ココナラで出品内容やブログ記事を考えていると、つい「何ができるか」を先に書きたくなる。AI活用、技術相談、要件整理、第三者評価。扱えることを並べれば、伝わりやすくなるようにも見える。
けれど、依頼前で迷っている人が本当に知りたいのは、機能の一覧だけではないのだと思う。知りたいのは、相談したあとに何が変わるのかではないだろうか。
困りごとはあるのに、何を頼めばよいかわからない。
要件が固まっていない。
別の専門家に相談しているが、このままでよいのか不安がある。
AIで作り始めたものの、途中から整理できなくなった。
こうした段階では、完成品の話より先に、まず頭の中の混乱を整理することが必要になる。だからこそ、出品や発信でも「できます」と言うだけでは足りないのだと思う。
相談後に「相談してよかった」と思ってもらうには、派手な成果を約束することよりも、少し前に進めたと感じてもらえることが大事なのかもしれない。
たとえば、
何を相談すればよいかが見えた
問題の優先順位が整理できた
自分でやる部分と、人に頼む部分が分かった
他の専門家に説明しやすくなった
ぼんやりした不安が、少し言葉になった
こうした変化があれば、相談の意味は十分にある。
これは大きな完成ではない。
でも、依頼前で止まっている人にとっては、とても大きな一歩だと思う。
その意味では、相談サービスを考えるときも、「要件整理ができます」「技術相談できます」と書くだけでは少し固い。
それよりも、「話が散らかっている状態から、次に何を決めるべきかを一緒に整理する」「他の専門家に相談する前の下書きを作りやすくする」といった形で、相談後の変化を示したほうが伝わりやすい。
依頼前で迷っている人が求めているのは、技術そのものよりも、「相談したら少し状況が動くのか」という安心なのだと思う。
だから、ココナラで伝えたいのは「いろいろできます」ということではない。
「まだ要件が固まっていなくても大丈夫です」
「問題が整理できていない段階でも相談してよいです」
「相談したあと、少し説明しやすくなります」
ということなのだと思う。こうした考え方は、依頼前の詰まりを言語化し、相談してよい段階のハードルを下げることにもつながる。
これから出品内容やブログ記事を考えるときは、「何ができるか」を並べる前に、相談後に相手がどうなれば『相談してよかった』と思えるのかを先に考えたい。
困っている人が知りたいのは、機能の一覧ではなく、相談したあとに、自分の状況が少し前に進むのかどうかなのだから。