「どんな家に住みたいのか、自分で良く分からないんだよねー…」
先日、友人と仕事の話をしていて「住宅」の話になった時に、こんなことを言ってました。
たしかに、何かしら住むところがあれば、生きていけます。
インターネットでもお洒落なインテリア家具や雑貨なんていくらでも選べます。
それでコーディネートしてしまえば、壁の中がお金かかってる家かどうかなんて分からない…。
「家」に関しても、ハウスメーカー、工務店、個人でやってるとこまで、自分のライフスタイルや予算に合わせてたくさん選択肢があります。
でも、自分のライフスタイルや趣味に合わせて、自分の人生を豊かにできるのが「家」なんです。
いい家は「とりあえず買う」んじゃなくて、「選んで買う」んです。
それでは自分で良く分からない、自分にとって「いい家」を探すにはどうしたらいいんでしょうか?
理想の家を考えるんじゃなくて、理想の生活を考える
結論、家を選ぼうとするから、どんな家がいいか分からなくなるんです。
たまに入ってくる住宅会社のチラシ見て、自分にとっていい家かどうかなんて分からないですよね?
そうしたらどうするか。
家を選ぼうとするんじゃなくて、どういう生活がしたいかイメージする…
それからそれにマッチする家を選べばいいわけです。
私がハウスメーカーの営業をしていた時、お客様からよくこんな質問をされました。
「自分たちの予算で、どれくらいの家が建つんでしょうか?…」
「予算が厳しいので、こんな部屋をつくるのは難しいですよね?…」
せっかく楽しい家づくりなのに、皆さん我慢から入っちゃうんですよね…
そりゃそうですよね、大きな買い物ですし心配になるのは当然です。
でも、それを整理するのがプロの仕事ですから、まずは「どんな生活がしたいか?」これを考えることが大切なんです。
できるできないはその後で考えましょうww
・山と川の近くで釣りをしながら過ごしたい
・静かで眺望がいいところで暮らしたい
・会社に行かなくても家で仕事をしたい
・家族といつまでも仲良く暮らしたい
・いつ地震が来ても家族に被害がないようにしたい etc…
家を選ぼうとするんじゃなくて、自分がしたい生活があるはずです。
そうしたらその自分が希望するライフスタイルを、インスタでも雑誌でもモデルハウスでも営業マンでも、その「家」に照らし合わせてみてください。
その家が自分の希望を叶えてくれそうか見えてくるはずです。
たしかに長い人生の中では、いくつかのライフステージで「家」に対する感覚も変化が起きるでしょう。
些細な話ですが、ぼくも若い頃は濃い色の床が好きでしたが、最近は明るい色の床を好むようになりました。
転職するかもしれないし、結婚するかもしれないし、子供もできるかもしれない…
でも、家を建てる、その時の自分の考えをはっきりさせておくことは大切だと思います。
ぼくが明るい色の床の方が良くなった話で言えば、飽きのこないようにシンプルな色にするとか…飽きたら張り替えようとか…それも立派な気持ちの整理です。
整理をしないから、失敗したーとか、こうすれば良かったーとか、挙句の果てには誰かのせいにするわけですww
家は大きな買い物です。
住み替え、買い替えは、ほとんどの人は現実的ではありません。
家を選ぼうとするんじゃんくて、どういう生活がしたいかイメージする…
いままで気づかなかった、自分が家に求めてることを探しましょう。