7/3より新紙幣が発行される。まだ実物はお目にしたことはないが、いずれ
日常的に使われることになるだろう。傾けると肖像の顔も横を向くらしいので、早く試してみたい。なんか凝りすぎだな。日本らしいといえば日本らしいけど。
新・一万円札の渋沢栄一氏。幕末から昭和まで、500余りの会社を設立した日本初めての連続起業家(シリアルアントレプレナー)。昔すぎてアントレプレナーの系譜では語られないが、れっきとした起業家。明治は日本史上まれにみる起業家の時代だったと思う。
現代もまぎれもなく起業家が排出する時代。バブル期まではそういう風潮はなく、大学を卒業したら、大企業に入社して出世コースに乗るというのが、まっとうなコースだったとおもうが、今は小学生でも起業家を目指す時代になった。
いい傾向なのではないか。サラリーマンとして大成することが悪いとは言わないが、創業者社長と、サラリーマン社長では大きな違いがある。
責任の取り方だ。
サラリーマン社長の場合、責任を取るといったら社長を引退することが相場となっている。
でも、それって責任を取ったことになるのか、はなはだ疑問。責任を問われるような事態とは、会社に損害を与えたということになると思うので、その損害を補填しなければ、責任を取ったことにならない。
でも、身銭を切って損失をいくらかでも穴埋めしたという話は聞いたことが無い。ひどい場合は退職金までもらっているケースも少なくない。全然責任取ってない。株主や残った社員に対して何もない。ひどい話である。大企業の場合、いくらかは自社株式を持っていると思うので、最低でもそれぐらいは全額会社に納めるようにすべきだとおもう。
創業者社長の場合、損失は自分の懐を痛めているはず。中小企業の場合、個人資産で穴埋めしていたり、親戚知人に借金で穴埋めしているケースも少なくない。その結果、年間多くの人が首を吊っている。悲しい話である。
渋沢栄一も全く失敗が無かったわけではないし、倒産・破産の危機に立ったことも何回もあった。私もなんとか頑張っていきたい。