答えを教える人にはなれませんでした

答えを教える人にはなれませんでした

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コラム

「どうしたらいいと思いますか?」

これは、鑑定や相談の中で、
とてもよく聞かれる言葉です。

転職するべきか。
今の仕事を続けるべきか。

連絡を待つべきか。
もう諦めるべきか。

結婚するべきか。
別れるべきか。

人生には、誰かに答えを教えてほしくなる瞬間があります。

私も、

「こうした方がいいですよ」

と、はっきり言える人になれたら、
もっと楽だったのかもしれません。

でも、私はどうしても、
そういう人にはなれませんでした。

なぜなら、
人の人生には、
誰にでも当てはまる正解はない
と思っているからです。

同じ恋愛の悩みでも、
「待つこと」が答えの人もいれば、
「自分から動くこと」が答えの人もいます。

同じ転職の悩みでも、
今の場所で頑張ることが最良の人もいれば、
思い切って環境を変えることが最良の人もいます。

同じ人でも、
タイミングによっては、
真逆のことが答えになることもあります。

その時には、
「失敗した」
「間違えた」

そう思っていたことが、
後になって、
「あれでよかったんだ」
と思えることもある。

人生って、
案外そういうものなのかもしれません。

もちろん、私自身の
会社員として、自営業者として、
これまで多くの人と接してきた経験から
お伝えできることはあります。

タロットやオラクルカードが
見せてくれることもあります。

そして時には、
あなた自身がまだ気づいていない気持ちや、
思いもよらなかった角度からの見方を、
差し出せることもあります。

ただ、それは唯一の答えではない。

あなたの中にある気持ちと照らし合わせて、
初めて意味を持つものだと思っています。

だから私は、
答えを急いで探すよりも、
あなたの話を聴くことを
大切にしています。

何に迷っているのか。
何が怖いのか。
本当は何を望んでいるのか。
ずっと我慢してきたことはないか。
誰にも言えなかった気持ちはないか。

そんなことを、
カードと一緒に見つめていきます。

すると、最初は
「どうしたらいいかわからない」
と口にしていた人が、
少しずつ、
自分の言葉で話し始めてくれます。

「やっぱり、もう少し待ってみます」
という人もいます。

「怖いけれど、動いてみます」
という人もいます。

「もう十分頑張ったので、やめます」
という人もいます。

あるいは、
「今は決めません」
という人もいます。

どの答えも、
誰かに与えられたものではなく、
その人自身が見つけた答えです。

だからこそ、
その答えは本物なのだと思います。

私は、
そんな答えに辿り着くために、
迷いの奥にある本音を。
不安の奥にある願いを。
見えなくなってしまった、
あなた自身の気持ちを。

ひとつずつ見つけて、
そっと差し出す。

それが私にできることだと、
思っています。

何が正しいかではなく、
今のあなたにとって、
何が最良なのか。

その答えに辿り着くための時間を、
一緒に歩くことはできます。

私はただ、
あなたの答えが見えてくるまで、
そばにいます。

私は、
答えを教える人にはなれませんでした。

でも、それでよかったと、
今は思っています。


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