占い師なのに、当てるのをやめました。

占い師なのに、当てるのをやめました。

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占い
占いって、当ててなんぼだと思っていました。

鑑定を始めたばかりの頃、
私はカードを引いて、
意味を読んで、
相談者の状況にぴたりと合わせることが仕事だと思っていたんです。

当てれば当てるほど、信頼される。そう信じていました。

でも、モニター鑑定を重ねるうちに、少しずつ違うことに気づき始めました。

「当たってます」と言われるより、
「なんか、自分の中にあった言葉が出てきた気がします」
と言われるときのほうが、返ってくる言葉が深い。

涙が出た、と書いてくれたり、
何度も読み返している、と教えてくれたり、
お守りみたいに持っていてくれたり。

不思議でした。私が新しく何かを言い当てたわけじゃないのに。

あるとき、気づいたんです。

私がしているのは、当てることじゃなくて、引き出すことだったんじゃないか、と。

カードを見て、絵の中に入って、
そこで感じたことを、そのまま言葉にする。

すると相談者からは、まるで自分の頭の中にずっとあったのに、
うまく取り出せなかったものを、目の前に置かれたみたいだった、
という返信が届きます。

それは、私の答えじゃない。
もともと、その人の中にあったもの。

私はただ、その人が自分自身に問いかけるきっかけを、
カード越しに言葉にして届けているだけなんです。

同じカードでも、渡し方で反応がまるで変わることがあります。

「これはこういう意味です」と説明を渡すのと、
「ここに、こんな光景が見えるんですが、心当たりはありますか」
と問いを渡すのと。

前者は、へえ、で終わることが多い。
後者は、あ、という一言のあとに、長い返信が届くことが多い。

答えでなく、問いを渡す。

それが、私が鑑定でいちばん大事にしていることかもしれません。

もし今、頭の中でぐるぐる考えていることがあるなら。
試しに、こう聞いてみてください。

「今の自分に、一番聞きたいことは何だろう」

答えはまだ、出てこなくていいんです。
問いが立った時点で、もう半分は進んでいます。

今、あなたの中には、どんな問いがあるでしょうか。

頭の中でぐるぐるしていることを、カード越しに言葉にする鑑定もやっています。気になったら、覗いてみてください。

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