ホームページを作り直すとき、SNSを更新するとき、求人サイトへ掲載するとき。それぞれ別の日程で撮影すると、担当者だけでなく、参加するスタッフの負担も大きくなります。
一度の撮影で複数の媒体に使える写真を揃えることは可能です。ただし、同じ場面を一方向から撮るだけでは、掲載先によって使いにくくなることがあります。
今回は、ホームページ・SNS・求人サイトの写真を同じ日に撮影するときの確認事項と、現場での撮り分け方をまとめます。
掲載する媒体を最初に整理する
撮影前の打ち合わせでは、「ホームページに使う」だけでなく、SNSや求人サイトにも掲載する予定があるかを確認します。
媒体によって、使いやすい写真の向きや内容が変わるためです。
・ホームページ:横位置を中心に、空間も広めに写す
・SNS:縦位置の写真も用意する
・求人サイト:仕事風景や接客など、人物が写る場面を多めにする
必要な媒体が最初から分かっていれば、同じ撮影時間の中でも優先順位をつけやすくなります。
事前に確認した内容を、現場でもう一度確認する
掲載先や必要な場面は撮影前に確認します。そのうえで、撮影当日も担当者と同じ内容をあえて確認します。
撮影までの間に、掲載予定のページや参加できるスタッフが変わることがあります。また、文章やメールだけでは、担当者と撮影者の間で写真のイメージが少しずれている場合もあります。
現場では、使用する媒体、必ず撮る場面、参加するスタッフ、顔出しできる範囲、撮影できる時間と場所を短時間で再確認します。
事前確認と当日確認を重ねることで、認識違いや撮り忘れを防ぎやすくなります。
同じ場面を横位置と縦位置の両方で撮る
仕事風景や接客場面は、横位置を撮ったあとに縦位置でも撮影します。
あとから横写真を縦に切り抜く方法もありますが、人物の手元や周囲の空間が欠けてしまうことがあります。現場で横と縦を撮り分けておけば、ホームページの横長の枠にも、SNSの縦長の投稿にも合わせやすくなります。
動作を大きく変えてもらう必要はありません。同じ場面の中で、カメラの向きと構図を変えて撮影します。
ホームページ用は、横位置で空間を広めに写す
ホームページでは、ページ上部のメイン画像やサービス紹介など、横長の写真が使われる場面が多くあります。
人物だけを大きく写すのではなく、店内や仕事場の様子が分かるように、周囲も広めに入れて撮影します。働いている場所や接客の状況が一緒に見えると、写真を配置できるページの選択肢も増えます。
SNS用は縦位置も撮り、人物に近づきすぎない
SNS用には縦の構図も用意します。ただし、人物を大きく見せようとしてカメラが必要以上に近づくと、顔や身体の見え方が歪みやすくなります。
撮影では、場面に応じて人物から2〜3メートルほど距離を取り、距離を保ったまま構図を整えます。自然な見え方を保ちながら、縦画面の中で人物や作業内容を伝えるためです。
求人サイト用は、仕事風景と接客場面を多めにする
求人サイトでは、建物や設備だけでなく、実際に人が働いている様子が重要な素材になります。
仕事中の動き、接客している場面、スタッフ同士のやり取りなどを多めに撮影します。求職者が、どのような人が、どのような環境で仕事をしているのかを想像しやすくするためです。
顔出しできるスタッフを事前に確認する
人物を多めに撮る場合は、撮影に参加できるスタッフと、顔出しできる範囲を事前に確認します。
撮影当日になってから参加者を探すと、仕事の予定を調整できなかったり、確認に時間がかかったりします。誰がどの場面に参加するかを決めておくと、仕事風景と接客場面を順番に撮りやすくなります。
まとめ
一度の撮影で複数媒体の写真を揃えるポイントは、撮影枚数を増やすことだけではありません。
・掲載する媒体をすべて伝える
・横位置と縦位置の両方を撮る
・仕事風景や接客など、優先する場面を決める
・参加するスタッフと顔出し範囲を確認する
・撮影当日に、担当者と内容をもう一度確認する
使用目的を事前に整理し、同じ場面を横・縦で撮り分け、人物写真の優先順位を決めておくと、一度の撮影でも複数の媒体に使いやすい写真を揃えられます。