引き続き、発達障がいとHSPスペクトラム(繊細さん)についてお話します。
今回は、両者の「共通点」と「違い」についてみていきたいと思います。
(前にも説明したこともあるようですので、内容が被ると思います)
【共通点】
①生まれつきの気質特性であること
②良くも悪くも周りの環境の影響を大きく受けること
③成長過程によって気質特性が変化しやすいこと
④16テストの「N(Intuituve)(外からの刺激に対して主観視)」の特徴が強いこと(「全て自分事」としてとらえやすいこと)
⑤16テストの「I(Introverted)(内向き志向)」の特徴が強いこと(基本的に「一人」「ソロ活」が落ち着くことが多いこと)
⑥同時進行、同時処理(マルチタスク)が苦手なこと
⑦(脳みそに関することなので)根本的な原因は不明なこと
⑧外からの刺激に非常に敏感(感覚過敏)であること
⑨気質特性が人それぞれ千差万別で、スペクトラム(あいまいな連続性)であること
【違い】
①「発達障がい」→WHOなどの国際機関が認めた「障がい(疾患)」。
「HSPスペクトラム(繊細さん)」→「病気でも障がいでもない」あくまで「気質特性」。
発達障がいはきちんと医療機関などで検査し、診断などを受けた上で初めて自他ともに「障がい」と認められます。(そのため、「ファッション(自称)発達障がい」は認めらません)
HSPスペクトラム(繊細さん)は残念です(?)が、「病気でも障がいでもない」ため「ファッション(自称)繊細さん」と名乗ることが増える恐れがあります。
(「ファッション(自称)繊細さん」を名乗った人の中には、'別の何か'が潜んでいる可能性もあります)
②「発達障がい」→脳みその機能の偏りや元から欠けていることによる「困り感」
「HSPスペクトラム(繊細さん)」→脳みその限界ぎりぎりまで外からの刺激をフルに受け取ることによる「困り感」
私はいわゆる「発達障がい+HSPスペクトラム(繊細さん)」という併存当事者です。そのため、「どちらもあり得る」ことなのです。
そのため、多数派の人以上に「ぐったり感」も半端ないです。
現に、昨年「自律神経失調症」(「夏バテ」)のため長期休養を余儀なくされました。
繰り返しになりますが、「自律神経失調症」は「医師などが認めた正式な病気ではありません」。そのため、私の主治医は休養用の診断書には「うつ病」とラベリングするしかありませんでした。お国はこの「自律神経失調症」も「正式な病気」として認めるよう働きかけをお願いします。
お話を戻します。
③「発達障がい」→相手(他者)の気持ちや距離感を考えるのが苦手
(相手が離れることが多い)
「HSPスペクトラム(繊細さん)」→相手(他者)の気持ちや距離感を考えすぎて(または気づきすぎて)高ストレスになる
(自分が離れることが多い)
私の場合は、かつて(幼い頃)は「発達障がい」の要素が強かったですが、大人になった後の薬物療法(インチュニブ、漢方薬(抑肝散、半夏厚朴湯、桂枝加竜骨牡蛎湯))や関わり方などの影響なのか現在は「HSPスペクトラム(繊細さん)」の要素が強くなっています。
ただし、両者が生まれつき私の中に厳然と存在するということはやはり「育った家庭環境」、今どきは「親ガチャ」との関係も無視できないことなのかもしれません。
共通点の「②良くも悪くも周りの環境の影響を大きく受けること」と「⑨気質特性が人それぞれ千差万別で、スペクトラム(あいまいな連続性)であること」はこの「親ガチャ」も少なからず影響が大きいのかもしれません。
共通点の「⑦(脳みそに関することなので)根本的な原因は不明なこと」は残念ですが、令和時代の現代でも不明のままです。まして、「HSPスペクトラム(繊細さん)」は令和時代の最近になってようやくメディアなどで取り上げてもらったばかりで、認知度はまだ低いです。
そして前回もお話ししましたが、発達障がいには「発達障害者支援法」という法律が定めてあるにも関わらず、「専用の手帳制度(発達障がいに特化した障がい者手帳)」がないためにより各々の問題があぶり出される可能性が多くなると思います。
医療関係者や研究関係者の皆さんは、一刻も早く脳みその研究、心の研究を加速させ、両者の「根本原因」につなげてください。
お国や行政の皆さんは、両者が「ライバル扱い」されることなく、「こういう人たち」もいることを前提とした福祉制度の開発、普及、「専用の手帳制度(発達障がいに特化した障がい者手帳)」といった具体的な形になるようなものを願わずにはいられません。
手遅れの最悪パターンは「自死」です。その前の「うつ病」などの合併症、病的なレベルも深刻化しています。
医療や研究が進む一方で、福祉制度やその根本の法律が追い付いていなのが現状なのです。
どちらも、大至急の更新(アップデート)しかないのです。