ペットとのスキンシップにはぜひ知っておいて!

ペットとのスキンシップにはぜひ知っておいて!

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コラム
10年近く前に、親友が重篤な感染症で急死した。
猫が大好きだった友人。
よく身体をひっかかれたり、顔を舐めさせたりしていた。
関係はないかもしれないけれど、もしかしたら影響があるのかもしれない。
今になって、これを読んでてそう思った。


【飼っている犬や猫が原因で「パスツレラ菌」に感染していると判明するケースがある。パスツレラ菌とは、人間以外の動物の上気道や口腔内にいる常在菌。猫の口の中にはほぼ100%、犬の口の中には約75%と高い確率で常在する菌。人間がこの菌に感染すると「パスツレラ症」といって、肺炎、肺膿瘍、気管支炎などを発症することがある。
犬や猫にかまれたり、爪でひっかかれたりすることで感染するだけでなく、買っているペットに頬ずりしたり、顔を舐めまわされたりすることでも感染することが報告されています。もちろん、ペットを飼っているすべての人が感染する訳ではありませんが、筆者がここに経験した症例も、おさまらない咳と痰で来院した女性の患者さんが「パスツレラ菌」による感染症であるとわかり、問診したところ、10年ほど室内で小型犬を飼っているという話でした。この方は、若いころに肺炎から気管支拡張症になっていて「パスツレラ症」になるリスクが高いことがわかりました。幸いなことに、パスツレラ菌はペニシリンなどの一般的な抗生剤が有効なので、この患者さんもすぐに回復しました。
高齢者や糖尿病がある人など、免疫が低下している人が発病した場合は、菌が全身に回り命が危ない状況になることさえある。


大切なことは、ペットとして飼う動物にはもともと病原体を保有していることを理解したうえで、飼いはじめること。
そして、噛みキズ、ひっかき傷を受けないようにすること。
口のまわりを舐めさせたりしないこと。
寝床に入れない事を守ってほしいと思います】

「肺炎に殺されない」生島壮一郎著 参照
日本赤十字医療センター 前呼吸器内科部長

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