【投資と心理72】1回負けたあと、有利な賭けに乗った人は40.5%に減った。感情の働きが弱い人たちは85.2%のまま乗り続け、多く稼いでいた

【投資と心理72】1回負けたあと、有利な賭けに乗った人は40.5%に減った。感情の働きが弱い人たちは85.2%のまま乗り続け、多く稼いでいた

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の72回目です。前回は、お金の判断がいちばん上手なのは53歳前後だった、という研究でした。
今回は、負けたあとの気持ちが、有利な選択まで止めてしまう、という実験です。



実験の形はこうです。

初めに20ドル分を渡します。20回、1ドルを賭けるか、賭けないかを選びます。
賭けると、コインの表なら1ドルを失い、裏なら2.5ドルがもらえます。賭けなければ、1ドルはそのままです。

1回あたりの見込みは、賭けると1.25ドル、賭けないと1ドル。毎回賭けるのが得な作りです。
20回全部賭けても、全部賭けないより少なくなる見込みは13%しかありません。



これを調べたのが、シヴ、ローウェンスタイン、ベチャラ、ダマシオたちです。2005年の論文です。

参加したのは、ふつうの人19人と、脳の、感情を扱う部分に損傷のある人15人、ほかの部分に損傷のある人7人でした。



結果はこうでした。

賭けた回数の割合は、感情を扱う部分に損傷のある人たちが83.7%。ふつうの人は57.6%、ほかの部分に損傷のある人は60.7%でした。
手元に残った額は、感情を扱う部分に損傷のある人たちが平均25.70ドル、ふつうの人は22.80ドルです。

違いが大きく出たのは、負けた直後でした。
前の回に賭けて負けたあと、次も賭けた割合は、ふつうの人で40.5%。感情を扱う部分に損傷のある人たちは85.2%でした。

コインの裏表は、前の回の結果と関係ありません。次の回の見込みは同じです。
それでも、ふつうの人は、負けたあとほど有利な賭けから手を引いていました。



取引に置き換えるなら、負けたあとの1回だと思います。

条件は前と同じなのに、負けた直後だけ入るのをためらう。
研究の形に当てはめると、負けたあとの気持ちが、見込みの変わらない判断まで変えてしまう、ということです。

もちろん、感情は危ない場面から身を守る役目も持っています。この実験は、得な賭けを何度も選べる、という限られた場面の話です。

条件がそろったら、前の結果に関係なく入る。そう決めておくと、負けた直後のためらいが入り込む余地が小さくなります。EAなら、前の取引の勝ち負けで入り方を変えない形にできます。

前の結果に左右されずに、決めた条件で入るEAの開発のご依頼も受けています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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