ワンピースの尾田栄一郎先生

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ワンピースの尾田栄一郎先生は、「onepiece」の単語を塗り替えてしまった方だ。

今最終章であり、ジャンプの長期連載作品(ヒロアカ、呪術など)が終わり、残された組である。



今のワンピースのルフィは、ニカになってもう舞台装置になってしまったと思う。


なぜそうなったか?

編集者の変更があり、新人になったそうだ。
世界で売れるワンピースの作品において、編集者が今の「トムとジェリーの喜劇」を望む先生の暴走を止められるだろうか? 無理だろう。


尾田栄一郎先生は現在共感が強い個性の強い作家だったと思う。
その時についた編集者が、とても強い再現性ある過去再現型だったと分析する。

元々マンガ家の駆け出しだった尾田先生は、編集に何度も出し直しを受けたそうだ。
先生はトムとジェリーのような喜劇、目が飛び出てびろーーん! ぎゃー! ばーん! が好きで、その作品を書きたいとずっと思っていたそうだ。

しかし、編集者はキャラクターをより考察させて、セリフをシンプル化させて「名言」を多く作るようになった。

現在共感型の先生は、よりセリフを多く、楽しく笑顔になるような作品を望む。

過去再現型の編集者は、セリフを最小限にして、コマ数を減らして重みを増やして雰囲気(立ち回り)で説明するようにした。


昔のワンピースは、セリフが一切なくてもマンガの動きや視線だけでセリフがわかる=展開がわかる。

今のワンピースは、セリフにやりたいことを詰め込んでいてセリフがわからないと展開がわからない。
そして、ニカを立てるためのキャラや展開(べた褒め)が多い。
これはトムとジェリーのような喜劇=ニカの無双であるのだが、読者は「短いセリフで行動でキャラ付けする昔のワンピース」を望んでいた。


俺もそうだ。


ナミだって、最初は金にがめつくても義理人情があって、やるときはやる本気女子だった。
今のナミは……年齢が下がってしまった気がする。大人びた魅力がなく、身長も変わった気がする。

このあたり、現在共感型の先生が望む展開はおそらく読者離れを起こす。
前の伏線の回収、矛盾を減らすことに対して、現在共感型は気にしない。

おそらく、最初のワンピースを担当した編集者が今のワンピースを見たら卒倒するだろう。

セリフ=現在共感性と、目が飛び出る演出=現在共感性を求めるのはアニメ層だったり、子供の層だと思う。
だから、トムとジェリーは3歳から10歳までの需要はあると思う。

でもジャンプは少年の10歳から18歳の青年一歩手前までが読者層だと思う。

その場合、現在共感型のみの喜劇は需要がない。


友情(現在)! 努力(再現)! 勝利!(再現) のジャンプ作品には、再現性の要素が必須だ。


ナルトは先生が過去で編集が現在で成功した。
ワンピースの先生は現在で編集が過去で成功した。

どちらも、人気がでて「みげか相性で最高の編集」を切り捨てた結果、先生と同じ編集者の時間軸が被ってしまい、読者が離れた。

ナルトは先生の再現性から煩雑で重厚すぎる設定と展開で読者がドン引き、
ワンピースの先生は共感性からエンタメトムとジェリー喜劇に特化して、安っぽさ(過去の再現性あるキャラクター設定を捨てる)ことで読者が離れた。


さて、この2作品を読んでいた読者はこのみげか考察をどう思うだろうか?




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