<色の色々>シリーズ
今回は、落着きとやすらぎを与える『茶色』のお話。
木目をイメージしやすい『茶色』は、心を落ち着かせてくれる効果があり、
落ち着いた空間を演出する喫茶店などで、温もりがある『茶色』が多く使用されています。
この<色の色々>では、色に関しての色々な情報を発信しております。
前回は、『オレンジ』のお話をさせて頂きました。
芸術や伝統に馴染み深い色で、果物由来や動物由来の色名がありますが、動物由来の色名は数少ない珍しい色なのだそうです。
前回のお話はこちら↓
それでは、『茶色』について深掘りしていきましょう!!
【ほっとやすらぐ日本の色】
日本では、『茶色』の由来であるお茶の歴史は古く、平安時代に中国から伝わったが、『茶色』といる色名が付いたのは、江戸時代。
一般庶民が煎茶を楽しむようになり、煎汁による茶染めが行われるようになった事がきっかけ。
昔ながらの景観を楽しむ所では、コンビニやファミリーレストランなどの看板も景観を美しく保つために、『茶色』が使用されるほど。
【色々な茶色】
小麦色
パンやパスタに欠かせない小麦が由来
その名の通り、小麦の黄みがかった淡い褐色。
英語の色名は[wheat]は18世紀初期から用いられている歴史があり、日本では日焼けした健康的な肌を表す色でよく使われている。
駱駝色(らくだいろ)
ラクダの毛のような浅い茶色。
「砂漠の船」と呼ばれるラクダは、4000年以上前から家畜化されてきました。
荷物の運搬のほか、春に抜け落ちる毛は毛織物として利用されます。
英名[camel]は1916年に誕生し、「ラクダのシャツ」「キャメルのコート」など、衣服の色の形容で使われる。
朽葉色(くちばいろ)
茶色になった落ち葉の色。
平安朝の貴族に愛好された色名で、「源氏物語」「枕草子」にこの色の織物が取り上げられている。
落ち葉の色のバリエーションから、『朽葉色』のほかに、赤みが強い「赤朽葉」、黄色みが強い「黄朽葉」、緑がかった「緑朽葉」と落ち葉の微妙な色の違いによって、さまざまな名称があります。
【まとめ】
「小麦色」は今でも耳にする色名でしたが、一色を深掘りすると、初めて聞く色名に出会えたりします。
今回では「朽葉色」は、初めて知った色でした。
落ち葉も全てこの色という事はありませんが、さまざまな落ち葉の代表色で日本の風情を表す色でした。
黄色み、赤み、緑みの落ち葉それぞれにも色名があり、学びになりました。
皆様はいかがだったでしょうか?
少しでも何かのお役に立てれば幸いです。
『茶色』がもたらす色彩心理のお話もありますので、こちら↓からご覧下さい
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