コラム72 若いうちの投資の話

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 20代前半の方々は最近投資をやっているとよく耳にします。しかし、実際にその世代の投資特に株式投資をやっている人に話を聞くと、株式投資をやっている人とやっていない人でだいぶ考えが違うとのことでした。ここ数年高校生の金融や投資の授業が始まっているとのことで、もっともっと若い人にとっては円安やインフレも相まって株式投資が極々一般的になってくる可能性がありますが、20代前半は金融教育を全く受けてこなかった最後の世代となるため、親世代の影響をもろに受けてしまうのでしょうか?日本人は株式投資をなんとなく楽をしてお金を稼ぐ方法と思っている節がある気がします。そして、30年間続いたデフレの時代に培った貯金への安心感を親世代から教育され、お金が減る(数字上のお金)リスクがある株式投資を怖いと考えている人がかなりいる印象です。 
 個人的には株式投資はインフレ時代には自分の資産を守る有効な手段と考えています。また、日本円だけを貯金することは日本円のみで100%自分の資産を保有することになるため、人生を日本円だけに賭ける様な感じがしてしまいむしろ恐ろしい感じすらしています。つまり結婚資金や子供の教育資金、老後生活などに備えるための資産を株式や債券、円やドル、ユーロなどに分散しリスクを軽減したほうがいいのでは無いかと言うのが私の現時点での方針です。自分は10年ほど前から株式投資を行なっているため基本的に上げ相場が大半を占めていました。コロナショックの時はだいぶ資産が目減りしたのですが、なんとか狼狽売りせずに済んだため、その後資産が回復し今に至っています。でも、日本株や米国株がかなりこの半年間上昇しているため、株だけではなく、債券、コモディティなどにも広く分散して守備力を高めて暴落にそれなりに備えているところです。
 話を戻しましょう。若い時に特に20代に投資をしていなかったので、どの様に若者が投資を始めるかイメージしてもなかなか難しいなと思ってしまいます。最終的には広く分散された投資が資産の変動幅を抑え、良い投資だと思うのですが、若いうちの資金が少ないうちにから分散するのか、若いうちはリスクを大きく取れるので、リスク高めの個別株にするのか、インデックス投資か、配当狙いの投資か悩むところです。例えば1万円を投資して年間3%の利益が出たとしても単に1万300円になるだけです。これでは昼ごはんが食べられるかどうかです。同じ労力でも100万円あれば3%の利益で一年後に103万円になります。これであれば投資してよかったと思えるかもしれません。若いうちは資本が小さいため投資の魅力に気が付けるほどの金額を投入できる人がどれほどいるのか疑問です。また、キャピタルゲインを狙うのか、インカムゲインを狙うのかも重要だと思います。キャピタルゲインとは株式の実際の値上がり益の事であり、主に再投資型の投資信託などでインデックス投資を積立で行っている場合がこれにあたります。この場合数字上100万円が3%の利益がでて103万円になっているのですが、実際に売って利益を確定するまではお金は増えません。インカムゲインとは配当をもらう収入のことで、株式を保有し配当で利益を得ることです。年間3%前後を目指す場合が多いと思います。配当はその都度年に1−2回程度現金で支払われるため、100万円の株式から年間3万円程度現金での収入を得る形になります。
 私は若者が始めるならインカムゲインつまり配当収入狙いの日本個別株がいいのでは無いかと最近考えています。世間ではキャピタルゲイン狙いのインデックス積立投資がとても流行っている印象ですが、インデックス投資の主な目的は10年20年30年先の未来を見据えた投資です。資金が必要となるまで売らないで手をつけることのない、いわばリスクを含んだ貯金みたいなものなのだと思います。それに対して日本株の個別投資は①株式投資本来の目的である会社を保有し日本の企業のオーナーになれること、②個別の株を選定することで社会勉強になること、③配当という現金収入で不労所得を得ることがとても嬉しいと思えるであろうことなどのメリットがあると思います。特に最後の不労所得を例えば年間3万円得ることができれば、携帯の料金も大半が払えるかもしれないし、ディズニーに2回くらいいけるかもしれないし、友人との美味しい食事が5−6回くらい行けるかもしれません。若い世代には自身の労働以外で得たいわゆる不労所得で自己に投資し、時間を使って複利を最大限生かしていくのがいいのではないかと考えています。そして、それはとても重要な金融リテラシーの向上につながって行くのだと思います。
 もちろん私が述べた話は私個人の感想であり、一つの投資方針を推奨するものでは決してありません。資本を増やすという観点ではおそらく長期インデックス投資が一番なのであろうとも理解しています。ただ、投資を始める若者にとっての最適解は必ずしも長期インデックス投資のみでは無いのではないかと個人的に考えている今日この頃です。

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