「薄毛ケアを続けているのに変わらない…。『全部無駄だった』と思う前に知ってほしいこと」

「薄毛ケアを続けているのに変わらない…。『全部無駄だった』と思う前に知ってほしいこと」

記事
美容・ファッション
「ずっとケアしているのに、あまり変わらない」

「育毛剤も使っているけれど、本当に意味があるのかな」

「このまま続けていいのか分からない」

薄毛や抜け毛に悩んでいると、こんな気持ちになることはありませんか?

美容師として30年以上、頭皮や薄毛のお悩みに18年向き合ってきましたが、

「頑張っているのに結果が見えない」

という不安を抱えている方は少なくありません。

そんなとき私は、

「もっと頑張りましょう」

と簡単には言いたくありません。

だからといって、

「今までやってきたことは全部無駄でした」

とも言いたくありません。

大切なのは、

**続けることそのものではなく、今の自分に必要なことを整理すること**

だと思っています。

## 8年間習ったピアノ。その意味が分かったのは辞めてからでした

最近、身近な出来事から改めて感じたことがあります。

娘は幼い頃から約8年間、ピアノを習っていました。

でも、発表会に参加したのは最初の頃だけ。

学校で伴奏をすることもありませんでした。

周りには、どんどん上手になって発表会や学校行事で活躍する子もいました。

親ですから、

「せっかく長く習っているのだから、何か形になればいいのにな」

と思ったこともあります。

それでも本人が辞めたいと言わない間は、

「いつか何かの役に立つかもしれない」

くらいの気持ちで続けていました。

そして中学生になり、部活などが忙しくなってピアノを辞めました。

ところが、

「習っていてよかった」

と私が本当に思ったのは、それからでした。

高校生になった今、

疲れたとき。

頭の中を整理したいとき。

いろいろなことがあって気持ちを整えたいとき。

娘は自分からピアノに向かいます。

好きな曲を、

「弾けるようになりたい」

と言って、一音ずつ探しながら弾いています。

ものすごく上手なわけではありません。

それでも娘にとってピアノは、

「誰かに評価してもらうためのもの」から、

**自分の心を整えるためのもの**

になっていました。

8年間の意味は、習っている間には分からなかったのです。

## 「結果が見えない=全部無駄」ではありません

この姿を見ながら、私は仕事で出会ってきた女性たちのことを思いました。

髪や頭皮のケアも、結果がすぐに目に見えるものばかりではありません。

だから、

「これだけやったのに」

「何か月も続けたのに」

「高い商品も買ったのに」

と落ち込んでしまうことがあります。

すると今度は、

「もっと何かしなければ」

と焦ってしまう。

育毛剤を変える。

シャンプーを変える。

サプリメントを増やす。

頭皮マッサージを増やす。

ネットやSNSで、また別の方法を探す。

気がつけば、

「今の自分に何が必要なのか」

よりも、

「何かしていないと不安」

になってしまうことがあります。

私は、ここで一度立ち止まってほしいと思っています。

## ただ続ければいい、という意味でもありません

ここはとても大切なところです。

娘のピアノは、長く続けた経験が何年も経って違う形で役立ちました。

でも髪や頭皮のケアについて、

「続けていれば、いつか必ず髪が生える」

とは言えません。

薄毛や抜け毛にはさまざまな原因があります。

年齢による変化、ホルモン、体調、病気、薬剤、栄養状態、頭皮環境など、背景は人によって違います。

状態によっては、セルフケアだけではなく医療機関での診察が必要になることもあります。

だから私は、

「今までやってきたのだから、とにかく続けましょう」

とは言いません。

逆に、

「効果がないから全部やめましょう」

とも簡単には言いません。

まず、

**今まで何をしてきたのか。  
何が変わったのか。  
何が変わっていないのか。  
そして、今一番困っていることは何なのか。**

一緒に整理することが大切だと考えています。

## 増やすことより「やめてもいいこと」を見つける

薄毛が気になると、

「何を追加すればいいですか?」

と考えがちです。

でも実際の相談では、

新しいものを追加することより、

「これは今は必要ないですね」

と整理することが大切な場合もあります。

何種類もの商品を使っている。

頭皮を気にして何度も触ってしまう。

情報を調べすぎて、何が正しいのか分からなくなっている。

そんなときに、さらに一つ商品を増やしても、不安まで減るとは限りません。

私は、不安を煽って商品をおすすめする相談はしたくありません。

必要なものは必要。

必要ではないものは、無理に使わなくてもいい。

その方に合わせて整理したいと思っています。

## 髪だけではなく「今まで」を聞かせてください

私は頭皮だけを見て、

「このシャンプーにしましょう」

「この育毛剤を使いましょう」

と決める相談ではなく、

これまでどんなことで悩んできたのか。

どんなケアをしてきたのか。

何が不安なのか。

何を目指しているのか。

そこまで聞くことを大切にしています。

なぜなら、

同じ「薄毛が気になる」という言葉でも、

悩みは一人ひとり違うからです。

「抜け毛を減らしたい」

という方もいれば、

「分け目が気になって人の視線が怖い」

という方もいます。

「育毛剤を使うべきか分からない」

という方もいれば、

「もういろいろ試しすぎて疲れた」

という方もいます。

必要な答えも、それぞれ違います。

## 頑張ってきた時間まで否定しなくていい

「もっと早く相談すればよかった」

「こんな商品、買わなければよかった」

「今まで何をしていたんだろう」

そう思うこともあるかもしれません。

でも、そのときの自分は、

なんとかしたくて、

不安で、

一生懸命調べて、

自分なりに選んだのだと思います。

だから私は、

過去の自分を責めるところから始めなくてもいいと思っています。

今までを一度整理して、

**「では、これからどうしよう」**

を考えればいい。

娘のピアノを見ていて、改めてそう感じました。

そのときには意味が分からなかったことが、

後になって違う形で自分を助けてくれることもあります。

一方で、

今の自分にはもう必要のないものが見つかることもあります。

どちらもあっていいのだと思います。

## 「このままでいいのかな」と思ったときに

もし今、

「薄毛ケアを続けているけれど結果が分からない」

「育毛剤を変えたほうがいいの?」

「シャンプーはこれでいい?」

「何を続けて、何をやめたらいいのか分からない」

「検索すればするほど不安になる」

そんな状態なら、

新しい商品を探す前に、一度これまでを整理してみませんか。

美容師として30年以上。

頭皮や薄毛のお悩みに向き合って18年。

私が大切にしているのは、

**不安を煽らないこと。  
必要のない商品をすすめないこと。  
髪だけではなく、その方自身のお話を聞くこと。**

そして、

「これなら自分にもできそう」

と思えるところまで一緒に考えることです。

髪の悩みは、一人で考えているとどんどん大きくなることがあります。

何かを買うためではなく、

何をしたらいいのか整理するために相談する。

そんな使い方でも大丈夫です。

今まで頑張ってきたことを全部否定するのではなく、

必要なものを残して、

必要ではないものを手放して、

これからできることを一つずつ。

そのお手伝いができればと思っています。
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