私はカウンセリングをするようになってから「声の出し方」をとても気にするようになりました。
カウンセリングではクライアントさんに安心してもらう必要があります。
安心してもらうために、「安心してください。」と言葉で伝えても、安心にはつながりません。
メラビアンの法則もそうですが、対話における言語情報の役割はごく一部であって、私たちは音から様々な意味を感じ取って情報として処理しています。
「はい」という文字を発生する場合に、様々な「はい」があります。
この「はい」の発声の仕方で意味が異なりますね。
「発声」には発声者の心理状態が強く影響します。
イライラしているときの「はい」
驚いたときの「はい」
納得できないときの「はい」
うれしいときの「はい」
この違いは心理状態の違いであり、音の出し方で心理状態を表現しています。
だから、どの言葉を言ったか言わないかでハラスメントかどうか判断するのは無意味だということです。
私は対話の際に、相手が安心してくれるように話す工夫をしていますが、これはなかなか難しいことで、日々訓練を続けています。
ココナラの電話相談は「顔が見えない通話相談」なので、声の出し方にはとりわけ注意しています。
どのような声の出し方が相手の心を落ち着かせるのかを日々研究しています。
家庭でも実践していて、自分の言動から家族が何を感じ取るかを教えてもらっています。
基本的に「心が落ち着いている状態での声」には癒し効果があります。
私たちが「癒しがほしいとき」に聞く楽曲の歌声は、「落ち着いた心理状態での発声」になっています。
ミセスグリーンアップルの大森君か誰かだったと思いますが、歌を歌う時には「リラックスして歌うのが大事だ」のようなことを言っていた記憶があります。
私がヒトリカラオケで歌を歌う時にも、リラックスして歌うように心がけています。
リラックスしている人の声は一般的に聴き心地がよいのです。
「話し声が落ち着く人」であるかどうかは、特に男女関係では重要な要素です。
女性は男性の声から無意識に強い影響を受けますので、特に男性には、声の出し方を研究し、工夫していただきたいです。
そうこうして「この人と一緒にいると心が落ち着く」と家族に感じてもらえれば、家庭は円満になりやすいです。
問題は、その逆の状況。
「話していることは正しいかもしれないけれど、この人が近くにいると心が落ち着かない。この人の声を聞くと心がざわつく。」
これが人間関係がうまくゆかない原因の大半であり、ハラスメント問題の多くもここに起因しています。
理屈として説明できないけれどあの人がイヤ。
そうならない人がいるし、いまそうではないとしても、そういう人になれるように訓練することはできます。
では、どのような工夫をすればいいのか。
そのあたりのことも、おいおい語ろうと思います。