詩論Ⅰ

記事
音声・音楽
                                         北村敦
朝 目覚め 食事をし
働いて 夜に眠る
くりかえし くりかえし

喜んだり 悲しんだり
仲よくしたり 喧嘩したり
くりかえし くりかえし

日が昇り 日が沈み
花が咲き 花が散る
くりかえし くりかえし

月日が流れ 年月が経ち
万物が生まれ 万物が死滅する
くりかえし くりかえし

くりかえし くりかえす くりかえし
くりかえし くりかえす くりかえし

けれども 
このくりかえし くりかえす くりかえしは
決して無意味なことではないはずだ

そう 人は
くりかえし くりかえすことによって
学び成長するのだ

人は くりかえし くりかえすことによって
言葉と生の意味を理解するのだ

年月は
木々に 年輪を刻ませ
人々に 知恵を与える

そうであるなら
このくりかえし くりかえす 年月こそ
よりよき詩作の母体であると言えようか!

ただ しかし
くりかえし くりかえす 月日の流れ
くりかえし くりかえす 春夏秋冬の
季節の移り変わりのなかで
人が 確かに生きていなければ詩はできない

だとすれば
くりかえし くりかえす
間断なき自己への挑戦と
自己との闘争こそが
よりよき詩を生み出すための父と言えようか!

さて この一瞬一瞬が
かけがえなき生と時間の連続だとすれば
そう この一瞬一瞬の生と時間の中に
未知の詩が孕まれているはずだ!

だから 僕は 大切にしたいのだ
だから 僕は 愛おしむのだ
ああ だから
僕は 我が子を愛するがごとく詩を愛すのだ!


◎解説
この詩は、20歳頃に作ったものを、
最近、書き加えて完成させました。
高村光太郎さんのような口語自由詩に、
谷川俊太郎さんのような言葉遊び的な要素を加えて
私の詩に対する想いを表現してみた作品です。



◎私が作詞した歌です。聴いていただけたら嬉しいです。

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