「最後までやり遂げなきゃ」で疲れていませんか?——「責任感」の呪いを解いて、自分を味方にするヒント

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その「誠実さ」に、自分自身が押しつぶされていませんか?

「一度引き受けたことは、何があってもやり遂げなければならない」 「自分がやると言ったのだから、弱音を吐いてはいけない」

もしあなたがそう自分に言い聞かせ、夜遅くまでパソコンに向かっていたり、休日も仕事のことが頭から離れなかったりするのなら。あなたはきっと、ストレングス・ファインダー®における**「責任感」**という素晴らしい資質を上位に持っている方なのだと思います。

「責任感」は、実行力の資質です。この資質を持つ人は、約束を守ることや、倫理的に正しい行動をとることを何よりも大切にします。周囲からは「あの人に任せれば安心だ」という、揺るぎない信頼を寄せられているはずです。

でも、その「信頼」という看板が、いつの間にか自分を縛る鎖になってはいませんか? 「期待に応えなきゃ」と頑張りすぎて、気づけば心も体もクタクタ……。

今日は、そんな真面目で誠実なあなたが、もっと軽やかに、そしてもっと自分らしく「責任感」という才能を使いこなすためのヒントをお届けします。

「責任感」の正体——なぜ、断るのがあんなに怖いのか

そもそも、ストレングス・ファインダーにおける「責任感」とは、単に「仕事をサボらない」という意味ではありません。この資質が上位にある人にとって、約束を破ることは「自分自身の価値を損なうこと」と同義に近い感覚なのです。

一度「やります」と言ったからには、それは心理的な契約書にサインしたようなもの。だからこそ、状況が変わって負担が大きくなっても、「できません」と言うことに強い罪悪感を抱いてしまいます。

専門的な言葉で言えば、資質には「バルコニー(陽の当たる長所)」と「ベースメント(影となる短所)」があります。

バルコニー: 誰に言われずとも最後までやり遂げる、誠実で信頼されるリーダーシップ。

ベースメント: 抱え込みすぎてキャパオーバーになる、他人の責任まで背負い込んでしまう。

今、あなたが「疲れた」と感じているなら、それはあなたの「責任感」がベースメント(地下室)に迷い込んでしまっているサインかもしれません。

「責任感」の暴走を止めるための3つのステップ

では、どうすればこの強い資質をコントロールできるのでしょうか。自分を責めるのをやめて、次の3つの視点を取り入れてみてください。

1. 「責任」の範囲を再定義する

「責任感」が強い人は、ついつい「チーム全体の成功」も「同僚のミス」も、全部自分の責任のように感じてしまいがちです。ですが、本来あなたが背負うべきなのは「自分がコントロールできる範囲」のことだけです。

「それは本当に私のタスクか?」「相手が成長するチャンスを、私が奪っていないか?」と一度立ち止まってみてください。他人の責任まで肩代わりすることは、一見親切ですが、長期的には相手の自立を妨げることにもなりかねません。

2. 「イエス」と言う前に5秒待つ

頼まれごとをした瞬間、頭の中で「なんとかしなきゃ」というエンジンが勝手にフル回転していませんか? 「責任感」が強い人の最大の武器は「実行力」ですが、弱点は「反射的な承諾」です。

何かを頼まれたら、まずは「今の自分のリソースで、100%の品質で応えられるか?」を確認する時間を自分に与えてあげてください。「確認して折り返します」という魔法のフレーズを使いましょう。

3. 「断ること」も誠実さのひとつだと知る

ここが一番大切です。「責任感」が強いあなたは、「断る=不誠実」だと思っていませんか? 実は、逆なんです。

無理に引き受けて中途半端な結果になったり、途中で倒れてしまったりすることの方が、結果として相手への不誠実につながります。「今の私にはこれ以上のクオリティは保証できないので、お引き受けできません」と伝えることは、プロフェッショナルとしての立派な責任の取り方です。

自分自身に対しても「責任」を持ってみる

最後にお伝えしたいのは、あなたが一番大切にすべき「約束」についてです。

「責任感」が強い人は、他人との約束は絶対守るのに、自分との約束——例えば「今日は早く寝る」「週末はゆっくり休む」といったこと——は、簡単に後回しにしてしまう傾向があります。

でも、考えてみてください。 あなたという貴重なリソース(才能)を最高の状態で維持することは、あなたに期待を寄せている周囲の人々に対する「最大の責任」ではないでしょうか。

あなたが倒れてしまったら、あなたの誠実な仕事を受け取れる人がいなくなってしまいます。 「自分の心身を健やかに保つ」というタスクを、あなたのToDoリストの最優先事項に書き込んでください。それは決してわがままではなく、あなたがあなたの強みを活かし続けるための「義務」なのです。

もっと「楽」に、もっと「頼られる」人へ

「責任感」は、あなたが長い年月をかけて築き上げてきた、誇るべき宝物です。その宝物で自分を傷つけるのではなく、自分を輝かせるために使ってほしいと願っています。

少しずつで大丈夫です。 「全部一人でやらなきゃ」という手を少し緩めて、周りに頼ってみてください。あなたが少し隙(すき)を見せることで、周りの人は「助けてあげられる喜び」を感じることもできるのですから。

あなたの誠実さが、あなた自身を幸せにするために使われる日が来ることを、心から応援しています。

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