役者だった私が、タロット鑑定で気づいたこと

役者だった私が、タロット鑑定で気づいたこと

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占い
役者として、その役に同化した。

それは「トランス」という舞台の稽古の時だった。

鴻上尚史が書いた作品。ゲイの役を演じていた。

稽古中、集中して役に入り込んでいた。

そしたら、共演者が言った。

「今、完璧に人格変わってたよな。やばいやばい。マジ背筋が凍った」


その瞬間、自分でもわかった。

自分が、いなくなってたんだ。

その役が、そこにいたんだ。


それから何十年も経って。

58歳になって。

タロット鑑定をしているとき。

あの体験が、立ち上がってくるのを感じた。


目次

1.役者時代に学んだ「感情表現」
2.メアリーの「絵に入る」技法との出会い
3.セカンドキャリア塾の仲間たちも気づき始めているようだ
4.あなたの中に、眠っている技法は
5.役者時代に学んだ「感情表現」
6.役を演じるってことは、簡単に言えば「その人になる」ことだ。


でもそれは、知識でなれるものじゃない。

理論でなれるものじゃない。

訓練だ。

何度も何度も、その人になろうとする。

その人の心で、呼吸をする。

その人の視線で、世界を見る。

その人の感情で、言葉を発する。


その繰り返しの中で。

ある日。

ふっと、その役に同化する。

自分と役の境界が、消える。

そこにいるのは、その役だけ。


「トランス」での経験は、そういう瞬間だった。

奇しくも、作品のタイトルが「トランス」だった。

自分がその役に完全に同化したから。

相手役も背筋が凍ったんだ。

つまり。

自分の感情表現が、それほどまでに相手役を揺らがせたということだ。

コントロールはできていた。

でも、その圧倒的な現実が、相手役の背筋を凍らせたんだ。


これは訓練でしか得られない。

知識じゃ絶対ダメだ。

理論も、テクニックも、参考にはなるが、足りない。

身体が、その役の感情を覚えるまで。

何度も何度も、稽古する。

その先にだけ、この体験がある。


それから、20年以上が経った。

舞台を辞めて。

管理職をして。

いろいろやったり。

その間、あの稽古場での集中は、遠い思い出になっていた。


でも、忘れていたのではなく。

眠っていただけだった。


メアリーの「絵に入る」技法との出会い


58歳で、タロット鑑定をするようになった。

最初は、知識で読もうとしていた。

「このカードは、こういう意味」

テキストに書いてあることを、読む人に説明する。

そういう読み方。


でも、ある日。

メアリーという研究家の「絵に入る」という方法を知った。

カードの絵を見つめて。

その中に入り込んで。

描かれた人物になりきって。

その人の目で、世界を見る。

その人の心で、景色を感じる。


その瞬間。

体が反応した。

「あ、これだ」

あの舞台の稽古で学んだことだ。

あの、身体が覚えた技法だ。

知識じゃない。

理論じゃない。

訓練の結果として、身体に刻まれた感情表現。

それが、カード読みで使えるんだ。


モニター30人の前で、何度も何度も鑑定を書いた。

知識で書いていた時代。

読む人の心には、届かなかった。


でも。

「その人の感情を身体で表現する」という方法に変えた途端。

変わった。

モニターたちからの言葉が、変わった。

「涙が出ました」

「何度も読み直しています」

「お守りにしています」


それは、知識の質が変わったからではない。

それは、感情表現の質が変わったからだ。


鑑定を書く時。

その人になり切る。

その人の立場で、カードを見る。

その人の心で、言葉を選ぶ。

あの舞台の時と、同じやり方。


身体が、覚えていたんだ。

訓練の中で、何度も何度も繰り返した、その技法を。


セカンドキャリア塾の仲間たちも気づき始めているようだ


東京都が運営している、セカンドキャリア塾というものに参加し、今も交流がある仲間がいる。

そこには、様々な背景を持った人たちがいた。

50代、60代。

これまでの人生で、何かを訓練してきた人たち。


その仲間の中に、こんな人がいた。

趣味で手芸をやっていた人が、それを商品として売っていこうとしている。

語学が堪能な人が、それを主軸にして、趣味の雑貨輸入品の販売を始めようとしている。


共通しているのは、何か。

「いままでの人生において、何かの訓練をしていた」

「その時代の身体が、何かを知っている」

「でも今は、別の道を歩んでいた」


だから、それは眠っていた。

眠っていただけで、なくなったわけじゃなかった。


そして今。

その手芸は、ビジネスに変わろうとしている。

その語学力は、輸入品販売の主軸に変わろうとしている。

えんたくの役者経験は、タロット鑑定に変わっていた。


過去に身につけた「何か」は。

別の場所で。

別の形で。

花開いていたんだ。

あなたの中に、眠っている技法は

あなたにも、それがあるかもしれない。

違う形で。

違う場所で。


いままでの人生において。

何かの訓練をしていなかったか。

何かの身体が、覚えていることがないか。


スポーツ。

音楽。

語学。

手芸。

料理。

営業。

ものづくり。

何年も、何十年も。

その中で生きる訓練を、やった人もいるかもしれない。


その時代に、何度も何度も繰り返したことが。

その中で、身体に刻まれた感情表現が。

あなたの人生の中で。

別の場所で。

別の役割の中で。

今、別の場所で、別の形で、花開こうとしているかもしれない。


あなたとは、何者か。

その役を、誰が演じているのか。

そして。

あなたの身体は、何を、覚えているのか。

それが、今、別の場所で、別の形で、花開こうとしているのかもしれない。


もし、あなたの中の「眠っている技法」が何かわからない。

その技法が、今、どうすれば活きるのかがわからない。

そう感じたなら。

タロット鑑定で、一緒に見つけてみませんか。

あなたの人生の中で、本当に必要な「その技法」が、どの形で花開くのか。

一枚のカードから、その道筋が見えるかもしれません。


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