「まだ、完璧じゃない」のささやきに疲れていませんか?
「よし、これで完成!」……そう思った次の瞬間、 「いや、あそこの表現を変えたほうがもっと良くなるかも」 「この資料、あのデータも入れた方が完璧じゃない?」 そんな心の声が聞こえてきて、結局深夜まで作業を続けてしまった。
そんな経験、ありませんか?
ストレングス・ファインダーで「最上志向(Maximizer)」が上位にある私たちは、常に「平均以上」を目指し、卓越したものを追求する才能を持っています。
でも、その素晴らしい才能が、時として自分を苦しめる「完璧主義」という名の鎖になってしまうことがあるんですよね。今日は、最上志向ゆえの「いつまでも終わらない」「自分を追い込みすぎる」問題と、どう付き合っていくべきかについて、少し肩の力を抜いて考えてみたいと思います。
そもそも「最上志向」ってどんな資質?
まず、最上志向という資質について簡単におさらいしましょう。 この資質の最大の特徴は、「マイナスをゼロにするより、プラスをさらにプラスにしたい」というエネルギーです。
良いものを、最高のものにしたい
強みをさらに磨き上げたい
平均的な成果では満足できない
これらはビジネスやクリエイティブな現場では、圧倒的なクオリティを生む源泉になります。しかし、このエネルギーが暴走すると「完璧になるまで世に出せない」「終わりが見えない」という状態に陥ります。
ストレングス・ファインダーでは、資質が裏目に出ることを「資質の影(弱み使い)」と呼びます。最上志向の場合、この影が「際限のない完璧主義」として現れるのです。
最上志向が「自分を追い込んでしまう」3つの理由
なぜ、私たちは自分を追い込んでしまうのでしょうか?
「完成」の基準が動くゴールポストになっている 作業をしている途中で「もっと良い方法」を思いついてしまうため、完成に近づくほどゴールが遠のいていく感覚に陥ります。
「強み」以外が見えなくなる 最高を目指すあまり、細部にこだわりすぎて、本来の目的や納期という全体像を忘れてしまうことがあります。
「平凡」への恐怖 「普通でいいよ」と言われるのが、最上志向にとっては一番の苦痛。だからこそ、死に物狂いで「最高」を獲りにいってしまうのです。
完璧主義を乗りこなすための「3つの処方箋」
この「終わらないループ」から抜け出すために、今日から試してほしい考え方があります。
1. 「80%の最高」を定義する
最上志向の方は、無意識に「120%」を目指しています。でも、まずは「今日の時点での100点(実際は全体の80%程度)」をあらかじめ決めておきましょう。 「このスライドが5枚できたら、今日は100点」と、内容の質ではなく「量や範囲」で区切りをつけるのがコツです。
2. 「磨く時間」をあらかじめ天引きする
最上志向は、ブラッシュアップの作業が大好きです。ならば、それをスケジュールに組み込んでしまいましょう。 「資料作成は14時まで。そこから15時までの1時間だけ、思いっきりブラッシュアップして良い」というルールを作るのです。タイムリミットがあることで、最上志向の集中力はさらに研ぎ澄まされます。
3. 「誰のための最高か?」を問い直す
そのこだわりは、相手(顧客や上司)が求めているものですか? もしかしたら、相手は「80点の完成度でいいから、1日早く見たい」と思っているかもしれません。最上志向のエネルギーを、自分の中の満足感ではなく、「相手への貢献度を最大化すること」に向けてみてください。
自分に優しくなることが、最高の成果への近道
「もっと頑張れたはずなのに」 「結局、納得がいかないまま終わってしまった」
そうやって自分を責めてしまう夜もあるかもしれません。でも、忘れないでください。そう思うのは、あなたが「誰よりも高い基準を持ち、より良い世界を作りたい」と願っている素晴らしい人だからです。
完璧主義は、あなたの敵ではありません。ただ、少しだけ「使いこなし方」にコツがいる、とても強力なエンジンなのです。
たまには、「今のままでも、十分素晴らしいよ」と自分に声をかけてあげてください。少しだけ肩の力を抜いた時、あなたの最上志向は、より軽やかに、より遠くまであなたを運んでくれるはずです。
自分の中の「最高」と、もっと楽しく付き合っていきましょう!
もっと自分の強みを活かしたい方へ
この記事を読んで、「あ、自分のことだ」と感じた方も多いのではないでしょうか。ストレングス・ファインダーは、自分の資質を知るだけでなく、それをどう「自分らしく」使いこなすかが本当の醍醐味です。
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