どうも、FXハムラットのハムです。
10月は海外で、AIを使って弱点を探す攻撃が相次いだと報じられ、ブラック・オクトーバーなんて呼び名まで出ています。
GMOの件もバイナンスの件も、AIによる攻撃として話題になることが多いので、実際どこまで確かめられているのか、ハムが調べてみました。
GMOの件では、11月2日の記者会見で、熊谷正寿代表が、今回の攻撃にAIが使われた証拠はない、と説明しています。
同じ会見で、AIを使った攻撃を、以前は拳銃だったのが今は機関銃だ、とたとえてもいます。証拠はないけれど、攻撃の速さと量が変わってきた、という受け止めです。
バイナンスの件では、ブロックチェーンを調べる会社のEllipticが、盗まれたお金の洗い方を分析しています。
資金洗浄は自動で行われていたものの、AIが判断していた様子は見えない、というのがEllipticの見立てです。
同じ額の送金を繰り返す。少額で新しい経路を試してから大きく動かす。失敗した送金をそのまま放っておく。AIなら、失敗したら別の経路を探しにいくはずで、そういう動きは見えなかったそうです。人が書いて、人が見張っているプログラムに近い、ということですね。
ただ、EllipticもAIが関わっていないとまでは言い切っていません。
まとめると、2つの事件とも、11月3日の時点で、AIが使われたと確かめられた事実はありません。
分かっていないことと、無かったことは別です。それでも、AIの話だけが先に広がっているな、というのがハムの正直な感想です。
それよりハムが気になったのは、速さのほうでした。
バイナンスでは、約63億ドルのほとんどが約20分で動かされました。GMOでは、管理するサーバーに入られてから見つかるまで2か月以上かかっています。
ハムはEAを作っていますが、EAって人よりずっと速く売買するんですよ。だから、何かあったときに人が気づいて止めるのでは間に合わない前提で、最大の建玉や損切りを、先にプログラムに書いておきます。
守る側も同じだと思うんです。
異常に気づいてから動くのでは、20分で終わる攻撃には間に合いません。先に仕組みで止めておく。出金先を登録したものだけにする。ログインや出金のたびに通知のメールが来るようにする。口座には、取引に要る分より多くのお金を置かない。
AIが使われていても、いなくても、この3つは効きます。
あと、AIで自然な日本語の偽メールを作るのは、前よりずっと簡単になっています。文章がぎこちないから偽物、という見分け方は、もう当てにしないほうがいいですね。偽の連絡の見分け方は6回目に書きます。
参考にした発表と記事(11月3日時点)
・GMOインターネット 第4報(2026年10月24日)
・@IT 「ネットのセキュリティもGMO」の実態 GMO記者会見を読む(2026年11月3日)
・CoinDesk 「Elliptic finds no evidence of AI use in laundering」(2026年11月2日)
・Euronews 「How the Binance hack happened」(2026年10月30日)
事件の調べは続いているので、数字や中身は今後変わることがあります。
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