「決められない」の正体は、"矛盾"ではなく“両方とも本音”だった

「決められない」の正体は、"矛盾"ではなく“両方とも本音”だった

記事
コラム
「もうやめたほうがいい気がするのに、離れられない」
「転職したいのに、なかなか動けない」
「忘れたいのに、期待してしまう」

そんなふうに、
自分の中で気持ちが揺れてしまうこと
ってありませんか?

そして、多くの人は、
そういう状態になると、

「私は優柔不断なんだ」
「意思が弱いんだ」

と、自分を責め始めます。

でも実は
「決められない」わけではありません。

それは、自分の中に、
「本音」が2つ存在している
だけなのかもしれません。

人は葛藤すると、
「どちらが正しいか」を探し始めます。

離れたい自分が正しいのか。
離れられない自分が悪いのか。

頑張るべきなのか。
もう休むべきなのか。

でも、人の感情って、
そんなに単純ではありません。

たとえば恋愛でも、

「苦しい」
「もう無理かもしれない」

と思っているのに、

「でも嫌いになれない」
「本当はわかってほしい」

という気持ちが、
同時に存在することがあります。

ここで大事なのは、

どちらかが嘘なのではなく、
「両方とも本音」
だということです。

その奥には、
たいていの場合「守りたいもの」があります。

たとえば、
「もう離れたい」と思っている想いは、
これ以上傷つきたくなかったり、
安心したかったり、
自分を守ろうとしていたり。

一方で、
「それでも離れたくない」と思っている想いは、
繋がっていたかったり、
信じたかったり、
大切にしたい気持ちを持っていたり。

つまり葛藤というのは、
ダメな自分がいるわけではなく、
「自分の中の大切な想い同士が、ぶつかっている状態」
なのです。

だから、
苦しくなるのは自然なことなんです。

不思議なことに、

「どちらも本音だったんだ」

と気づけると、
少しだけ心が静かになることがあります。

なぜなら、

「どちらかを消さなくていい」

からです。

人は、
答えが出ないことよりも、

「こんな自分はダメだ」
と責め続けることのほうが、
ずっと苦しくなってしまう。

だからまずは、
無理に白黒をつけるより、

「自分は、何を守ろうとしているんだろう」

と見つめてみることを、
大切にしてみてください。

タロットを読む時、
その人の中で、
どんな感情がぶつかっているのかを
見ることがあります。

進みたい自分。
止まりたい自分。

信じたい自分。
もう傷つきたくない自分。

カードには、
そういう「言葉になっていない感情」が、
静かに出ることがあります。

そして、
その両方を整理していくと、

「自分は本当はどうしたいのか」

が見えてくることがあります。

それは、AでもBでもない「第三の答え」
のようなものかもしれません。


もし今、
あなたが何かを決められずにいるなら。

それは、
弱いからでも、
優柔不断だからでもなく、

あなたの中に、
大切にしたい想いが
ちゃんと存在しているから。

だから焦って、
無理に答えを出さなくても大丈夫。

まずは、
自分の中にある
「両方の声」を、
静かに聞いてあげてみてください。

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