自分のこと、いつも後回しにしていませんか?薄毛相談18年の美容師が伝えたいこと

自分のこと、いつも後回しにしていませんか?薄毛相談18年の美容師が伝えたいこと

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美容・ファッション
「好きな食べ物は何ですか?」

そう聞かれたら、すぐに答えられますか?

私は最近になって、自分自身にこの質問をして、意外なことに気づきました。

自分が何を好きなのか、よく分からなかったのです。

家族が食べたいもの。

子どもが喜ぶもの。

身体のために必要なもの。

その日の予算。

いつもそんなことを先に考えていて、

「私は何が食べたい?」

を考えることが、ほとんどありませんでした。

でもこれは、髪や頭皮のご相談を長く受けてきた中でも、どこか似たものを感じることがあります。

## 自分のことは、いつも最後になっていませんか?

私は美容師として30年以上、頭皮や薄毛に悩む方と向き合ってきました。

特に女性のお話を聞いていると、

家族のこと。

子どものこと。

仕事のこと。

親のこと。

毎日の家事。

たくさんのことを優先して、自分のことは最後。

そしてある日、鏡を見たときに、

「こんなに髪が減っていた?」

「分け目って、こんなに目立っていた?」

と気づいて、不安になる方がいらっしゃいます。

そこから慌てて検索して、

育毛剤。

シャンプー。

サプリメント。

頭皮マッサージ。

「何かしなければ」

と、たくさんの情報を集め始めます。

もちろん、必要なケアが見つかることもあります。

ですが私は、その前に一度、

「今までずっと頑張ってきたんですね」

とお伝えしたくなることがあります。

## 髪だけを見ていても分からないことがあります

薄毛や抜け毛にはさまざまな原因があります。

生活習慣だけで説明できるものではありませんし、症状によっては医療機関での診察が必要な場合もあります。

だから私は、

「これをすれば生えます」

と簡単に言うことはしたくありません。

必要のない商品を、不安だからという理由だけで増やすこともおすすめしていません。

まず、

いつ頃から気になったのか。

どんな変化があったのか。

頭皮はどんな状態なのか。

普段どんな生活をしているのか。

何が一番不安なのか。

一つずつ整理していきます。

すると「髪の相談」から始まったはずなのに、

「そういえば最近、ちゃんと眠れていません」

「自分のための時間がありません」

「鏡を見るのが嫌になりました」

そんな言葉が出てくることがあります。

私は、そこも大切にしたいと思っています。

## 「髪を生やすこと」だけがゴールではありません

もちろん、髪の状態が良くなってほしい。

頭皮も整ってほしい。

それは美容師として、頭皮の相談を受けてきた者として思っています。

でも私が本当に願っているのは、そのもう少し先です。

髪のことで一日中不安にならないこと。

鏡を見ることが怖くなくなること。

自分に必要なケアと、必要ではないものを判断できるようになること。

そして、

「今日はこれをしてみよう」

と、自分のために一つ選べるようになること。

私自身、最近になってようやく、

「私は何が好きなんだろう?」

と考えるようになりました。

50歳になってからです。

遅いですよね(笑)。

でも、遅くてもいいと思っています。

## 自分のことが分からなくても大丈夫

「何をしたらいいのか分からない」

「ネットを見るほど不安になる」

「育毛剤を使ったほうがいいの?」

「病院へ行くほどなの?」

「誰かに相談したいけれど、こんなことで相談していいのかな」

そんな状態でも構いません。

最初から答えを持って相談する必要はありません。

むしろ、

「何が分からないのかも分からない」

というところから、一緒に整理するための相談だと思っています。

美容師として30年以上。

頭皮や薄毛のお悩みに向き合って18年。

たくさんの女性のお話を聞いてきました。

だからこそ私は、不安を煽って商品をおすすめするのではなく、

「今のあなたに、本当に必要なことは何だろう」

を一緒に考えたいと思っています。

髪だけではなく、その髪と毎日を過ごしている「その人」を見る。

それが、私が大切にしている相談です。

ずっと家族や誰かを優先してきた方へ。

髪のことが気になったことをきっかけに、ほんの少しだけ、

「私は今、どうしたい?」

にも目を向けてみませんか。

髪の悩みを、一人で抱え続けなくて大丈夫です。

必要なことと、しなくてもいいこと。

一緒に整理していきましょう。
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