【ニュースと守り④】管理者の権限を奪われると、何が起きるのか。2つの事件の共通点と、個人のいちばん大事な鍵

【ニュースと守り④】管理者の権限を奪われると、何が起きるのか。2つの事件の共通点と、個人のいちばん大事な鍵

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IT・テクノロジー
どうも、FXハムラットのハムです。

GMOの件とバイナンスの件、規模も中身も違うんですが、ハムが調べていくと、流れはよく似ていました。



GMOの件は、利用者のサーバーの1つに入られたところから始まりました。8月17日までに管理者のアカウントを奪われ、全体を管理するサーバーに入られています。そこから、利用者のサーバーに不正なプログラムが配られました。

バイナンスの件は、会社の最初の調べでは、社員のノートパソコン1台が入り口だった可能性があります。そこから出金のための署名の仕組みに届き、約63億ドルが動かされました。

どちらも、1か所の小さな入り口から、全体を動かせる権限までたどり着かれています。
管理者の権限を取られると、ふだんの守りがまとめて効かなくなるんですよね。中に入られたあとは、正しい手続きのまま悪いことができてしまうからです。



じゃあ、個人にとっての管理者の権限って何だろう。
ハムは、メールアドレスだと思っています。

証券口座もFX口座も銀行も、パスワードを忘れたときの再設定のメールは、登録したメールアドレスに届きます。メールを取られると、ほかのパスワードを次々に作り直されてしまう。メールは、個人の口座ぜんぶの管理者の鍵なんです。



初心者の方が、今日できることを順に書きますね。

メールに2段階認証を入れる。選べるなら、パスキー(指紋や顔、端末で確かめる方式)にする。
メールのパスワードを、ほかのどこでも使っていないものにする。使い回していると、どこか1か所で漏れたものが、そのままメールの鍵になってしまいます。
証券口座やFX口座でも、ログインの通知メールと2段階認証を入れる。
ふだん使うパソコンは、Windowsの管理者のアカウントではなく、標準のアカウントで使う。ソフトを入れるときだけ管理者のパスワードを入れる形にしておくと、勝手に何かを入れられにくくなります。



GMOの件で、会社は利用者に、別の端末からパスワードを変えるようお願いしています。乗っ取られているかもしれない端末で新しいパスワードを打つと、それも読まれてしまうからです。
自分の端末が怪しいなと思ったら、スマホなど別の端末から、まずメールのパスワードを変える。順番はメールが先。ここだけは覚えておいてください。



参考にした発表と記事(11月3日時点)
・GMOインターネット 第4報(2026年10月24日)
・@IT 「ネットのセキュリティもGMO」の実態 GMO記者会見を読む(2026年11月3日)
・Euronews 「How the Binance hack happened」(2026年10月30日)

事件の調べは続いているので、数字や中身は今後変わることがあります。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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