第3回 初回出品実況&商品ページ基礎 — 最初の商品をスムーズに公開する方法

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ビジネス・マーケティング



はじめに

Amazonで商品を販売するためには、セラーアカウントの開設だけでは終わりません。実際に商品を登録し、お客様に選ばれる「商品ページ」を作る必要があります。しかし、多くの初心者がこの段階でつまずいてしまいます。なぜなら、初めて見る専門用語や入力項目の多さに戸惑い、手探りで登録を進めた結果、検索にも出ず、売れもしないページが完成してしまうからです。

最初の1商品(SKU)は、ただの“お試し”ではなく、後の出品作業にも活かせる「テンプレート」です。1回目の出品を丁寧に仕上げれば、2回目以降の作業時間は3分の1に短縮できます。本記事では、商品登録の流れをわかりやすく分解し、実際に販売できるレベルの商品ページを一緒に作成していきます。


1.SKUを決める——後から変えられない“商品識別名”を先に用意する

SKU(エスケーユー)とは「Stock Keeping Unit」の略で、在庫管理や商品登録の際に使う、商品の“管理コード”です。Amazonでは自動でSKUを付けることも可能ですが、自分でルールを決めて管理することで、在庫の確認や売上分析がしやすくなります。

おすすめのSKUフォーマット
【カテゴリ‐型番‐色‐容量‐年】
例:KET-KT100-BLK-1L-25(ケトル/型番KT100/黒/1リットル/2025年)

・カテゴリ:商品ジャンルを略語で表します(例:ケトル→KET)。

・色・容量:バリエーション管理がしやすくなります。

・年:製造・販売年を下2桁で記載すれば、ロットごとの区別が容易になります。


2.商品ページ“五大要素”の全体像

Amazonで商品を売るためには、いくつかの重要な構成要素をしっかり整える必要があります。お客様は商品ページの中にある情報を頼りに購入を判断しますので、どれか1つでも欠けていると成約に繋がらない可能性があります。

特に初回出品では、下記5つの要素を丁寧に設計しておくことで、「検索に表示される」「クリックされる」「購入される」商品ページが完成します。

商品ページの五大要素
・タイトル
商品名のことです。検索結果に最も強く影響し、タイトルに含まれるキーワードが検索されることで商品が表示されます。重要な語句はなるべく左側に寄せて記載します。

・画像(メイン+サブ)
お客様の第一印象を決める重要な要素です。全体像、使用シーン、サイズ、スペック比較など、最低でも6枚の画像を準備するのが望ましいです。

・商品説明
商品に関する詳しい情報を、箇条書き+詳細文で記載します。FAQ(よくある質問)形式にすることで、お客様の不安を事前に解消できます。

・検索キーワード(バックエンド)
商品ページには表示されませんが、Amazonの検索エンジンに読み込まれる重要な項目です。誤字や言い換えなど、タイトルに含めづらいキーワードを補完する目的で使用されます。

・価格
購入の意思決定に直結する最後の要素です。競合商品とのバランスや、広告施策との兼ね合いを考慮し、根拠のある価格設定が求められます。


3.カテゴリーと識別コードの選び方

商品を登録する際には、正しいカテゴリーを選び、必要なコード(JANやASIN)を準備する必要があります。特に初めての方は、この部分でつまずくケースが多いです。

よく使う用語と意味

・カテゴリー
Amazon内での商品ジャンル(「キッチン用品」「家電」「スポーツ・アウトドア」など)。間違えると検索にも広告にも表示されません。

・JANコード(バーコード)
商品を識別する13桁の数字。家電や日用品など多くの商品に付いています。

・ASIN
Amazon独自の商品管理番号。既に登録された商品(相乗り出品)には必ずASINがあります。

・GTIN免除
JANコードのない商品を出品する場合に必要な申請手続きです。Amazonに申請して許可されれば、コードがなくても商品を登録できます。

そもそも製品コードとは?
製品コードとは社により発行されるGTIN (Global Trade Item Numbers)と呼ばれる国際基準の商品識別コードのことを指します。

製品コードには、日本で使用されているJAN(JANコード)だけでなく、ISBN(国際標準図書番号)、EAN、UPCなどがあります。Amazonではこれらの製品コードを使用して、販売する商品を識別して管理しています。
主GTINに含まれる製品コードは下記のとおりです。

■ISBN (International Standard Book Numbers)
ISBNは本に使用される製品コードで、通常は刊行日に関連付けられています。

■JAN (Japanese Article Numbers)
JANは日本のマーケットプレイス向けの商品に特に使用される製品コードの一種です。
この製品コードは、International Article Numberとも呼ばれます。

■EAN (European Article Numbers)
EANは、ヨーロッパマーケットプレイス向けの商品に特に使用される製品コードの一種です。
この製品コードは、International Article Numberとも呼ばれます。

■UPC (Universal Product Code)
UPCは商品を出品する際に使用する、一般的な製品コードです。

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4.タイトルを作成する

タイトルは検索結果で最も目に触れる部分です。ここが弱いと、どれだけ良い商品でも見つけてもらえません。大切なのは「誰向けの商品か」「何ができるか」を、短い文字数で的確に伝えることです。

おすすめの構成フォーマット

【ブランド名 商品種別|主要機能|容量|型番】
例:MAT 電気ケトル|ステンレス製 保温機能付き 1L KT100

65文字以内に収めると、スマホ画面でも全文が表示されやすくなります。
「送料無料」「激安」などの主観的な表現は、検索アルゴリズム上無効とされるため避けましょう。


5.画像の構成と注意点

画像は「クリック率(CTR)」と「購入率(CVR)」に大きな影響を与えます。とくにスマホユーザーは、文字より先に画像を見て購入を判断するため、画像が不十分だと売れる商品でも埋もれてしまいます。

推奨される画像構成(最低6枚)

・メイン画像
白背景(RGB値255,255,255)で、商品全体が明確に写っていること。画像サイズは長辺1600px以上が推奨されます。

・特徴アイコン
「1分で沸騰」「保温機能」などの要素を、視覚的にアイコン+短文で伝えます。

・使用シーン
実際に使っている場面を掲載し、サイズ感や生活の中での使い方を伝えます。

・分解図・素材アップ
衛生性や素材の安全性(ステンレス製、BPAフリーなど)を示します。

・寸法入り図面
縦・横・奥行きを記載した図で、置き場所に合うかを購入前に判断してもらえます。

・比較表 or パッケージ画像
他社製品との違いを一覧表で示したり、実際に届く状態(箱の見た目)を掲載したりします。



6.検索キーワード(バックエンド)を設定する

検索キーワードとは、商品ページ上には表示されませんが、Amazonの検索エンジンが読み取ってくれる項目です。ここでは、タイトルに書き切れなかった語句や、補足的な検索語を登録します。

入力ルールと注意点

・半角スペースで語を区切ります(全角スペースは使いません)。

・最大255バイトまでですが、100〜150バイト程度が適正です。

・重複語・主観語・ブランド名などは入力しても無効になるため避けます。

・一部、誤字や別名などを入れることで検索カバー範囲が広がります。




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