宅建試験で安定して点を落とす原因のひとつが、数字問題です。
年数・割合・金額は、知識としては知っているのに、本番では「近い数字」にすり替えられて出題されます。この記事では、数字のひっかけパターンと、覚え方の考え方を紹介します。なお次回の宅建試験は、例年の日程から2027年10月実施の見込みです。時間がある今のうちに数字を固めておくと、直前期がかなり楽になります。
パターン1:数字そのもののすり替え
代表例は報酬額の制限です。売買の媒介報酬は、取引価格によって公式が変わります。
・200万円以下の部分:5%
・200万円超400万円以下の部分:4%+2万円
・400万円超の部分:3%+6万円
選択肢では「3%+2万円」のように、割合と加算額の組み合わせを入れ替えてきます。公式は「どの価格帯か」とセットで覚えるのが鉄則です。
また、手付や損害賠償額の予定の上限は代金額の20%ですが、「10%」や「30%」と差し替えた選択肢が並びます。
パターン2:期間の混同
期間系は、似た制度どうしで混同させる出題が多いです。
・クーリング・オフ:告知書面を受けた日から8日以内
・媒介契約の有効期間:専任・専属専任は3ヵ月以内
・レインズ登録:専属専任は5日以内/専任は7日以内(休業日を除く)
・国土利用計画法の事後届出:契約締結日から2週間以内
・相続放棄の申述:相続の開始を知った時から3ヵ月以内
「5日と7日」「8日と2週間」のように、近いもの同士を並べて覚えると入れ替えに気づけます。
パターン3:セットで出る金額の混同
・営業保証金:主たる事務所1,000万円(その他500万円ずつ)
・弁済業務保証金分担金:主たる事務所60万円(その他30万円ずつ)
「1,000万円」と「60万円」は、保証協会に加入するかどうかで全く違う制度です。金額だけでなく、どちらの制度の話かを先に確認する癖をつけてください。
覚え方のコツ:バラバラに覚えない
数字対策で効くのは、暗記の量を増やすことではなく、表にして声に出すことです。
・「制度名 → 数字」の一覧表を1枚作る
・混同しやすいペア(営業保証金と分担金、35条書面と37条書面など)を隣に並べる
・演習で間違えた数字だけを表に追記していく
試験直前期は、新しい知識を入れるより、この「正しい数字の一覧」を繰り返し確認する方が得点に直結します。
まとめ
・報酬は価格帯ごとの公式(5%/4%+2万円/3%+6万円)をセットで
・期間は近い制度を並べて、入れ替えに気づける形で
・金額は「どの制度の数字か」を先に確認
・一覧表+音読で、正しい数字を体に残す
本試験形式で演習したい方へ
私たちAI Literacy Pressの『宅建 直前7日ドリル』は、出題ウェイトに合わせて配点最大の宅建業法に2日分を割り、Day 6に本試験と同じ構成・順序の模擬試験50問、Day 7に数字一覧とひっかけパターン集を収録した全110問の問題集です。2027年10月試験対応版として、このページの下に表示される出品中コンテンツからご覧いただけます。
なお、本記事とドリルは、宅建試験の出題範囲に準拠して作成したオリジナル教材であり、公式問題集ではありません。試験実施機関(不動産適正取引推進機構)とは無関係で、正式な試験日程は官報公告でご確認ください。