沈黙は金、雄弁は銀
【読み方】
ちんもくはきん、ゆうべんはぎん
【意味】
沈黙は金雄弁は銀とは、何も語らず黙っていることは、すぐれた雄弁よりも大切であるということ。
【注釈・由来】
イギリスの思想家・歴史家のトーマス・カーライルの『衣装哲学』にあることばで、「Speech is silver, silence is golden.」の訳。
「沈黙」を銀よりも高価な金にたとえて言ったもので、よどみなく話せることも大事だが、黙るべきときを知ることは、もっと大事だということ。
故事ことわざ辞典
もとは英語のことわざなんですね。
Speech is silver, silence is golden.
スピーチは銀、沈黙は金。話し言葉は銀、沈黙は金。
DeepL翻訳
と、追っていくと面白い話が出てきました。
ウィキペディア(Wikipedia)
トーマス・カーライル
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トーマス・カーライル(Thomas Carlyle, 1795年12月4日 - 1881年2月5日)は、19世紀イギリス(大英帝国)の歴史家・評論家。
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格言
カーライルは、大英帝国(ヴィクトリア朝)時代を代表する著述家・言論人として様々な金言がある。
「この国民にしてこの政府あり」はその一つ。元は19世紀イギリスの修道士の発言「国民は、自分達と同程度の政府しか持てない」。「杓子定規なお役所仕事」をレッドテープと呼ぶが、これはカーライルが広めたとされる。「雄弁は銀、沈黙は金」はカーライルの言葉ではなく、カーライルの『衣装哲学』第三章目によると、これは彼がスイスで見たドイツ語の碑文である。
さらに元はドイツ語の碑文……。
『ウィキペディア(Wikipedia)
雄弁は銀、沈黙は金
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起源と広がり
~中略~
Jenteによれば、このことわざは19世紀初頭にドイツで流行し、その後、アメリカのドイツ系移民を通じて英語に広まった。Wassersteinは、このことわざが英語で初めて使われた記録は、スコットランドの作家トーマス・カーライルが1836年に発表した小説『衣装哲学』の中にあるとしている。カーライルは理由は不明であるが、この諺を「スイスの碑文」(ドイツ語 "Sprechen ist silber, schweigen ist gold")に由来するとしている。しかし、「談話は銀、沈黙は金(discourse is silver, silence is gold)」という似たようなことわざが「ギリシャのことわざ」とされ、1818年にはウィリアム・マーティン・リーク(英語版)の「Researches in Greece」(1814年)の資料を転載した蔵書の中で英語で印刷されている。
―以下略―
いろいろ歴史のあることわざなんですね。
他の国でも使われている。と思うと、考えたら面白いですね。
意味やニュアンスは伝わるってことですもんね。
人種や文化の違いはあれど、「人」と言うものは、案外、似たような思考をしているのかもしれません。