焼菓子がパサつくのはなぜ?パティシエ目線で考える原因と改善ポイント

焼菓子がパサつくのはなぜ?パティシエ目線で考える原因と改善ポイント

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焼きたてはしっとりしていて美味しかったのに、
翌日食べてみると、なんだかパサパサ。

パウンドケーキやマフィン、マドレーヌなどを作っていると、
意外とよくある悩みです。


「焼きすぎたのかな?」

もちろん、それも原因のひとつ。

でも実際には、焼き加減だけではなく、**配合・作り方・保存方法など、いくつもの要素**が関係しています。

① 焼きすぎて水分が抜けている


まず考えたいのは焼成。

焼き時間が長すぎたり、焼成温度が高すぎたりすると、生地から必要以上に水分が抜けていきます。

焼きたてはある程度柔らかいため気づきにくくても、
冷めて時間が経つとパサつきが目立つことも。

レシピに「170℃で30分」と書いてあっても、
焼くオーブンが変わると温度も時間も変わります。
こればっかりは、プロでも完璧にできません。普段使っているオーブンと
違うもので、今までと同じようにやれ、と言われて完璧にできる人は
多分いません。笑


レシピの時間だけを見るのではなく、
**自分の使うオーブンと焼き上がりの状態を見ること**も大切です。


② 配合そのものが原因


焼き菓子の食感は、粉・卵・砂糖・油脂・水分などのバランスで決まります。

たとえば粉が多すぎれば、口の中の水分を奪いやすい食感になることがあります。

反対に、砂糖や油脂には、甘さやコクを出す以外にも、焼き上がりの食感や水分保持に関わる役割があります。

「甘さを控えたいから砂糖をかなり減らした」

「カロリーが気になるからバターを減らした」

そんな何気ない変更が、翌日の食感に影響していることもあります。

材料には、それぞれちゃんと役割があります。
勝手にこれでもいっか、と変えた材料が大事な役割を担っていることもあるのです。。


③ 焼成後の保存方法


実はここも、とても大事。

焼けたお菓子をそのまま長時間置いておけば、少しずつ水分は蒸発していきます。

ある程度冷ましたあと、適切なタイミングで包装する。


保存する温度や場所を考える。


こうした**焼成後の扱い**でも、翌日の状態は変わります。


特に、「翌日以降に食べてもらうこと」を前提にするなら、
焼きたての美味しさではなく、保存後の状態まで確認しておきたいところです。

かといって焼けてすぐにラップに包んでも水がついてカビの原因になることも。
パウンドケーキやマフィンなどは、理想は粗熱が取れたらラップなどで過剰に水分が蒸発するのを防ぐのがベスト。
ジェノワーズなどの大きな生地類は、番重に入れて空間を持たせて、
ピッタリ重ねるのではなくて少しずらして余計な蒸気だけ逃してやる、
なんてこともプロの現場ではやったりもします💡


④ 「焼きたてが美味しい」と「翌日も美味しい」は少し違う



お菓子のレシピを考えるとき、私はここを結構大切にしています。


焼きたてをその場で食べるお菓子なのか。


翌日食べるのか。


数日間販売する商品なのか。

同じ焼き菓子でも、目的によって適した配合や作り方は変わります。

特に販売するお菓子なら、

**作った瞬間が一番美味しいレシピではなく、お客様が食べる瞬間に美味しいレシピ**

を考える必要があります。



「パサつく」だけでも、原因はひとつではない


「翌日パサつきます。どうしたらいいですか?」

という相談に対して、

「砂糖を増やしましょう」

「焼成時間を短くしましょう」

と、レシピを見ずにひとつの答えを出すことは難しいです。

配合なのか。

焼成なのか。

工程なのか。

保存なのか。

あるいは、いくつかの原因が重なっているのか。

今のレシピと作り方を見ながら、ひとつずつ原因を探していく必要があります。

ココナラでは、こうした**「レシピはあるけれど、思った仕上がりにならない」**というお菓子作りのご相談も受け付けています。

「翌日も、もう少ししっとりさせたい」

そんな具体的なお悩みでも大丈夫です。

レシピ・工程・焼成などを一緒に見ながら、目指したい仕上がりに近づける方法を考えます。

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