社の顔になります。雑に運用する方がブランドを傷つけるリスクがあるので、やるなら覚悟を持ってやる。やらないなら会社アカウントに集中する。どちらかをはっきり決めることが大事です。
2. TikTok・Instagram・YouTube、どこから始めるべきか
「全部やる」は正直おすすめしません。リソースが分散して、どれも中途半端になりやすいからです。
まず自分のビジネスの目的と、ターゲットの属性に合わせて選ぶのが基本です。
各プラットフォームの特性
TikTokInstagramYouTube主なユーザー層10〜30代中心(ただし拡大中)20〜40代幅広い全年代コンテンツ形式縦型ショート動画画像・リール・ストーリー長尺・ショート動画拡散力非常に高い(フォロワー外にも届く)中程度検索流入が強い成果が出るまでの期間比較的早い3〜6ヶ月6ヶ月〜1年以上向いているビジネス認知拡大・若年層向け商品ブランディング・BtoC専門性・教育・BtoB
目的別おすすめ
今すぐ認知を広めたい → TikTok フォロワーゼロでも良い動画を出せば拡散される、今もっとも「新規参入のチャンス」があるプラットフォームです。
高単価・信頼が必要なビジネス → YouTube or Instagram コンサル・士業・高額サービスなど、「この人は本物か?」を確かめたい層には、動画の長さや投稿の積み重ねが効きます。
見た目で勝負できる商品・サービス → Instagram 飲食・アパレル・美容・インテリアなど、ビジュアルで伝わるものはInstagramが強い。
BtoBで専門家ポジションを取りたい → YouTube+X(旧Twitter) 専門知識を発信し続けることで「業界の人」として認知される。特にYouTubeは検索から入ってくるため、見込み客との相性が良いです。
3. フォロワーより大事な「マネタイズの設計」の話
正直に言います。フォロワーが増えても、売上につながらないアカウントはたくさんあります。
SNSを始めるとき、多くの人は「フォロワーを増やすこと」を目標にします。でも本当に考えるべきは「フォロワーが増えた先に何があるか」です。
マネタイズの設計とは
SNSから売上が生まれる流れは、おおよそこうなっています。
投稿を見る → 興味を持つ → プロフィールを見る → LPやHPへ → 購入・問い合わせ
この「流れ」を最初から設計しておかないと、フォロワーが増えても売上にはつながりません。
設計で決めておくべき3つのこと
① SNSの出口はどこか SNSのゴールは「フォロワー数」ではなく「次のアクション」です。公式LINEへの誘導なのか、HPへの流入なのか、問い合わせフォームなのか。出口を決めてからSNSを設計しましょう。
② 誰に届けたいか(ターゲット) 「誰でも来てほしい」ではなく「◯◯に悩んでいる△△歳の人」まで絞り込む。ターゲットが曖昧なまま発信しても、フォロワーはバラバラになり、購買につながりません。
③ 何を発信すれば信頼が生まれるか 商品・サービスを直接売り込む投稿より、「この人は信頼できる」「この人に相談したい」と思われる発信の方が、長期的に成果が出ます。専門知識・実績・考え方を発信し続けることが、SNSを通じた信頼構築の基本です。
4. SNSの数字で見るべき指標、見なくていい指標
SNSを運用し始めると、たくさんの数字が出てきます。でも、全部を見ようとする必要はありません。
見るべき指標
リーチ数・インプレッション 何人に届いたか。投稿のコンテンツ力を測る基本の数字です。フォロワー外にどれだけ届いているかもここでわかります。
プロフィールアクセス数 投稿を見た人が「もっと知りたい」と思ってプロフィールを見に来た数。コンテンツが興味を引けているかどうかの指標です。
保存数(Instagramなど) 「後で見返したい」と思ってもらえた投稿。エンゲージメントの中で最も購買意欲と連動しやすい数字です。
フォロワーの増減 絶対数より「増えた理由・減った理由」の分析が大事です。どの投稿の後に増えたか、どの発言の後に減ったかを追いましょう。
見なくていい(振り回されなくていい)指標
いいね数 いいねは「手軽な共感」であり、購買とは直接連動しません。いいねが少ない投稿でも、問い合わせにつながることはよくあります。
フォロワー数(短期) 1週間・1ヶ月でフォロワーが何人増えたかより、3〜6ヶ月のトレンドで見る方が正確です。短期の増減に一喜一憂すると、方針がブレます。
競合のフォロワー数 他のアカウントと比べても意味はありません。自分のアカウントの成長トレンドだけを追いましょう。
まとめ
経営者・起業家がSNSで成果を出すために必要なのは、バズでも大量投稿でもありません。
目的を決めて、プラットフォームを選ぶ
フォロワー数より、マネタイズの設計を先に考える
数字は全部見ず、成果につながる指標だけ追う
この3つを押さえておくだけで、SNSへの向き合い方がガラッと変わります。
SNSの戦略設計や運用のご相談は、お気軽にどうぞ。初回相談は無料です。
ひかる|SNS運用歴12年 / YouTube51万人・TikTok20万人
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