公平性を武器にするセルフコーチング術ーーチームも自分も輝かせる秘訣

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公平性とは何か


ストレングス・ファインダーにおける「公平性」は、文字通り「みんなを平等に扱う」「客観的に物事を評価する」という資質です。人や状況に対して偏見や先入観をできるだけ排除し、条件や背景を問わず同じ基準で接しようとするところに強みがあります。たとえば、仕事上のプロジェクトで誰かが意見を強く押し通そうとしたときでも、公平性が高い人は「全員の意見をいったんフラットに整理しよう」と動くかもしれません。あるいは、社内の評価制度づくりや調整役など、各種ステークホルダーのバランスを取る局面でも力を発揮するでしょう。

一方で、公平性が強い人は、どんな相手にも同じスタンスで接するため、「誰に対しても同じ距離感を保てる」という強みが生まれます。周囲から見れば、仲の良し悪しや立場の上下にかかわらず一貫した接し方をしているので、信頼を得やすい存在となることが多いです。このように、人に対して“同じルール”で対応したいという強い意識が、「公平性」資質の大きな特徴といえるでしょう。

公平性がもたらす強みと注意点


強み:トラブルを未然に防ぎ、信頼関係を築きやすい

公平性を持つ人は、公私問わず周囲から「頼れる調整役」「偏りがないジャッジをしてくれる」と認識されやすくなります。たとえば、プロジェクトで意見が衝突しそうなときや利害関係がぶつかりあうときでも、あなたがいれば「みんなが受け入れやすい基準」を見つけることができるかもしれません。結果的に、チーム内のトラブルを未然に防ぎ、全体がスムーズに動き出す場面が増えるでしょう。

また、どんな人にも公平・平等に接するので、周囲からの信頼度が高まりやすいことも大きな強みです。「特定の人だけがひいきされる」「誰かが不当な扱いを受ける」などの状況があまり起きにくく、組織全体の心理的安全性を高めるのにも役立ちます。結果として、「あの人がいるから安心して発言できる」といったポジティブな雰囲気づくりにも大きく貢献するでしょう。

注意点:融通が利かなくなる恐れや、形式主義に陥るリスク

公平性が強いがゆえに起こりやすいデメリットとしては、あまりにも「誰に対しても同じ」ルールや基準を適用しようとするあまり、臨機応変さや柔軟性が損なわれることがあります。ケースバイケースで微調整する必要があるにもかかわらず、「全員こうするのが平等だ」「決めたルールだから変えられない」と頑固になってしまう可能性があります。

また、形式的には公平に見えるものの、それぞれの立場や事情を深く理解しようとするプロセスを省いてしまうと、「表面的な公平さ」にとどまってしまうケースもあり得ます。結果、「一見、みんなに同じ基準を適用しているようでいて、じつは個々人のニーズにはまったく目が向いていない」というジレンマに陥ることも。自身の「公平性」資質を意識的に使いこなすには、状況に応じた柔軟さを身につけることが大切です。

セルフコーチングで公平性を深める10の質問


セルフコーチングは、自分自身に問いかけを行い、自己理解を深めるプロセスです。ここでは、公平性をよりよく活かすために役立つ10の質問を紹介します。それぞれの問いの意図や、回答のヒントも合わせて述べていきます。自分なりに書き出してみたり、過去のエピソードを振り返るきっかけとして使ってみてください。

「最近、どんな場面で公平性を強く意識したか?」

*意図:*直近の具体的エピソードを思い出すことで、公平性が発揮されたシーンを明確にします。プロジェクトの調整や家族の予定管理など、どんな場面でも構いません。

例:「プレゼン資料の作業割り振りを考える際、全員が平等に負担を持てるよう調整した」など。

「そのとき、自分はどんな行動を取ったか?」

意図:「公平性」が実際に現れた行動パターンを具体的に理解するための質問です。

例:「メンバー全員の意見を必ず一度は聞く」「一方的に提案せず、事前に全員の予定を確認する」など。

「その行動は周囲にどんな影響を与えたか?」

*意図:*公平性が働いた結果、チームや家族、パートナーなど身近な人へどんな影響・効果があったかを振り返ります。

例:「メンバー同士の不満が減り、プロジェクトがスムーズに進んだ」「家族が安心して相談しやすくなった」など。

「公平性を発揮したことで生まれたメリットは何か?」

*意図:*自分の行動がもたらすポジティブな成果を認識し、モチベーションを高めるためです。

例:「みんなから信頼されるようになり、人間関係が円滑になった」「時間の無駄が減って効率が上がった」など。

「公平性を発揮する中で、難しさを感じた点はあったか?」

*意図:*強みである公平性が、どのように自分を悩ませたり、葛藤を生み出しているかを把握するため。

例:「ケースによっては平等に扱うのが難しく、責任者としての判断に時間がかかった」など。

「その難しさを解消するために、どんな工夫ができそうか?」

*意図:*ネガティブな面を放置せず、公平性を活かしながら柔軟性を持たせる手段を考えます。

例:「事前に状況を整理し、全員とすり合わせる場を設ける」「マニュアルやガイドラインを準備する」など。

「状況に応じて“例外”を認めるには、どんな基準を設ければよいか?」

*意図:*公平性が強い人ほど“例外”を嫌いがちですが、ケースバイケースの柔軟対応が必要です。その基準を言語化してみます。

例:「出産・育児・介護など特別な事情がある場合には、本人の希望を優先する」「事情を説明する場を作ったうえで、全員が納得するかどうかを確認する」など。

「自分にとって真の意味での『公平』とは何か?」

*意図:*形だけの平等ではなく、自分が納得できる公平の定義を見直し、言語化するための問いです。

例:「全員が同じ手段・時間・資源を手にできることだけではなく、それぞれが同じ成果を出しやすい環境を整えること」など。

「公平性が発揮されていない場面を見たとき、自分はどう対応しているか?」

*意図:*自分の外部環境における振る舞いを顕在化させます。チームの不公平に気づいたとき、あなたはどんな対応を取るのでしょうか。

例:「なるべく早めに声を上げて、調整を試みる」「当事者が言えない分、自分が間に入って仲介する」など。

「公平性をさらに強みにするために、明日から何を始めてみたいか?」

*意図:*ここまでの自己対話を踏まえ、具体的な行動を一つ決めることでセルフコーチングの効果を定着させる狙いがあります。

例:「週に1回はチームの不満点や困っている点を聞く時間を設ける」「プロジェクトの進捗をチェックするときに、個人の事情も考慮する習慣をつくる」など。

公平性を活かす行動アイデア


セルフコーチングで自己理解を深めたら、次は具体的なアクションに落とし込んでみましょう。ここでは、明日から取り組めるシンプルなアイデアをいくつか紹介します。

全体俯瞰ができるツールを活用する

タスク管理アプリやホワイトボードを使って、全員の進捗や負担状況を可視化する。公平性が強い人は、ビジュアルで状況を俯瞰できると「全体のバランス」を取りやすくなります。誰がどれだけ作業をしているのか、負担が偏っていないかなどが一目で分かるようになるため、スムーズに調整しやすくなるでしょう。

「合意形成」のプロセスを意識する

会議や話し合いの場で、最初から“結論”や“方針”を押しつけず、ステップを踏んで合意形成する。公平性を発揮する際、「どう決まったか」以上に「どんなプロセスで決めたか」が重要です。納得感のある合意形成を意識することで、不平や不満を最小限に抑えられます。

“例外対応”のルールを事前に共有しておく

たとえば「親の介護中」「子育て中」「体調不良」など、例外ケースが想定される場合はあらかじめガイドラインを作成しておく。公平性が強い人でも、「例外が起きるとどう対応すればよいか?」がはっきりしていれば、柔軟性を発揮しやすくなります。最初に全員で共有しておくことで、「後から不公平だと感じる人」を減らす効果もあります。

定期的に「全員の声を聞く」場を設ける

短時間でもよいので、週に1回程度「何か困っていることはない?」と気軽に話せる場を作る。公平性の資質は周囲の声を汲み取る力に長けていますが、意識的に場を設定しないと、流れ作業的に進んでしまうこともあります。定期的なフォローアップを習慣にすることで、未然に不満や問題を察知できます。

自分自身に対しても「公平」を適用する

セルフケアや休息のバランスに目を向ける。公平性が強い人は他者に意識が向きがちですが、自分自身の状態も同じように配慮しましょう。自分にとっての“平等な扱い”は十分か、負担が偏っていないかなどを見直すことが大切です。

ストレングスコーチングを受けることのすすめ


セルフコーチングだけでも、自分の公平性という資質の使い方が見えてくるはずです。しかし、プロのストレングスコーチと対話することで、さらに深い気づきや具体的なアクションプランが得られることが多いのも事実です。とくに「自分では気づかない思い込みやバイアスがあるかもしれない」「公平性が強すぎて、どう対処したらいいかわからない」という場合には、第三者の視点はとても有効です。

私が提供しているストレングスコーチングでは、公平性という資質をどのように活かすか、またそれが自分やチーム、家族の幸せにつながるかを具体的に考え、行動に移せるよう伴走していきます。客観的な視点を交えながら、あなたの強みを最大化できる最適なアプローチを一緒に見つけていきましょう。
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