# 13 電話占いで失ったもの

# 13 電話占いで失ったもの

記事
コラム
‥というタイトルはちょっと違うかなーとも思うのですが、
でもなんとなくそんな内容です
ご興味のある方は、是非お読みいただけますと嬉しいです

もうかなり昔の話で、
十二分に時効だと思ったので、
この記事を書くことにしました
(長文です)


当時私には、
ネットで知り合ったAちゃんというお友達がいました
メル友(懐)から始まって、電話したり直接会ったり‥
2人ともまだ若かったので、会話の殆どは「恋愛バナシ」でした^^;
(ただ少し遠距離だったので、メインはメールと電話です)

その頃の私は、プロフィールページにも記載しています通り占いにどハマりしていて、
依存気質の自分に気付いていましたがリアルの友達にはなかなか言えず‥
そしてそれだけはAちゃんにも話していませんでした

ですがそんなAちゃんと私の境遇には色々被るところがあり、
「好きなカレ」にもちょっと不思議な共通点があったりしたので、
悩んでいるAちゃんには、『私が占いの先生からいただいたアドバイス』を参考に、
自分なりの言葉で励ましていたんです

するとAちゃんはいつも、
メールや電話の最後には「ありがとう」、「話して良かった」と私に感謝してくれるように‥

なのである日思い切って、
私が日常的に「電話占い」を利用しているということを打ち明けました



偏見ですが、なんとなく「占い」ってオカルトチックというか‥
信じない人には呆れられて終わりでしょうし、
ましてやそこに多額(←私にしてはですが)のお金を使っているなんてことは、
普段どうしても言えませんでした

Aちゃんともこれまでにそういった話をしたことがなかったので、
少し不安ではありましたが‥



彼女はやはりと言うか、案の定、
とても興味深く私の話を聞いてくれ
自分も相談してみたい、と

なので、電話占いを利用するにあたっての基本的な手順やシステム等、
私が知る限りのマニュアルを伝えました


結果‥


Aちゃんが私以上に「占い」に依存してしまうのは
物凄く早かったです

今でこそ「通話アプリ」があり、
通話料を気にせずに電話占いを利用出来る世の中になりましたが
当時は違います

一度鑑定してもらうと、鑑定料のほかに通話にも何千円、
ちょっと話し込むと軽く万券が何枚も飛ぶような時代です
(繰り返しますが、私もこれまでの人生のトータルではかなりの金額を使いました^^;)

私はAちゃんに「電話占い」を教えた(勧めた?)立場ですし、
私自身がヘビーユーザーだった自覚がありますので
Aちゃんのことは否定しませんが、
見ていて心配になるくらい彼女はソコにハマってしまいました

そして毎回、先生とお話ししたあと私にも報告の電話をくれるのですが‥

毎日同じなのです⤵

「先生は大丈夫って言ってくれた」
「待ってたら必ず向こうから連絡くれるって」
「少し様子見てみる」
‥‥‥こんな報告ばかりなんです

なので私は「良かったね、じゃあ少し耐えて待ってみよう」と、
毎回同じ返事を繰り返しました

でも‥
次の日になると、
やっぱりダメなんです

「今日は我慢しようと思ったけど、不安で眠れない」
「悪いことばっかり考える」
「お金はキツイけど、安心を買うってことだからいいよね」
「先生に相談してみる」

そう言ってほぼ毎晩
電話占いのサイトを利用するようになってしまいました

Aちゃんは私より2つ年上の女性ですが、
特別セレブでもないですし、
ごくごく当たり前の生活水準・金銭感覚で、夜職でもありません
普通のOLさんでした

そんな彼女が、貯金を切り崩し、
食べるものも我慢し、
収入の殆どを「安心を買う」という自己解決で、
占いに投じてしまう

私も依存している側の人間でしたが、
そんな私から見てもAちゃんのハマりっぷりは危険でした

「お金大丈夫‥?」
「今日は頑張って耐えた方がいいんじゃない‥?」
「きっと今日相談しても昨日と同じ結果だと思うよ‥?」
そんなことをAちゃんに言い続けていたと思います

その頃のAちゃんは、
★先生に相談する
★結果を私に報告する
が「ワンセット」になっていたので、
私は必然的にいつも待機していました

そして一日も早く「先生の鑑定通り」の朗報が聞けることを
本当に祈っていました

でも、
現実はそうはいかないんですね⤵
どれだけ時間とお金を費やしても、
現状は何一つ変わりませんでした

なのでこの後も延々と、
Aちゃんと私の「いつも同じ」やりとりは続きますが‥
いよいよ貯金が底をついてきたんです

彼女は「給料日まで電話出来ない」、「何かバイトしようかな」
ということを言うようになりました

当時Aちゃんが主にご相談していた先生は、
占い雑誌等でも大きく紹介されたりしていた有名な方でした
勿論私もお名前は知っていましたし、
「予約を取るのもなかなか難しい人気の先生」という認識を持っていました

実際にAちゃんを通して知ったその先生の印象は
とてもハッキリものを言われるタイプで、更にご鑑定は的確、
でもお優しくて、不安な気持ちに寄り添ってくれる‥
雑誌の体験談で読んだことのある通りの、魅力的な方でした

なので、
私はひとつ思いついたんです
その先生に、占い依存に陥ってしまっているAちゃんのことをご相談してみよう、と
ただし私も、Aちゃんの心配をしていながら自分自身も「占いジプシー」でしたので、
その「有名な人気の先生」に私も視ていただきたいという気持ちはありました

その結果‥

私自身の悩みについては、
特に目新しいお答えはいただけませんでした
というより、「私としては」、少し不信感が募るご回答でした
(結構衝撃的でしたがここで言えることではないので割愛します)

それは置いておいて、肝心のAちゃんについてです

その先生はもう長いことAちゃんの「主治医」のような存在でしたので、
★もともと私がAちゃんに占いを紹介したということ
★それ以来あり得ないぐらい、Aちゃんがハマってしまったということ
★占いは私も良く利用するし心の支えだけど、Aちゃんは毎日電話しないと気が済まなくなっていること
★友達としてそれが凄く心配だということ
★依存する気持ちは痛いほどわかるけど、出来れば一週間に一度‥無理ならせめて数日に一度とか、もう少し時間を置けるようになってほしいこと
★なによりお金がもたなくなってきているということ
を、ご相談しました

「なんとかなりませんか?」
「見ていられないです」
そんな気持ちでした

先生は最後まで私の話を聞いてくださいましたが、
「お答え」としてはあまり明確ではなかったと記憶しています
その先生のお言葉(Aさんに伝えてください、的な感じです)は今も覚えていますが、実に抽象的な仰り方でした

そしてそのあと、
Aちゃんに電話をしました

補足ですが
私がその先生に電話をする前、Aちゃんには、
 「このままだとAちゃんが破産しそうで見ていられないから、どうにかして不安を取り除く方法がないか聞いてみようかなと思ってる」
という私の気持ちは伝えていました
それに対してAちゃんは、
「ありがとう😢 先生なんて言うかな‥? なんかいいアドバイスくれるかな‥?」
と、何かしら期待?のようなものを持ってくれている、と私は感じていました

なので、先生とお話ししたあと、
Aちゃんに結果報告(上で書いた、“抽象的な先生のお言葉”をその通り伝えるため)の電話をしたんです

その時のAちゃんの反応は、
「えー? どういう意味だろ‥」
「他になんか言ってた??」
「どしたらいんだろ‥?」
と、少し困惑?気味でしたが、
その後はいつも通りAちゃんの「カレ」の話をして、
電話の最後には「心配してくれてありがとう😢 次は私が恩返しするね!」という言葉で終わりました


が、

最終的な結末として、
その日を境に、
Aちゃんからは一切、連絡が来なくなりました

Aちゃんとはそれっきりです

これは私の憶測ですが、
その次の日あたりにAちゃんはまた先生に電話をかけて、
ご相談しているはずなんですね

そこで、
私を切るように言われたんじゃないかと思っています

私がAちゃんにとって害悪だ、ということなんでしょう


実は‥

その先生が仰った『Aさんに伝えてください』というメッセージですが‥
私にはわかってしまったんです

「私と関わっちゃダメ」という意味合いが込められたお言葉でした

本当に私が、Aちゃんにとって「付き合うべきではない相手」だったとしたら、
それはもうどうしようもないことだと思っています
「悪いものを排除する」というご鑑定だったのでしょう

でも、
不信感しか残りませんでした

物凄く下衆な発想ですが、
Aちゃんは先生にとって「いいカモ」だったんじゃないかとさえ思いました
(もし違うなら大変失礼なことですが)

真相は未だにわかりません
私との縁を切って、本当にAちゃん念願の「彼」と結ばれたのかもしれません
もしそうなら、占いを信じている私としても嬉しいことではあります

でも、
どうしても、
そうは思えないんですよね‥

Aちゃんとは、凄く楽しいお話を沢山しました
そしてツライ話も
「占い」という、ヒトにはなかなかオープンに話せないジャンルの話も
慰め合って、助け合って、一緒に頑張っていた気持ちでいます

大事なお友達でした

なのにそんな彼女を、
私は一瞬で失ってしまいました

まさかあの日がキッカケで音信不通になってしまうなんて‥

数日後、私からメールしました
「あれから先生と話せた? 大丈夫かな‥?」的な感じでしたが、
返信はありませんでした

今どうしているんだろう?
元気なのかなぁ
「カレ」とはどうなったんだろう

今もそんな風に思うことがあります

万が一Aちゃんご本人がこれを読むと、
「自分のことだ」とわかるぐらいに、ここには事実のままを書きました
(そんな可能性はまずナイと思いますので、ほぼフェイクは入れておりません)


この記事で誤解を与えてしまうかもしれないのですが、
ひとつ明確に記しておきたいのは、
私は「占い」を信じていますし、今も利用しています

ですが、
「占い」に限らず、
それがいくら「ストレス解消」「安心材料」「癒し要素」の何かだとしても
自身が破産してまで繰り返すことは、果たして正しいと言えるでしょうか‥

先立つものがあるならいいんです
どれだけ散財?しても、人並みに生活出来る豊かさがあるなら
余計な心配はしません

そうじゃなくて
何かを切り詰めて、
質素どころか貯えも注ぎ込んで、一食抜いて‥、
カタチにならないものに救いを求める
そして、いつ終わるかもわからないそんな日々を延々と繰り返す‥

それが自分にとって「大切な人」だった場合、
黙って見過ごせるものでしょうか‥

私には無理でした



その結果、
Aちゃんという大事な友達を失くすことになってしまったんですけどね⤵


今も苦い思い出です



長文でしたが、
お読みいただきありがとうございました


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