おはようございます。
本日は、「人材育成とは何か?」と改めて根本的な問いについて考えていきたいと思います。
最近、私の中で定義付けできたのは、人材教育と人材育成の違いです。
皆さんは、この違いについて自分なりの説明ができるでしょうか?
私はこの二つの違いについて、「時間」と「成長性」の2軸で考えることにしました。
まず、人材教育の「時間」については短期間であり、あるいは単発的であろうと考えました。そして、そこには一つの仕事を覚えるための業務的教育の考え方が強く反映されているとも捉えました。
人材教育というのは、教える側がある程度の答えを持っていることが前提となり、それが世間的に正しいことか、というのは別にして、答えを指導することで覚えさせることが目的となっている気がします。
そのため、人材教育の観点でいう人間の成長性は求めておらず、とにかく決められた役割を果たすことが重要なのです。
次に人材育成について考えます。人材教育とは異なり、時間で言えば、長期間でありこれにはゴールはないと考えられます。
そして、人材教育が業務的要素が強いのに対して、人材育成は人材教育も踏まえながら、人間として、社会人として生き抜くヒューマン的要素が強く反映されていると思います。
つまり、人材育成する組織として、従業員一人一人の人間性を高め、考え方を成長させ、組織内の活躍ではなく、個人が組織外で活躍できることを期待しているのではないでしょうか。
そう考えると、組織内でとどまるのが人材教育。組織外も視野にいれるのが人材育成。こうすると意外とわかりやすいかもしれませんね。
自衛隊や警察学校における教育の場は、卒業後に立派に職務を務められるように教育を叩き込みますよね。
これを人材育成の要素を入れるならば、自衛隊や警察官として職務を全うするだけではなく、職務を超えて、人間として社会人としてという思考要素が入ってくるのではないでしょうか。
看護学校や介護福祉士の資格を取る学校でも同じです。
それらは、これまでの一定のノウハウを積み重ね、それが答えとして教科書に載っています。答えを教えてくれるのが人材教育であり、答えがない問いに答え続けられるようにするのが人材育成。
このように考えても良いかもしれません。
私が日々、クライアントに行っている社内研修は、人材育成の要素が大きく占めています。それは趣旨として、組織の思い通りになるような兵隊を量産することを目的とせず、従業員がそれぞれの人生を全うできるように、広い視野で長期的な視点で、研修を資料を作成してるからです。
教えるだけならグループワークはいりません。
考えて、発見し、学ぶという経験学習モデルに近い形で、状況に合わせてベストな判断を下せるようになることが、本来、人にとって大切なことなのではないでしょうか。
現在、弊法人では「人材育成ツール」をアナログですが、開発を進めています。
そのコンセプトは「体験からの成長」です。
完成したら、また報告いたします。
それでは。