子どもが相談に乗り気でなくても、保護者だけで学習相談していい?

子どもが相談に乗り気でなくても、保護者だけで学習相談していい?

記事
コラム
「勉強のことを誰かに相談したい。でも、子どもは『別に困っていない』と言っている」
「本人を連れていかないと、相談しても意味がないのかな」
そんなふうに迷っている保護者の方へ。
学習相談は、保護者の方だけでお話しいただくこともできます。
お子さんを説得してからでなくても、悩みがきれいにまとまってからでなくても大丈夫です。
① まずは、保護者の方が困っていることから
私は、講師として8年、教室長として約9年、教育に約17年間携わってきました。
大切にしているのは、「もっと勉強させる方法」を先に決めるのではなく、今、誰がどんなことに困っているのかを整理することです。
例えば、「家で勉強しない」というお悩みでも、
・宿題を終えているのか分からない
・テストの結果が心配
・声をかけるたびに言い合いになる
では、考えたいことが異なります。
まずは、実際に起きていることと、保護者の方が心配していることを分けてみます。すぐに答えを出さず、一つずつ言葉にするところから始めます。
② 本人の気持ちは、決めつけずに残しておく
保護者の方のお話から分かることはたくさんあります。ただ、お子さんがどう感じているかは、本人に聞かなければ分からない部分もあります。
「やる気がないのだろう」
「この方法なら続くはず」
と結論づけず、「ここは、本人にも確かめてみたいですね」と整理することも、相談の大切な役割です。
保護者の方だけで相談した内容を、そのままお子さんのルールにする必要はありません。
学習計画を考える場合も、まずは生活や予定を整理し、取り組む内容や量は本人の考えも聞きながら決めていきます。
③ 家で試すことは、小さな一つから
相談したからといって、ご家庭での関わり方を全部変える必要はありません。
例えば、勉強の話をするたびに言い合いになるなら、
「どうしてやっていないの?」の代わりに、
「勉強のことで少し聞きたいんやけど、今話しても大丈夫?」
と、話すタイミングを確かめるところからでも構いません。
言葉を変えれば必ずうまくいく、ということではありません。反応を見ながら、そのご家庭に合う関わり方を探していきます。
相談は、親の関わり方を採点する場ではありません
心配だからこそ声をかけたくなるし、待つことが難しい日もあると思います。
学習相談では、保護者の方のお話を伺いながら、学習状況や親子のやり取りを整理し、今できそうな一歩を一緒に考えます。
「本人は相談に乗り気ではないけれど、まず自分の話を聞いてほしい」
そんな段階でも大丈夫です。
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