コラム73 転職後のカテーテル治療

記事
コラム

 転職して数ヶ月経過しました。転職した理由は色々あって以前のコラムにも書いたのですが、その理由の中でも特に自分自身がカテーテル治療をやりたいという思いが強くなってきたからというのがありました。以前の職場は私よりも若手の医師が多く私の仕事は主に教育でした。心臓の治療の教育は、それはそれは大変で、万が一のこともあってはならないのに、若手の技術は一般的にまだまだ足りていません。その様な状況で神経をすり減らして教育をしているととても疲れたことを思い出します。しかし、自分も当然若手の頃は技術が足りなかったし、それを我慢して見守ってくださった諸先輩方の指導なくしては今に至らなかったことも理解しています。そのため、自分も頑張って若手教育に励んでいました。私自身、人に教えることは特に嫌いでも苦手でもなく、やりがいも大変ありましたし、若手も非常に優秀で勉強熱心な人々であったため、それなりに充実した日々を過ごしていたと思います。  
 でも、カテーテル治療がかなり好きだった私は自分の手で患者さんを治したいという思いが強く、自分の手先の動きや視力が10年後くらいには衰えてくるであろうことを考えると、このまま教育する立場のみで自分が終わってしまうのが悔しくて転職に踏み切ったのでした。
 転職後、日々は一変しました。月に10数件も自分で手を動かして患者さんの治療にあたることができる様になりました。当然カテーテルの手技時間も以前の病院で若手に教えていた時より、今の病院で自分自身がこなした方が早く終わるため体への負担も減りました。とても今の状況には満足しています。転職前は若手との絡みがなくなってしまう寂しさや、しばらく教育者としての立場から離れる不安感みたいなものがありましたが、いざ今の立場になってみると、特に教育にはあまり未練がなく、好きな仕事を思う存分やって過ごしている印象です。
 今は私より若くて、まだ独り立ちしていない後輩などがいない職場ですが、今後はそういった方々とも一緒に働くことになるかもしれません。その時はまた教育者としての立場にシフトする日も来るのかもしれません。でも、今になってわかったことはやはり自分の仕事はバランスが大事だということです。教育しなければいけない立場であっても、仕事の10割近くが教育ではなく、3割程度、そして自分がメインでカテーテル手技などを行う業務が7割程度など、自分の特徴を活かした業務割合を目指して行くことが大切だとわかりました。転職を通じて立場を変えることにより、自分の特徴を少し深掘りすることができました。今後も自分の特徴を活かして医療に貢献できる様に頑張っていこうと思います。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら