パーカーの象徴ともいえる「カンガルーポケット」
プルオーバータイプのパーカーによく見られる、お腹の部分にある左右がつながった大きなポケットのことで、「パッチポケット」の一種
その名の通り、カンガルーのお腹の袋に似ていることからそう呼ばれている
カンガルーポケットの主な役割
ハンドウォーマー
最大の目的は、寒い時に左右から手を入れて温めることです。左右がつながっているため、中で手を重ねることができ、効率よく指先を温められる
収納スペース
スマホや財布、鍵などをさっと入れるのに便利
開口部が斜めを向いているものが多いため、物の出し入れがスムーズ
デザインのアクセント
何もついていない状態に比べて、お腹周りに程よいボリューム感が出る
これがパーカー特有のカジュアルさや、親しみやすい「リラックス感」を生む大きな要素になっている
ジップアップパーカーとの違い
「ジップアップ」タイプの場合は、中央にファスナーがあるため、ポケットは左右に分かれていて、これは「セパレートポケット」と呼ぶ
カンガルーポケットは、前を遮るものがないプルオーバーならではの、一枚布を贅沢に使った仕様
歴史的なルーツ
パーカー(フーディー)自体のルーツは1930年代のニューヨーク、冷凍倉庫で働く労働者のための防寒着として誕生
厳しい寒さの中で作業をする人々が、道具を入れたり、冷えた手をすぐに温められるようにと考案された実用的なディテールが、今のカンガルーポケットの原型になっている
知っておきたいポイント
伸びに注意
重いものを長時間入れたり、常に手を入れたままにしたりすると、ポケットの入り口や生地自体が伸びて垂れ下がってしまうことがありますね
シルエットを綺麗に保ちたい場合は、重いものを入れるのは避けるのが無難
スマホの落下
入り口が広く開いているため、座った際や大きく動いた際に、中のものが滑り落ちやすいという弱点がある
特に階段やソファでは注意が必要
バリエーション
最近では、カンガルーポケットの入り口にさらにファスナーがついたものや、ポケットの内側にもう一つ小さな「隠しポケット(コインポケット)」がついたモデルも増えている
ちょっとした着こなしのコツ
カンガルーポケットに軽く手を入れるポージングは、ストリートスナップなどでもよく見られる「こなれ感」を出すスタイルの一つ
また、最近ではあえてこのポケットを排除して、よりモードで大人っぽい印象に仕上げた「ポケットなし」のパーカーも人気がある
スッキリ見せたいか、カジュアルに見せたいかで選んでみてくださいね