地盤補強工事の種類~表層改良工事の流れ②

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前回は表層改良工事がどんなものかを紹介しました。2回目は表層改良工事の流れについて具体的に説明します。
表層改良工事の流れ
1.最初に重機で基礎となる部分の表層の地盤を掘って、底を均一に整えます。
2.そこにセメント系固化材を配合量に合わせて入れ、土とむらなく混合撹拌します。
3.表面を重機で締め固め、その後ローラーを使って均一に固めます。1~4の工程を数回繰り返して完了です。
表層改良工法の適用範囲
・表層改良工法の判定基準は自沈層が表層の基礎下2mまで存在し、自沈層厚が1m未満の場合に適応されます。
・表層改良工法は地表面だけを固める工法なため、小規模建物から中層建物まで幅広く対応します。また、擁壁・看板の基礎にもおすすめです。
・住宅の基礎だけでなく、擁壁や看板の基礎、道路・盛り土の沈下防止、土留め・止水壁にも採用されています。
表層改良工法が適用されないケース
・表層部に軟弱層が分布している地盤のみに適応した工法なので、安定地盤が不均一、または傾斜がかかっている場合は適用できません。
・地下水脈が改良面より浅い場所に多く存在する地盤も表層改良工法が不向きです。
・ブロック塀などの構造物の近くで施工する際は、山止めが必要な場合があります。
表層改良工法は一般住宅建築でもっとも採用されやすい地盤補強工事です。比較的低コストに抑えられるので、地盤の状態で工法は異なりますが、業者と相談しながら検討してみてはいかがでしょうか。



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