毎月の集計を手作業でやっていて、「これ、誰かに頼んで自動にしたい」と思ったことはありませんか。ただ、頼み方が曖昧だと、できあがった式やマクロが自分の表で動かず、結局やり直しになります。
受注する側として、依頼をいただくときに「これが決まっていると一発で仕上がる」と感じる3つを書きます。
■ 1. 表の形
いちばん大事なのがこれです。「A列に日付、B列に担当者、C列に金額。1行目が見出しで、データは2行目から」のように、列ごとに何が入っているかと、見出しの行、データの開始行を教えてください。シート名も添えていただけると、式のセル番地が一度で合います。
実際のデータを送る必要はありません。むしろ、顧客名や金額が入ったファイルは送らないでください。列の見出しと、架空の3行があれば十分です。
■ 2. 結果の形
「集計したい」だけでは、どんな表になってほしいかが伝わりません。「担当者ごとの月別合計を、別シートに、縦に担当者、横に月で並べたい」のように、結果の表の形を言葉にしてください。紙に手書きした表の写真でも構いません。
結果の形が決まると、関数で作るか、ピボットテーブルにするか、マクロが要るかが決まります。ここが決まっていない依頼は、途中で「やっぱりこの形で」となり、作り直しになりがちです。
■ 3. 確認方法
できあがった式が正しいかどうかを、どうやって確かめるかです。おすすめは「架空の3行で、期待する答えを先に決めておく」こと。たとえば「この3行なら、佐藤さんの9月合計は17,000円になるはず」と決めておけば、納品されたファイルにその3行を入れて、一致するかを見るだけで済みます。
もう一つ、Excelのバージョン(2019か、Microsoft 365か)も教えてください。新しい関数が使えるかどうかで、式の書き方が変わります。
■ まとめ
・表の形(列・見出し行・開始行・シート名)
・結果の形(どのシートに、どんな表を)
・確認方法(架空の3行と期待する答え、Excelの版)
この3つがそろっていれば、集計の自動化は短い納期で仕上がります。逆に、そろっていなくても大丈夫です。ご相談いただければ、こちらから質問して一緒に決めます。
集計表の作成、関数の設計、VBAマクロでの自動化を承っています。「毎月これを手でやっている」という作業があれば、お気軽にご相談ください。